日本バプテスト川越キリスト教会 Baptist Kawagoe

加藤享牧師,山下誠也協力牧師の礼拝説教・教会週報のメッセージ、イベント・行事案内

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20131117日川越教会
いと小さき者から
加藤 享
[聖書] ミカ書5章1節
 エフラタのベツレヘムよ お前はユダの氏族の中でいと小さき者。 お前の中から、わたしのために イスラエルを治める者が出る。 彼の出生は古く、永遠の昔にさかのぼる。
 
マタイによる福音書2章1〜8節
 イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、 言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」 これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。エルサレムの人々も皆、同様であった。 王は民の祭司長たちや律法学者たちを皆集めて、メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。 彼らは言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者がこう書いています。 『ユダの地、ベツレヘムよ、お前はユダの指導者たちの中で 決していちばん小さいものではない。お前から指導者が現れ、わたしの民イスラエルの牧者となるからである。』」そこで、ヘロデは占星術の学者たちをひそかに呼び寄せ、星の現れた時期を確かめた。 そして、「行って、その子のことを詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。わたしも行って拝もう」と言ってベツレヘムへ送り出した。
 
[] 大きくなろうとする誘惑
 先週の新聞には徳洲会病院グループの徳田理事長一族あげての衆議院議員選挙違反が、連日にわたり大きく取り上げられました。今から40年ほど前に鹿児島県南の島々に、救急医療を十分に施す病院をと叫んで徳洲会病院を建てようとした若い医師徳田虎雄さんの 報道を読んだ記憶があります。その徳洲会病院グループが今日では、日本全国に350施設、医師職員27000人の巨大なグループになっていたとは、驚きました。
 
 病院の設立には県庁の認可が必要です。若い医者が県庁に申請に行っても課長の応対どまりで、地元の医師会の反対にあうと認可がおりません。政治力の必要を痛感して、徳田さんは鹿児島県で衆議院選挙にうって出て、3回目にやっと当選しました。すると県庁に行ってもすぐに知事と面会でき、病院認可もスムーズにいくようになったのだそうです。こうして病院の発展のための衆議院の議席確保が息子にも受け継がれ、組織上げての選挙活動が継続されてきたのでした。
 
 さらに選挙活動には建設・設備業者も動員されたと報道されました。一つの病院開設に80億円かかります。不況の中でそのような工事に参加できることは、業者にとって大きな助けです。こうして徳洲会の威力は拡がっていったのでした。徳田一族の利得は膨大だと報じられていますから、いずれ経理の不正にも捜査が及んでいくでしょう。
徳洲会グループが大きくなるほど、全国の医師会との軋轢も大きくなります。ますます政治家たちの間に支持を拡げていく政治力が必要になります。良い医療の普及をという若い医師の理想と情熱から始まった徳洲会病院の働きが、力が増すにつれて悪にまみれた組織に成り果ててきたとは、本当に残念であり、また恐ろしいことです。
 
[1] 預言者イザヤとミカ
 今日の聖書は旧約聖書の預言書の一つミカ書です。ミカは、サマリアを都とする北王国が紀元前721年にアッシリヤに滅ぼされるという歴史の激動期に、あの大予言者イザヤより少し遅れて南王国で預言者として働きました。イザヤは貴族の出でエルサレムの都で活動しましたが、ミカはエルサレムから南西40kmのモシェレト・ガトという農村地帯出身の庶民でした。ですから貧しく虐げられた人々の立場から、都に暮す権力を握る豊かな者たちへの神の裁きを語りました。
 
ミカから100年後に、エレミヤがエルサレムの神殿で神の裁きを語り、死刑にされようとした時に、幾人かの長老たちが立ち上がり、預言者ミカの名をあげてエレミヤを弁護しています。エレミヤ書2617節以下を紹介いたしましょう。
 
この地の長老が数人立ち上がり、民の全会衆に向かって言った。「モレシェトの人ミカはユダの王ヒゼキヤの時代に、ユダのすべての民に預言して言った。『万軍の主はこう言われる。シオンは耕されて畑となり エルサレムは石塚に変わり 神殿の山は木の生い茂る丘となる』と。ユダの王ヒゼキヤとユダのすべての人々は、彼を殺したであろうか。主を畏れ、その恵みを祈り求めたので、主は彼らに告げた災いを思い直されたではないか。我々は自分の上に大きな災いをもたらそうとしている。」
 
 地方の庶民の一人であるミカでしたが、彼の預言は100年後にも、このように心ある人々の間に覚えられていたのでした。憲法記念日を迎えた今年の5月5日に、私はイザヤの  有名な預言から「剣を鋤に 槍を鎌に」と題して説教をしました。イザヤ書2章の預言です。
 
「終わりの日に 主の神殿の山は、山々の頭として堅く立ち どの峰よりも高くそびえる。国々はこぞって大河のようにそこに向かい 多くの民が来て言う。『主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。主はわたしたちに道を示される。わたしたちはその道を歩もう』と。主の教えはシオンから 御言葉はエルサレムから出る。主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし 槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず もはや戦うことを学ばない。」
 
イザヤのこの素晴らしい預言は、そのままミカ書の4章1節以下にも記されているのです。この預言は、ミカがイザヤから聞いて語ったのでしょうか。イザヤがミカから聞いて語ったのでしょうか。関根正雄先生は別の預言者の言葉を、二人がそれぞれ引用したのだろうと解釈しています。いずれにしても、世界の究極の平和を、このように民に語った  預言者ミカは、イザヤと共に優れた預言者でした。

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