日本バプテスト川越キリスト教会 Baptist Kawagoe

加藤享牧師,山下誠也協力牧師の礼拝説教・教会週報のメッセージ、イベント・行事案内

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2013519日川越教会
美しい足よ(後半)
         加藤 享
(前半より)
[2] 弟子たちの足を洗われた主イエス
 ヨハネ福音書が記す主イエスのお姿が浮かんできます。4章にサマリアの町はずれの井戸端で、真昼時に人目をしのんで水を汲みにきた女性に、主イエスは言葉をかけられました。主との会話を通してこの女性は、主が待望の救い主ではと思い始めました。彼女は水がめをそこに置いて町に行き、人々を連れて来ました。この時主は弟子たちにおっしゃいました。(4:3542
 「あなたがたは『刈り入れまでまだ4ヶ月もある』と言っている。目を上げて畑を見るがよい。色づいて刈り入れを待っている」主はサマリアのこの女性の中に、サマリヤの人々の救いという収穫の最初の一束を見ておられたのでした。そして事実、それから二日間滞在して、多くのサマリア人を救いに導かれたのでした。主イエスは、将来の出来事を今に引き寄せて、見据えておられるお方でした。
 
 その主イエスが十字架にかけられる前の晩に、弟子たちと最後の食事をおとりに なった時のことです。食事の前に上着を脱ぎ、たらいに水を汲んで弟子たち一人ひとりの足を洗い、腰にまとった手拭いで拭きました。(13:4〜5)主は何故、弟子たち皆の足を洗われたのでしょうか。勿論、身を低くして謙遜に仕え合うことの大切さを教えるためでした。しかしそれだけではありません。
 
最後の晩餐の後、主が逮捕されるや弟子たちは皆逃げ散ってしまいました。弟子の筆頭ペトロなどは、イエスを知らないと三度も嘘をついて我が身を守ってしまいます。しかし主はその先を見ておられるのです。主の十字架の死によってもたらされる救いの福音は、この弟子たちの足が、全世界のすべての人々に、告げ知らせることを。
 
山々を行き巡り、良い知らせを伝える者の足、平和を告げ、救いを告げ、恵みの良い知らせを伝える足は、なんと美しいことか――ですから主イエスは弟子たちが逃げ散る前に、十字架の福音を告げる伝道者の足の美しさを、弟子たち一人一人の足にご自分の手で直接ふれて、伝えられたのではないでしょうか。
 
 十字架の死の後で墓に葬られた主は、三日目の朝に復活して弟子たちの前にご自身を現して、彼らにお命じになりました。「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そしてエルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土、また地の果てに至るまでわたしの証人となる」(使徒言行録1:8)そしてその約束通りに、50日たった五旬節の朝に、聖霊が弟子たち一人ひとりの上に豊かに注がれて、彼らは皆、世界の色々の言葉で福音を語る伝道者になったのでした。
 
 キリスト教徒を迫害していた熱心なユダヤ教徒のパウロも、復活されたキリストと出会って回心し、聖霊に導かれて、福音を世界に伝える伝道者として生涯を献げました。彼もローマの信徒たちへの手紙にイザヤの言葉を引用しています。「聞いたことのない方を、どうして信じられよう。また、宣べ伝える人がなければ、どうして聞くことができよう。遣わされないで、どうして宣べ伝えることができよう。『良い知らせを伝える者の足はなんと美しいことか』と書いてあるとおりです。」(ローマ1015
 
[] イザヤの予言の成就
 イザヤは、今日の予言に引き続いて、「主の僕の苦難と死」を語りました。(52135312)「見よ、わたしの僕は栄える。はるかに高く上げられ、あがめられる」と語りながら、そのお方は「輝かしい風格も、好ましい容姿もない。彼は軽蔑され、人々に見捨てられ、多くの痛みを負い、病を知っている」「わたしたちは彼を軽蔑し、無視していた。彼が担ったのはわたしたちの病、彼が負ったのはわたしたちの痛みであったのに、わたしたちは思っていた 神の手にかかり、打たれたから彼は苦しんでいるのだと」「彼が刺し貫かれたのはわたしたちの背きのためであり、彼が打ち砕かれたのは、わたしたちの咎のためであった」「彼の受けた懲らしめによって、わたしたちに平和が与えられ、彼が受けた傷によって、わたしたちは癒された」「わたしの僕は、多くの人が正しい者とされるために、彼らの罪を自ら負った」「多くの人の過ちを担い、背いた者のために執り成しをしたのは、この人であった」
 
 イザヤが死んで700年後に、ベツレヘムの馬小屋で誕生したイエス・キリストは、この予言通りの生涯を送られ、十字架にかけられながら、「父よ、彼らをお赦しください」と祈りつつ、自分を十字架につけた人々の罪を、ご自分の身に引き受けて死んで下さいました。そして一切の暴力を否定し、愛し合い重荷を負い合って共に生きていく十字架による平和の道をお開きになりました。
 
今日の予言の終わり、5210節に「地の果てまで、すべての人が わたしたちの神の救いを仰ぐ」とあります。そうです。世界の究極の救いと平和は、この十字架の救い主イエス・キリストのもとに、全ての人が集まり、その御言葉を聞き、示される愛の道を歩むことによってもたらされるのです。
 
今日は十字架から50日たった聖霊降臨の記念日(ペンテコステ)です。弟子たちが 聖霊を頂いて世界に良い知らせを告げる美しい足となって、働き始めた記念日です。私たちも、聖霊の豊かな降臨を、心を合わせて祈りましょう。
 
そしてこの救い、この平和の知らせを、わたしたちも家族に、友人に、日本のすべての人々に、世界のすべての人々に、知らせていきましょう。聖霊として今も私たちと共にいてくださる主イエスは、わたしたちの足をも洗って、「いかに美しいことか、山々を行き巡り、良い知らせを伝える者の足は」と呼びかけて下さっておられます。  完
 

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