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***第2話*** ○ トーテムポール・店内 哀澤ビショビショになって気絶。 大の字で下半身はパンツ一枚。 サングラス半分取れている。 おばさんサングラスを取りトーテムポールのディスプレィに戻す。 そして修理の終わったメガネを哀澤にかけてやる。 おばさん、少し奥まったスペースでメガネの加工を始める。 哀澤「うーん(気が付く)」 おばさん、ちらっと横目で哀澤を見るがそのまま加工を続ける。 哀澤「(がばっと起きる)」 ズボンを穿いてない事に気付き、 哀澤「なっなんだいったい」 おばさんを見つけ、 哀澤「ちょっとあんた、俺のズボン(おばさんに詰め寄る)」 おばさん「ピッタリだった見たいね」 哀澤「はっ」 おばさん「(相変らず加工をしている)」 哀澤「なに言ってんだよ」 おばさん「メガネ(哀澤の顔を指差す)」 哀澤「ん? あぁ(かけられたメガネを触る)」 おばさん「二千五百円です」 哀澤「はっ? ふざけんなよ、メガネのネジ締めるだけで二千五百円はネーだろ、メガネドラック なんかただだぞ」 おばさん「内はメガネドラックではありません、トーテムポールです」 哀澤「んな事は解ってるよ、それにしたって高いだろ」 おばさん「ネジ止めは、500円です」 哀澤「・・・あっ? なんだまさか、サービス料とか言い出すんじゃないだろうな、あっそれとも 場所代とか・・こんな山奥に製品運ぶの大変だから割増料金だとか言うんだろ、まったく足元見 やがって、村議会に訴えてやる、俺と村長、友達なんだぞ」 おばさん「こんな小さい村、みんな村長と知り合いでしょ」 哀澤「(返す言葉がない)」 おばさん「(さっき哀澤がかけたサングラスの方を指差す)アトラクションサングラス使ったでしょ、 カヌーの激流下りだった?」 哀澤「(サングラスに目をやる)アトラクションサングラス・・カヌーの激流下り・・馬鹿、足、縄 でグルグル巻きにされて谷底に突き落とされてだな」 おばさん「あぁバンジージャンプだったのね、そっちは高いわよ、二千五百円だから合計三千円ね」 哀澤「お前イイ加減にしろよ、なんでこんなずぶ濡れになってズボンまで、なくして三千円取られな きゃいけないんだよ」 おばさん「・・・」 哀澤「なっなに、黙ってんだよ」 おばさん「あんたさ」 哀澤「なっなんだよ」 おばさん「思ったんだけど」 哀澤「ん」 おばさん「料金高いだのズボンないだの言ってる前にさ」 哀澤「あっ」 おばさん「あのサングラスなんなのか聞かないの」 哀澤「おっおーおーそうだよ、大体なんなんだ、あれは(興奮している)」 おばさん「なんだってイイじゃない」 哀澤「ばばぁテメェ自分でふっといてなんだ」 おばさん「(薄ら笑い)」 哀澤「金なんか払わないからな、二度と来るかこんな店」 出て行く・・・ すぐ血相変えて戻ってくる。 おばさん「いらっしゃい」 哀澤「ばか、ズボン帰せ、あの中に車のキーも入ってたんだぞ」 おばさん「さぁ返せって言われてもねー何処いったんだか」 哀澤「ふざけんな返せー(興奮)てめぇぇ、それにそれにだ、上着に入れてた(上着の内ポケットに 手をいれごそごそ始める)あっやぱっり、けっ携帯がない」 おばさん「新しいの買えば」 哀澤「ばか、あの携帯にはなぁ、娘と撮ったカワイイ娘と一緒に取ったプリクラが貼ってあるんだよ、 それにこの前、遊園地で一緒に撮った、写メもいっぱい入ってるんだぞ」 おばさん「そんなのまた取ればイイでしょ」 哀澤「ううぅ(泣き出す)もう会えないんだ」 おばさん「(表情が曇る)えっまさか、っそっそうお気の毒にねぇ」 哀澤「違うよバカそうじゃねぇ、もう新しいパパがいるんだ、「未来」「未来ぃ」」 おばさん「あぁそう、ようするにあなた奥さんに捨てられたのね、そんな感じするわ」 哀澤「なんだと、うるさい」 おばさん「当りみたいね」 哀澤「ううぅ(泣き崩れる)」 おばさん「情けない、どうするの諦めるの」 哀澤「うぅだってもう無理なんだろぅ(泣く)」 おばさん「まぁ方法がない事もないけど」 哀澤「えっほんとか」 おばさん「まぁね、でも一つ条件があるわ、あの、」 哀澤、話の途中に、 哀澤「じゃぁ返せ! 早く返せ! 今すぐ返せ(おばさんに掴みかかる)」 おばさん「痛っい、ちょっとあんた離しなさいよ(と哀澤に張り手一発)」 哀澤吹っ飛ぶ。 ディスプレイされている一本のトーテムポールに背中から激突する哀澤。 メガネがばらばら落ちて来る。同時に哀澤のメガネも落ちる。慌てて、かけ直すが、当然 間違えて違うメガネ。 ○ 乾いた森林地帯
哀澤の視界の先に原始人のような服装の白人達が木に菜っている果物にむさぼりついている。 哀澤「ん? 何処かで見たような・・・」 向こうから騎馬隊か迫って来る。 よくみると捕獲用の編みを二人一組で持っている。 一斉に逃げ出す白人達。 つられて逃げる哀澤。 しかしあっと言う間に騎馬隊に編みで捕獲される。 編みの中で、もがきながら騎馬隊員の顔を見ると全員猿。 哀澤「やっやぱり、猿の惑星・・・」 ***第3話へつづく*** |
トーテムポールのメガネ屋さん
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