日本バプテスト川越キリスト教会 Baptist Kawagoe

加藤享牧師,山下誠也協力牧師の礼拝説教・教会週報のメッセージ、イベント・行事案内

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[聖書]使徒言行録1章3〜11節
イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。 そして、彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられた。「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。 ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからである。」
さて、使徒たちは集まって、「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」と尋ねた。 イエスは言われた。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。 あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。 イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、 言った。「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」

[序] 歴史の主役は?
中国では去る10月1日に建国60周年の大軍事パレードが北京で行なわれました。厳しい警戒体制・報道管制だったようです。世界的な景気低迷のなかで経済回復の牽引力になっている人口13億の大国が、これからアメリカとどのような関係を結んで、世界を リードしていくのでしょうか。日本とはどのような付き合い方をするのでしょうか。注目されています。共産党の一党独裁政権が、組織の腐敗堕落を克服して、国内にどれだけの一致と平和を打ち立てていけるか。大変ですね。民衆の間には、政府公認の教会の他に、非公認の地下教会が無数に増え広がっているようです。聖書が求められています。

一方、昨日2016年のオリンピックの開催地がブラジルのリオデジャネイロに決まりました。国連総会のデヴューで注目を集めた鳩山首相も応援演説に引っ張り出されましたが、マドリードに次ぐ第三位の支持でした。東京都の石原知事は大変な熱の入れ方でしたが、国民の多くはクールだったのではないでしょうか。そんなことにお金やエネルギーを使うより、取り組むべき大切な課題があるという思いが私などにもあります。それにしても今回の招致運動にどれほどのお金が使われたことか。何か勿体ない思いがします。

政治の指導者たちは、それぞれがこうしなければならないと思う事を、叡智と力を尽くして行って歴史を進めていこうとします。しかしなかなか思い通りにはいきませんね。聖書には「人の心には多くの計画があるが、神の御旨のみが実現する」(箴言19:21)という言葉があります。必死になってやるのですけれども、後で振り返って見ると、結局は私たち人間の思いや力を超えて、神さまの御旨が実現されていくことになる。そしてそれでよいのだと、私たちクリスチャンは信じています。歴史には神さまの意志が働いています。

聖書教育は10月から12月末までの三ヶ月間、使徒言行録を学びます。イエスさまが十字架にかかり、墓に葬られ、復活されて弟子たちと40日間を過された後に、天に上っていかれました。それから教会の伝道の歴史が始まったわけです。その働きの主役は  聖霊さまです。今日はその第一回目です。

[1] 世界のすべての民を救う救い主
弟子たちは復活されたイエスさまに尋ねました。「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」選ばれた神の民という選民意識の強いイスラエルの人たちです。紀元前1000年頃のダビデ王とその息子ソロモン王時代が、民族として一番輝いていました。その後国は分裂しアッシリヤやバビロンに滅ぼされ、ペルシャやローマの属国にされてしまいました。神さまは救い主メシヤを送って、国を建て直して下さると人々は待望していました。その期待のなかで誕生されたイエス・キリストです。人々は幾度となく、イエスさまを王として担ぎ上げようとしました。

しかしイエスさまが進まれた道は十字架の死でした。期待をこめてイエスさまに従って来た弟子たちは、失望落胆しました。散り散りになりかかりました。その時に主は復活して弟子たちの前に再び現れて下さったのです。弟子たちは元気を取り戻しました。そしていよいよイスラエル再建に着手して下さると期待したのでした。それに対するお答は、弟子たちの期待とは全く異なるものだったのです。

「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」聖霊をいただき、イエスの証人として地の果てまで出て行くという任務を与えられたのでした。これはどういうことだったのでしょうか。

使徒言行録の著者ルカはその前にルカ福音書を書きました。その福音書の書き出しがイエス・キリストの誕生ですね。誕生後33日の清めの期間が終ると、ヨセフとマリアは 嬰児イエスを連れて、エルサレムの神殿に参詣しました。すると救い主の誕生を祈り待ち望んでいたシメオンとアンナという二人の老人が、聖霊に導かれて嬰児イエスと出会い、抱きかかえて神さまを讃美しました。

「主よ、今こそあなたは、お言葉どおりこの僕を、安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです。これは万民のために整えてくださった救いで、異邦人を照らす啓示の光、あなたのイスラエルの誉れです」(ルカ2:29〜32)

シメオンが聖霊に導かれて嬰児イエスに見た救いの光は、世界のすべての民が救われる備えだったのです。私たちの関心事は、先ず自分と身の回りの者たちのことになりがちです。ことに老年になって体が動かなくなり、生活の範囲が狭くなるほど、私たちの祈りの世界は狭く小さくなるものです。しかし聖霊の導きを受けながら日々に祈る老人 シメオンやアンナは、神さまの備える救いが、世界のすべての人に及ぶと示されていたのです。ルカはその信仰に立ってイエス・キリストのご生涯を記していきました。

そしてルカは福音書の最後を、旧約聖書に書かれてある事柄を悟らせるために、復活の  イエスさまが弟子たちの心の目を開いておっしゃった言葉で締めくくっています。「こうしるしてある。キリストは苦しみを受けて、三日目に死人の中からよみがえる。そして、その名によって罪の赦しを得させる悔い改めが、エルサレムから始まってもろもろの国民に宣べ伝えられる。あなたがたはこれらの事の証人である」(口語訳)

こうしてルカは、弟子たちが約束の聖霊を注がれ、主イエスの証人となり、エルサレムから始まって、ユダヤとサマリアの全土、そして世界の果てにまで至る宣教活動・使徒言行録を書き記したのでした。その宣教内容は「イエス・キリストによる罪の赦しを得させる悔い改め」です。


(後半につづく)


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