六本木の隠れ家でカクテルを飲める一人でやってるショット・バー

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☆Bar.のカウンター

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☆Bar.のカウンター

「ブビンガーというんですが、どうでしょう。」

1998年5月のと或る晴れた日の午後、
Bar.の内装を行う事になった担当者が言った。

ブビンガーは、
当時では、まだ、バーのカウンターとかには
そんなに使われていなかった材質で、
水に沈むほど重く、硬い物もあるらしい。
高級家具調コタツの天板とかに使われるという事だ。


自分の発注は、
板張りの床、腰板の高さ、カウンターの高さや幅、
バックバーのサイズに店内の色、イメージ
昔ながらのバーバーチェアー・・・ets.。

そして、カウンターには、お金をかけてくれと注文した。

世の中には、バーのカウンターの材質に
大理石やら鉄板やらがあるが、
やっぱり、木。
ベニヤの張りではなく、活きた無垢の材質が好い。

聞くところによると、
例えば、百年生きた木を切り、よく乾燥させて建てた
建物は軽く百年以上はもつという。
コンクリートの比じゃない。

世界最古の木造建築物も日本にある。

古くなればなるほど味が出る。

酷く痛んだら削ればイイ。
それがまだ、この上ない味になる。

無垢材ならではの活きた表情がある。
乾燥すれば、乾くし、湿度があれば膨れる。

カウンターは本当に生きているんです。

静かな晩にお客様が一人でグラスを
傾けている時のカウンターの表情と、
賑やかな晩のカウンターの表情は違います。

十年前にBar.がオープンした時とは、
カウンターの表情も違います。

このカウンターを納入する時は大変でした。
あと、1僂任眥垢い函店内に入りませんでした。
向かいのお店の扉が開いている時しか
納入のチャンスが無かったのです。

天板として設置された時、
このカウンターは、
既に堂々と、Bar.の顔になっていました。
このカウンターは、
この先、何十年も、幾人もの人の人生を覗く事になるんだと想い、
一生このカウンターと付き合っていきたいと想いました。

Bar.に集う人々の
喜び、悲しみ、憂い、切ない想い、滞り、
笑顔、くつろぎ・・・・ets.

その一瞬、その時の人達を
このカウンターは見つめてきました。

中には、過去に一度しかBar.に訪れなかった人の
人生の節目に立ち会う事もありました。


人々の想いが沁み込んだBar.のカウンター。

今夜も、
カウンターは何も変わることなく、
静かに佇んでお客様をお待ちしています。

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Bar.のカウンターって、距離感があるかもしれません。

お姉さんの居るクラブは、同席します。
会話も密な話をして、接客も近いです。
レストランは、通常、対面カウンターでは、ないので、
バーより距離感はあります。
決めの細かいサービスがあってもある程度の距離感があります。

バーのカウンターは、近すぎず、遠すぎずでしょうか。

昔のサントリーのCMで、
ピーター・フォークが出ていたシリーズで
好きなものがあります。

以下、CMシーン・・・・
彼と喧嘩した彼女がカウンターで一人で落ち込んでいる。
バーテンダーに扮したピーター・フォークが一言、
「映画は、好きですか?映画はいつもハッピーエンドなんですよ」
彼女に笑顔が戻る。


その女性のお客様に「どうした・・こうしたと」
私生活に踏み込みすぎず、
見捨てることも無く、
この距離感が心地好かったりするのでしょうか。

2007/12/16(日) 午後 1:09 [ bar*423*57* ] 返信する

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