驚愕の「フィリピン」 その5
チョット体調が優れず、間が開いてしまいました。 ペットを飼うという事は、当然その「ペット」の生命・幸福を担うわけですから、前回の厳戒態勢を維持し続けなければいけません。 餌とか運動とか在り来たりな事は当然想定内ですが、こんな「想定外」が連続しては「オチャメなアルツ」を自認してるオイラでも疲れてしまいます。 この日以来、散歩の時間帯とコースを変更しながら「不測の遭遇確率低下」を目論んで遭遇回避。 家での避難も功を奏して、幾何かの「平穏な日々」にスッカリ安堵していたオイラ達でありました。 我が家の目の前は「サリサリ:小さな雑貨屋」を営んでいまして、調味料やらタバコの「ばら売り:1本づつ販売」で、朝夕はそれなりのお客が来ています。 そんなクリスマスも迫ったある日、散歩の準備でもしようかとサベルを屋外に出し、リードを結んでいた時です。 サベルの「低い唸り声」に、「また猫でも来たか?」思い、サベルを宥めようと視線の先を見れば! 奴がサリサリでタバコを買ってるではないか! とっさにサベルを家に引き入れようとしたが「後の祭り」。しっかりと奴に見られてしまいました。 ヤバイ、家がバレてしまった..... 奴の日焼け顔から「隙間の空いた歯」が異様に白く輝き、笑みを浮かべてるのが否応なく理解できた。 無言で室内退避し、暫く間をおいて室外を覗いてみましたが、奴の姿は消えていました。散歩を中止する訳にもいかないので、その日はいつものコースとは真逆な方向へ散歩しました。 このコースで散歩すると「土の露出した場所」が無く、サベルの至福タイム(うんうん)に支障をきたしてしまいます。 明日からの散歩はどんなコース取りが良いかを、「オチャメなアルツ」を駆使して考えねば! 不思議なことに、ガードが堅い時に限って「不測の事態」が起こらない。平和な日々が続けば続くほど「忘れていく・都合の良いほうに考える」が人の常。「オチャメなアルツ」では尚更でございます。 そんなある日。何時もの様に散歩中、通常コースからはかなり離れた場所で「チョット一服」とタバコを取り出し火をつけた刹那、想定外の路地から 「ハーイ マイフレンド」の声と共に、二度と見たく無いと思っていたシルエットが。 果たして、奴が何時も通り「にこやか」に登場。いつもの「カマヤン」の動きではないが、しきりに手を口に運ぶ仕草をして何やら訴えています。 ヤ ツ:「タバコ切らした。くれ」 オイラ:(下手に断ると後が怖いかも知れない、タバコ1本位、イイカ〜) :1本タバコを渡す。 ヤ ツ:(なぜかライターは持っている。火を付けながら) :「この先にオレの仲間が3人いる。そいつらの分もくれ」 オイラ:「ハア〜? 冗談じゃないよ、これ最後のひと箱」 と箱の中を見せる、3本残っていた。 ヤ ツ:「オー!ちょうど3本あるじゃないか、くれ!」 オイラ:「これが最後の日本のタバコだから、ダメ!」 ヤ ツ:(タガログで何か言っている。オイラ理解不能....) またもや、サベルを急き立て、逃げるように帰宅したのでした。 *注 簡単に会話が成立してるわけでは御座いません。 語学力を甘く見ていた「祟りが」。 今回はかろうじて「プレデター」カモテ氏からサベルを守り抜くことができましたが、油断は大敵!大事なペットを食料にされないために、これからも戒厳体勢を続けていきます! また、機会が有れば後日談と追加報告を致しますので、本シリーズは一旦ここまでとさせていただきます。 またまた、ブログ「犬のクンクン」作者 河村賢一氏が粗筋を4コマにして下さいました。
(感謝、感謝、感謝、感謝、感謝、感謝)
『すべて事実、正に驚愕のフィリピン』
*マンガの中では若干の誇張が有ります。
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