四川大地震災害支援活動/慶應義塾大学坂茂・松原弘典研究室

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5枚の写真は上から
1 木ジョイントCを切り出した状態
2 同上を上から見下ろした状態
3 ジョイントの接触面 
4 職人さんとの打ち合わせ状態
5 接着剤の容器

松原弘典です、ブログではご無沙汰していましたが、坂先生、松本先生、
原野君の間では学生諸君の渡航前の施工準備でかなりメールが飛び交って
います。細かい部材は成都で調達するとしても、ともかくなんとか施工を
8月初めから開始できるように動いています。紙管は坂先生と長年おつき
あいのある国際的な紙管メーカーSONOCOが広州の工場から部材を提供して
くれることになりましたが、木ジョイントは提供先もなく、成都でなかなか
生産工場が見つからず、私が北京でサンプルを作ってまずは持っていく
ことになりました。その様子をこれから数日ここでお伝えします。

中国でこういう木工事をしてくれるところを探すのは本当に難しい。普段
付き合いのある家具工場はいくつもあるんですが、みな同じものを大量
生産することしかやりたがらない。結局北京の私の事務所のスタッフに
見つけてみてもらったのは、北京郊外の骨董家具街にある木加工専門の
ワークショップでした。普段明代清代風の骨董家具を作っている職人さんが
紙管学校建築のジョイントを作るというのも面白い話ですが。

北京はオリンピックで職人さんがみな地方に帰っていて、人件費があがって
いたりするのもなかなか製作を困難にしています。

今回作るワンスパン用のジョイントは全部で3種類5個あって、みな紙管を
差し込むおさまりになっています。ジョイントAが頂部で1つ、Bが切妻屋根と
壁のぶつかる部分で2つ、C が地面との接触面で2つ必要です。

まず一番簡単なジョイントCを作っています。直方体の上に紙管を差し込む
八角形の柱が乗っているものです。実際はそれを縦割りにして製作し、
最後に接着します。

1枚目の画像で下の直方体と上の八角柱の塊がわかると思います。まだ柱は
八角形に切りだされていません。紙管は内径204ミリで、今回それに内接する
八角柱になります。

2枚目の画像で柱のトップに八角形の線が描いてあるのが見えると思います。
ここに紙管を差し込んで側面からボルトで留めます。なおこの角度から、
木塊がワンピースでなくいくつかの木板を重ねあわせたものだということが
わかるでしょう。実際は手作り集成材のようなものになっています。

3枚目はジョイントを縦割りにした接着面です。空隙があるのは古い木材を
再利用しているからですが、隙間があると強度上問題なので、これらに
ついては空隙部分のあるところはカットして、再度隙間のない板を接着して
もらうように指示しています。

4枚目は打ち合わせの様子。ここの工場は各地からの職人さんがいますが、
江蘇省出身者が多いそうです。月給は1200-3600元程度。

5枚目は接着剤の容器。2液性のエポキシ系接着剤を使用しています。

つづきはまた後日。

なおここで建設に従事する中国側のボランティア学生も募集かかってます。
みなさんもがんばって中国まで来てください。
http://wenchuan512.blogbus.com/logs/25694451.html
(松原弘典)


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