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特撮レビュー第三弾は、ウルトラマンガイアです
平成ウルトラマン三部作の、最後に作られた作品です
それまでのティガ、ダイナとはかなり一線を画した内容になっています
まずびっくりしたのは、設定描写の細かさですね
「根源破滅将来体」と名付けられた怪獣達。チームを複数持ち対応を柔軟に行える正義の味方チーム。ガイアが変身した後、着地の重量に耐えられず吹き上がる土砂。反物質、コンピュータハッキング、液体金属怪獣など、SF色バリバリのストーリー
主人公高山我夢はアナライザーで、体育会系ではなく知力担当の隊員がウルトラマンに変身するのも斬新でした
そしてこの我夢が成長していくにつれて、ウルトラマン(ガイア)も成長していくわけです
もう一人のウルトラマン、アグルとの対立。その中で世界を見つめていき、アグルの光を得てヴァージョンアップした時は鳥肌モノでした
このアグルももう一人の主人公ともいうべきもので、世界を守るためには人間を絶滅させなければならないというコンピュータの導きにより、ガイアと何度か戦うことになりました(時には協力することもありましたが)
ただ、そのコンピュータも根源破滅将来体の罠で、自分のアイデンティティを崩壊させたアグルは光をガイアに託して消えていく
しかし、真の贖罪を果たすためにヴァージョンアップして帰ってきて、ガイアと共闘するようになる。これ、本来の予定では消えたままになるそうだったのですが、カムバックしてきたということからもアグルが当時どれほど人気が高かったか伺えしれます
悲しい宿命を背負ったもう一人の主人公、という立場はやはり美味しいですよね
かように大人にも視聴に耐えられるドラマで魅せてくれるガイアでしたが、その理屈っぽさが、メインターゲット層である子供に受け入れられたかどうかが少し心配です
何しろ子供はウルトラマンの活躍を望んでいるのであって、変身前とかわりとどうでもいいですからね。少なくとも自分が小さい時はそうでした(爆)
ティガ、ダイナがストレートな作品だっただけに、ガイアの異質さ(魅力でもありますが)は際立っていたと思います
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