原作は言わずと知れた村上春樹、コテコテの団塊の世代
トラン・アン・ユン(フランス人)苦労人 監督作品 元々は、ベトナムの人
ノルウェイの森を映画化するため、何度も脚本を村上春樹に送ったそうだ。
くそ長い小説の映画化は、ほんとむずかしぃ、至難の業
とりあえず、村上春樹がOKを出した時点でこの作品は、合格ってことなのだろう。
物語の中に漂流する死者キズキの存在
喜怒哀楽をあまり見せない中、感情の動きを表現しなければいけない難しい役、主人公ワタナベを演じるのは、 松山ケンイチ
いつもながら、さすがの演技だ。
人には言えない病に悩む直子役 - 菊地凛子
こちらも20代前半の役として、演じきるれる女優の数は限られる。
宮崎あおい や 上野樹里 では、まず出来ない。
ワタナベに思いをよせる小林緑役は、スレンダーモデル水原希子 この役は一見誰でも出来そうだが、
きわどいセリフなども多く、やはり清純派女優には無理。
見方によると、モテモテの主人公、ワタナベが、色んな女とただヤリまくる話にも見える。
時代背景は、60年代後半から70年代初頭、
そう行った意味では、今も昔も若いヤツの行動は対して変わりはない・・・・・・
大学で寮生活を送る、ワタナベがほぼ全編に登場する一人称に近い物語、
いわゆる団塊の世代の大学生だ、団塊の世代特有の議論大好きな、ねちっこいセリフ回しも多い。
今、どんどんリタイヤを迎えて、企業を去っていく、60歳の人たち、あの人たちにも若い時があって、
モテる奴は、数々の女と遊び、でも空しくて、
女子は女子で忘れられない彼氏がいても、別の男となんとかなってしまい、闇に中へ、
病んだ登場人物だらけの重たい作品だが、基本常にみんな愛に飢えている印象だ。
「深く愛すること。」は出来ても
「強く生きること。」は中々出来ない登場人物たち
緑 「今どこにいるの」
ワタナベ「俺どこにいるんだろ」
ワタナベの最後のセリフが暗黒のスクリーンに吸い込まれていく。
「俺どこにいるんだろ」
そしてエンドロールへ
キズキも直子も死んでしまった
愛する直子を喪い悲しみの淵に落ちても、緑に「大好きだよ」と電話してしまうワタナベ
自分はどうしてこうもあやふやな存在なのだろうか。
「今どこにいるの」
60歳を超えたであろうワタナベは、今どこにいるんだろうか。
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