小学4年生の時、同じクラスに大河原(仮名)というやつがいたんですな
どんなやつかと言いますと、 突然授業中に「アァー!!」と奇声を発したり、給食中に教室を走り回ったり、
クラスによくいる、落ち着きのないやつ南関東代表みたいなやつなんですな
ある日、教室で友達と話していたら、突然大河原がやってきて、
「俺、明日や○ざの事務所に潜入して、宝を盗んでくる!」 と言ったんですな
私たちは驚きを隠せませんでした
おそらく、前の日にルパン三世を見すぎたのでしょう
わたしたちは、 「そんなことしたら日本刀で切られるぞ!」と言って制しましたが、
大河原は断固として行くと言い張りました
大河原の辞書に「恐怖」という文字はなかったのです
ていうかや○ざというものがよくわかっていなかっただけという説も否めません
翌日、おのざは一人で通学路の途中にあるや○ざの事務所に行きました
二階建ての白いコンクリートで、一見、不動産屋のような建物です
裏口にドアがあり、大河原はそこから侵入することにしました
運よく、鍵は開いていました
そぉーっと中に入ると、電気は消えていましたが、うっすらと武士のよろいや、虎の屏風が見えたそうです
(誰もいないのかな?…)
と思った、その時!
「パチッ」と電気がつくと、
下はステテコ、上は裸で両肩に龍のイラストが書いてあり、パンチパーマにひげ、おまけに金のネックレスという、パーフェクト超人が現れたそうです
硬直した大河原に向かって、おじさんが怪訝そうな顔で、 「なにしてんだ?」と言うと、大河原は、 「ボ、ボールが入ってしまって…」と無理のある嘘をつきました
すると、おじさんは思い出したように、そうだ、と言い、 「ボウズ、やきいも食うか?」と言ってきたそうです
わけのわからないまま、やきいもを食べて、 おまけに、おみやげに余ったやきいも全部もらって帰りました
翌日、見事侵入ミッションに成功したという大河原に、どんな危険な目にあったのか聞いたところ、
「やきいもがうまかった」 と言ったんですな
私は思わず、「ん?」と言い返しました
それ以来大河原が、 や○ざはやきいも屋さんだと勘違いしたのは、言うまでもありません
ぐっじょお〜ぶ? 今日はここまで!
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