旅人酒場 〜1杯やってかない?〜

慌ただしく過ぎていく毎日。でも、空は見上げよう。

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[ 2009/5/9 ]

ラパヌイ(イースター島)を後にして戻ってきたチリの首都・サンティアゴ、島で数日過ごした後では
何となく物足りなさを感じて「ここに戻ってきたんだ!」という感じがしません。

いつかの虚脱感とそっくり ― あ、グアテマラの村を出たときと同じだ!
スペイン語学校に通ったグアテマラの村、あそこも村中の人がみな挨拶してくれる
あったかい場所でした。洗濯機など無く、民族衣装の女性たちが夜明け前から冷たい
湖に浸かり洗濯、買物は村の市場…あの村を出た時の気持ちによく似ている。

何でも揃って便利な都会に一番欠けているのは、人間らしさ?素直さや思いやり?
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町に出ると、週末が母の日とあってあちこちにお花やプレゼントを並べた露店が
出ていました。人々で賑わう歩行者天国、私もいろいろ見ながら散策。
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「何が起きたの?」
人ごみから急に男が飛び出してきて一目散に走って行きました。露店を見ていた
女性をなぎ倒して、商品を蹴散らしながら。それを追う男たち。一瞬、すごく怖かった。
どうやらお店の商品を盗もうとしたよう、取り押さえられて戻ってくるも、それでもまだ
抵抗して逃げようと必死です。目の前で起きた一瞬の出来事に、頭の中の整理ができない。

イースター島で、「ここはチリじゃなくてラパ・ヌイなんだ。」
そういった島のおじさんの言葉が蘇ってきて、とてつもなく悲しくなりました。
きっとラパ・ヌイでは目にすることの無い光景。逆に、サンティアゴに限らず都市に犯罪ははつきもの。
母の日のプレゼント選びで賑わう週末の、ちょっと悲しい出来事でした。

人ごみを離れて、どこへ行く目的もなくボーっと町歩き。夕焼けが美しかったのが印象的。
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ちょっと都会に疲れた私、急に思い立って電話屋さんへ直行!
愛と革命の詩人でノーベル賞を受賞した“パブロ・ネルーダ”が愛して暮らした地へ
行ってみようと。海沿いの静かな場所にある彼の家は、現在博物館になっています。
事前の電話予約が必要でしたが、前日の夕方でも予約リストに名前を入れていただけました。
私が敬愛するチェ・ゲバラの本でも度々出てきたネルーダの詩。愛と革命の英雄的詩人です。

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