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わりとマイナーな作品をレビューしようということで、「ジャンボーグA」です。
巨大な特撮ヒーローの大半が「宇宙人」であった時代に対し、このジャンボーグAは宇宙人から送られてきたものの巨大サイボーグという設定です。
……後で冷静に考えてみると、この「巨大サイボーグ」って怖い設定ですね。つまり改造された元生物ということですから。
その巨大サイボーグ(所属している航空会社のセスナ機が変形する)をエメラルド星人という宇宙人から授かった主人公立花ナオキが、グロース星人の侵略と戦っていくという物語です。
さて、この「ジャンボーグA」ですが、ヒーローがロボットであること以外にも色々と斬新な試みを取り入れています。ざっとあげますと、
・主人公が正義の組織の一員ではない
ミラーマンでもそうでしたが、主人公が正義の組織の一員ではありません。
・敵が固定されている
敵がグロース星人という宇宙人に固定されています。ウルトラマンAの前半のヤプールみたいなものですね。ヤプールよりも組織が如実に表されていて、敵は幹部(アンチゴーネ、マッドゴーネ、サタンゴーネ、デモンゴーネ)を順に送りつけてきます。
・主役機が2体登場する
これが一番斬新だったでしょう。途中でジャンボーグAで敗北を喫したナオキに、新しい主役機ジャンボーグ9が送られます。ジャンボーグ9は圧倒的なパワーを誇りますが、Aとは違って空を飛べないという弱点もあり、後半ではナオキはこの2体を使いわけて敵と戦っていました。
その他にも味方組織から殉職者が何人も出たり、ある意味ハードな内容で展開された侵略ものでした。最終回もグロース星人は全滅したわけではなく、戦いは終わらないみたいなにおいを残していたのも印象的です。
その持ち味はどちらかというと、東映に近いものがあり、従来の円谷作品とはひと味違うこの作品。機会があれば見てください。ちなみに番棚はジャンボーグ9が妙に好きです(笑)
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