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2019.07.09 12:50
安倍首相とそれを崇めたてまつった三原議員
全国遊説でデタラメな数字を並べて“年金は大丈夫”と振りまき、本サイトでもお伝えしたように「民主党の枝野さん」とわざと間違えるという演説を繰り返している安倍首相。その姑息さには目を覆いたくなるが、さらに驚くような光景を、昨晩、国民に向けて繰り広げた。 というのも、昨晩NHKで自民党の政見放送が流されたのだが、安倍首相とともに現れたのは、参院本会議で「民主党政権の負の遺産の尻ぬぐいをしてきた安倍総理に感謝こそすれ」「恥を知りなさい」と述べた三原じゅん子議員。そして今度は、安倍首相と並び座りながら、三原議員が安倍首相を崇めたてまつるという、醜悪な政見放送を垂れ流したのだ。
一体、どんな放送だったのか。三原議員はまず最初に、こう口火を切った。
「総理、いま国際情勢は、米中貿易摩擦、北朝鮮情勢、英国のEU離脱問題、緊迫する中東情勢など、激動のなかにあります。こうしたなかでG20大阪サミットの議長を務められました。手応えはどうでしたか?」
対北朝鮮外交では蚊帳の外、中東問題では「架け橋外交」どころか海外メディアにも批判される始末で、G20でも存在感を示したのは「エレベーターを付けたのはミス」発言で冷ややかな視線を浴びたくらい。にもかかわらず、そうしたことはすべてなかったことのようにして前振りする三原議員には唖然とさせられるが、対する安倍首相は、満面の笑みでこう述べた。
「世界は結束できる。そう信じて、精一杯、議長役を務めました」
「貿易で生まれた富がすべての人に行き渡るルールをつくることが大切です。公正なルールが必要なんですね。この点は、私はトランプ大統領にはっきり、申し上げているんです」 まったく何を言っているんだか。トランプの顔色を伺ってばかりで「首脳宣言」でも「保護主義と闘う」という文言を盛り込もうともしなかったというのに、こんなところで「トランプ大統領にももの言えるオレ」をアピールするって……。だが、さらに三原議員はこう畳みかけたのだ。
「そのトランプ大統領を大相撲に招待するなど、総理は蜜月ぶりを世界に存分に発信しておられますね」
トランプ大統領は排外主義政策を押し出して世界から差別主義者だと非難を浴びているというのに、恥ずかしげもなく「蜜月ぶりを世界に存分に発信しておられますね」と称賛する。だいたい、その「蜜月」の内実は、言われるがままイージス・アショアやステルス戦闘機を大量購入し、貿易交渉でも参院選後には農産物の関税大幅引き下げに応じる密約を交わしていると見られ、その上、日米安保の見直しを迫られているような状態だ。
しかし、水を向けられた安倍首相は、こう断言する。
「深い関係にあるからこそ、何でも率直に言い合える仲なんです」
もう頭がクラクラしてくるが、このあとも三原議員は「世界はトランプ大統領のTwitterに釘付けです」「これまでの大統領のイメージと異なり型破りな方ですが、実際、トランプ大統領はどんな方なんでしょうか?」などと安倍首相に質問。延々と“トランプ大統領との仲良し安倍首相”PRをつづけ、安倍首相も「拉致問題の解決に向けて全力で取り組んでいく決意」とまったく成果のない拉致問題に話を繋げたのだ。
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リテラ
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2018.09.14
北海道地震が起こったにもかかわらず総裁選の投開票日延期もせず、一方で地震にかこつけて石破茂・元幹事長との論戦を避けてきた安倍首相だったが、きょう、日本記者クラブ主催の討論会に登場した。 だが、安倍首相にとってきょうの敵は石破氏ではなく、記者たちだった。
安倍政権にべったりの御用記者、橋本五郎・読売新聞特別編集委員からもツッコミを浴びせられるという展開に、安倍首相はあきらかに動揺し、お得意のキレ芸や詭弁を連発。そしてついには口にしてはならない言葉まで吐いてしまったのだ。
まずは、きょうの討論会を振り返ろう。討論会の第一部は安倍首相と石破氏の間で互いに対する一問一答がおこなわれたが、ここでは石破氏の質問をはぐらかすなどの姿勢でなんとかやりすごした安倍首相。だが、平静でいられなくなったのは、記者クラブの代表記者が質問をぶつけた第二部だった。
前述した橋本五郎氏は「国民が思っている疑問を率直にぶつけたい」と前置きすると、初っ端から安倍首相が“終わったこと”にしている森友・加計問題を取り上げ、「(内閣)不支持の大きな理由は『首相が信頼できない』ということで、非常に深刻な問題」「『不徳の致すところ』と答えておしまいにしてはいけない。なぜそうなっているのか、そのために何をすべきなのか、お答え願いたい」と追及したのだ。
しかし、安倍首相の返答は、「私の指示や妻が関与したということは一切出ていない」「プロセスにおいては一点の曇りもない」「李下に冠を正さず」という耳にタコの定型文。具体的に何をすべきと考えているのかを訊かれたのに、何も答えなかったのだ。これには橋本氏も「国会答弁でもきちんと誠実に答えてないという声もある」と応戦したが、安倍首相は「いままでも誠意をもって答弁してきたつもり」などと返した。
だが、今度は倉重篤郎・毎日新聞専門編集委員が「幅広い意味でいえば(安倍首相と昭恵夫人は森友問題に)関係があったと思う」「安倍さんの言い方は賄賂を貰ったとかそういうかたちでは関係がなかったという、意図的に関係を狭めて答弁しているところは不信を呼ぶ」と指摘。さらに「柳瀬(唯夫・首相)秘書官がわざわざ(加計側を)官邸に呼んで助言をしている。そんなことは普通ありませんよ。『一点の曇りもない』という言葉とはあまりにも隔たった事実だと私は思う」と追及した。
しかし、この倉重氏の質問に、安倍首相は「いろんな話をごっちゃにしている」「私は答弁を変えていない」と強弁。……いやいや、「私や妻が関与していたら総理も国会議員も辞める!」と啖呵を切ったくせに、いつのまにか「贈収賄などではないという文脈で、一切関わっていない」と言い出し、挙げ句、この2つの答弁が同じ趣旨だと閣議決定。あきらかに答弁を変えたのに、「同じ意味だ」と勝手に力づくで自己正当化しただけではないか。よくこれで「答弁を変えていない」と言い切れたものだ。
この詭弁に対し、倉重氏は「役人のなかには亡くなった人もいる。非常に重要な政治責任を抱えた問題」「ある意味、総理大臣の任を辞してもおかしくないぐらいの重要な問題。安倍さんの頭のなかにその辺のことがちらりと頭をかすめたことはあったのか」と質問。だが、安倍首相は「いま一方的に倉重さんのほうからいろんな話をされましたが、追加で言わせていただきますと、柳瀬さんの話なんですが」と言い、質問には答えず、柳瀬首相秘書官の面談が加計問題の発端にはなっていないと言い訳を繰り返すだけ。
しかも呆れたことに、安倍首相は昨年の総選挙をもち出し、「国民のみなさまの審判を仰いだところ」などと胸を張ったのである。
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翁長知事は国連で「沖縄の人々の自己決定権や人権が蔑ろにされている」と訴えていた
翁長知事は2015年、国連人権理事会において英語でスピーチをおこない、基地問題は人権問題であると訴えた。
「沖縄県内の米軍基地は、第二次世界大戦後、米軍に強制接収されて出来た基地です。沖縄が自ら望んで土地を提供したものではありません。沖縄は日本国土の〇.六%の面積しかありませんが、在日米軍専用施設の七三.八%が存在しています。
戦後七〇年間、いまだ米軍基地から派生する事件・事故や環境問題が県民生活に大きな影響を与え続けています。 このように沖縄の人々は自己決定権や人権をないがしろにされています。 自国民の自由、平等、人権、民主主義、そういったものを守れない国が、どうして世界の国々とその価値観を共有できるでしょうか」 「私は、あらゆる手段を使って新基地建設を止める覚悟です」(翁長雄志『戦う民意』KADOKAWAより引用) 「間違っているのは私たちなのかどうか、沖縄の置かれた状況を世界の人々がつぶさに見て判断してほしい」──そうした思いから翁長知事は演説をおこなったが、しかし、この行動に菅義偉官房長官は「強い違和感を持っている」などと噛みつき、こう言い放った。
「19年にわたって多くの沖縄県関係者の協力を得ながら適正な手続きで進めてきた。そうしたことを踏まえない翁長知事の主張は国際社会で理解されないと思う」
県民が選挙で「辺野古新基地建設反対」という明確な民意を示したのに、菅義官房長官は話し合いを求める翁長知事の面談を繰り返し拒否。その上、安倍政権は基地反対運動を強権的に排除する姿勢を強め、挙げ句、「翁長知事の主張は国際社会で理解されない」と断じたのだ。
しかし、今回の国連人種差別撤廃委の勧告が示すとおり、「国際社会で理解されない」のは、自国民を蔑ろにする安倍政権の姿勢のほうなのである。
今回出された勧告に法的拘束力はないとはいえ、日本は人種差別撤廃条約の締結国であり、勧告を無視することは国際社会からの不信をさらに強めることになる。これは日本に対する重大な警告だ。
だが、それでも安倍政権は沖縄に「国に楯突くな」と言わんばかりに、基地の押し付けという苦痛を与えつづけていくことははっきりしている。沖縄では9月30日に知事選の投開票がおこなわれるが、この選挙が沖縄の分水嶺となることは間違いない。
(編集部) |
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2017年本サイトの直撃に答える山本太郎氏 (撮影/編集部)/pre> 昨日、本サイトでも記事にしたように、フリーアナウンサーの久米宏が4日のTBSラジオ『久米宏 ラジオなんですけど』で安倍政権による東京五輪ゴリ押し開催を痛烈に批判したが、この放送回では五輪の話題とは別に、あの山本太郎参院議員がゲストとして登場。久米と一緒に、かなり踏み込んだトークを展開した。 そもそも山本といえば、本サイトでも取り上げてきたように、国会では他の野党議員が恐れて訊こうとしない鋭い質問を連発して話題になっているが、一方でマスコミからはほとんど無視されている。たまにテレビやラジオに出演しても、マイナーな番組であることが多い。
しかし、今回はラジオとはいえ、久米宏という大物司会者の人気番組に登場した。いったいどういう話を繰り広げるのか、注目していたわけだが、山本と久米は冒頭からフルスロットル。いきなり、原発と東京電力タブーに切り込んだ。まず、久米から政治家になった理由について訊かれた山本が、原発事故によって「国」についての見方が一変したことをこう語った。
「東電原発事故っていうのが自分の生き方が変わるきっかけになったことかもしれないですね。そのあと、国がどう対処するのかということに対して、あ、国は人々の命を守る気がないんだなって事柄にどんどん出会っていくわけですね。たとえば追加で被曝する限度みたいなものが、年間1ミリシーベルト以下に抑えるという話が、こどもたちも20ミリまでOKって話になったと。この数字はなんだったのかと調べてみたら、放射線管理区域の年間相当のかける4倍、これが20ミリだということに気づいて。あっ、なるほど、国とは形だけのものであって、たとえば目先のカネだったりとか企業との繋がりのほうを大事にするんだなってたことで、自分のなかで生き方が変わったというか。いままでの自分がメルトダウンしていくというか、メルトスルーしていくという状況なんですかね」
すると久米は、自らマスコミ・芸能界に原発タブー、東電タブーがあることを指摘。山本との間でこんなやりとりを行った。
久米「あのー、福島の原発事故が起きるずいぶん前から、有名な月刊誌だとか印刷媒体だとか、もちろんテレビもそうなんですけど、もう日本はカチっとした“あるシステム”ができていてね。東電というのは大スポンサーで。原発は安全だっていうキャンペーンもずーっとやってたんですよ。いろんな著名なタレントさんがそれに出て、原発の内部に立って笑ってる写真とかでキャンペーンやってきて。広告代理店も、もちろん芸能界で職を食んでいる人というか、生きている人たちも、原発に関してずっと流れがあったわけだから、つまり東電に対して、反旗を翻すようなことは絶対に言えないという土壌ができているなかで、山本さんが俳優さんだったのに『原発は危険だったんだ、いままでの東電のキャンペーンは嘘だったんだ』って言うのは、普通は言えなかったことだったんですよね」
山本「それ、ただ単に私の堪え性のなさというか(笑)。我慢できないタイプだったんで、我慢せずに言っちゃったら、やっぱり仕事はどんどんなくなっていくっていう現象が起きたということなんですけど」 久米「それはだから、原発事故を起こした後に(原発批判を)言っても仕事がなくなっていくという、この、なんて言いますかね、つながっちゃってる恐ろしさね。本当は、東電はあそこで悔い改めて、そんなことは全部なしにして、是とする意見は是とするべきだっていうふうに、生まれ変わるべきなのに、それがないんですね、この国は」 山本「ないですね。しかも、メディアとしても、そこらの企業が事故を起こしたわけじゃなくて、東電とかそういう大きな電力という絶対必要的なインフラを持つ権力がこのような事故を起こした場合には、間違いなくまた復活しますよね。しばらく静かにした後にっていうか、ことが落ち着いたあとには復活するだろうから、それはスポンサーとしてずっと続けられる話ですよね」 |
NHK NEWS WEBより
定例の閣議をも取りやめて異例の休暇を昨日今日ととっている安倍首相。体調悪化説も流れているが、首相周辺によると「体調が悪いわけではない。つかの間の休息だ」(朝日新聞デジタル7月28日付)という。しかし、だったらなぜ年末年始やお盆でもないのに定例の閣議まで中止してまで休むのか、しっかり国民に説明すべきだろう。 だが、この異例の休暇について、本日、NHKが目を疑うような報道をおこなったのだ。
〈安倍総理大臣は西日本を中心とした豪雨や台風12号への対応に連日当たってきましたが31日、総理大臣官邸には入らず休暇を取ることにしていて、定例の閣議も開かれないことになりました〉
〈安倍総理大臣は西日本を中心とした豪雨で大雨の特別警報が出された今月6日以降、豪雨や台風12号の対応に連日当たっていて、短い休暇をとり英気を養うことにしたものとみられます〉(NHK NEWS WEB) ……は? 〈特別警報が出された今月6日以降、豪雨や台風12号の対応に連日当たっていて〉というが、どうしたらそんな話になるのだろうか。
NHKがいう「豪雨で大雨の特別警報が出された今月6日」は、安倍首相は非常災害対策本部を立ち上げることもなく、大雨にかんする閣僚会議もなし。その上、18時49分からは公邸で規制改革推進会議の大田弘子議長や議長代理のフューチャー会長・金丸恭文氏、梶山弘志規制改革担当相らと会食し、20時4分に終了。安倍首相は公邸泊した。
当初、この公邸泊は豪雨対応に備えたものなのかとも思われたが、しかし、本サイトでも報じたように、実際はこの夜、安倍首相は公邸に自民党の無派閥議員を呼び付け、総裁選に向けた囲い込みのための「極秘会合」を開いていたのだ。
しかも、6日午後からは土砂崩れや河川の氾濫で取り残された人びとによる救援要請が相次いだというのに、翌7日になっても、安倍首相は非常災害対策本部を立ち上げず、「7月5日からの大雨に関する関係閣僚会議」(図らずも5日とは「赤坂自民亭」が開催された日だ)を開催するにとどまり、この会議もたったの15分間で終了。安倍首相は正午前にそそくさと東京・富ヶ谷の私邸に戻ってしまった。
そして、このような国民の命を無視するかのような対応をとってきた安倍首相が「救命救助、避難は時間との戦い」などと言い出してようやく非常災害対策本部を設置したのは、翌8日になってのことだ。
災害は初動が肝心であり、それによって人命が左右される重大事だ。一方、安倍首相の言動は「赤坂自民亭」なる内輪のどんちゃん騒ぎにはじまり、特別警報が発令された6日も動静に記録されない極秘の会合を開き、7日も15分の会議を済ませると私邸にさっさと帰ってしまった。
この事実のどこを見て、NHKは〈6日以降、豪雨や台風12号の対応に連日当たって〉きたと言っているのだろう。これはただの「大本営発表」、そして事実に基づかない「フェイクニュース」ではないか。
本サイトでは本日、NHK政治部が立ち上げたウェブサイト「政治マガジン」が、「菅義偉、彼は何を狙うのか」なるタイトルで露骨な菅氏の官房長官続投に向けた提灯記事を掲載したことを報じた。この記事をめぐっては「菅さんが猟官運動のためにNHKに書かせたものではないか」という見方が広がっているのだが、それと今回のフェイクニュース問題も同根の問題だ。政権に食い込まれ、圧力を恐れ、媚びへつらう。それが板についてしまったからこそ、NHKは公共性ゼロの猟官運動に手を貸し、安倍首相の豪雨対応の初動の遅れを批判しないどころか、まるで初動から必死で対応してきたかのような「印象操作」を平気でやってのけてしまうのである。
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