旅人酒場 〜1杯やってかない?〜

慌ただしく過ぎていく毎日。でも、空は見上げよう。

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[ 2009/5/28 ]

パラグアイ、南米の中では貧しく地味な国でもありますが、この国には
水力発電量が世界最大と言われる『イタイプーダム』が存在します。

ブラジルと隣り合うシウダー・デル・エステの町は露店・闇市・治安の悪さで
知られていますが、イタイプーダムで働く人たちが住む町でもあります。
エステ市からオンボロバスで約20分、ダムがあるエルナンダリオスへ。
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それらしい場所で下車、無料のガイドツアーが出るまでフラフラ敷地内を
歩き回って写真撮影…「すいません、ツアーはどこから出ますか?」
「ダムの見学ツアー?ここから1.5キロ先のビジターセンターからよ」

うそっ・・・ イタイプーダムを甘く見てはいけませんでした。
何せ世界一の水力発電を誇るダム、規模が半端ありません。
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とっても親切な女性がビジターセンターに電話をしてくれ、そこから係りの方が
車で迎えに来てくれました。ホッ、これで無事ダムの見学ツアーに参加できます。
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パラグアイ・ブラジル国境を流れるパラナ河につくられたイタイプーダム、ブラジル
との共同出資・管理のもと1975年に着工、83年から迂回水路タービン3基で
発電が開始されました。現在20基のタービンを備え、パラグアイ側9基、ブラジル
側9基、予備が各1基づつで計20基の発電機があります。その規模・光景に圧巻!
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私が訪れたときはチョロチョロっとしか放水していなかったものの、ツアー開始前の
ビデオで見た大放水は一見の価値あり、さすが「世界一!」

このダムでの就労人数、最も多い時でなんと40,000人、現在でも1日に7,000人
の人たちが働いているそうです。その数にもびっくりですが、工事費も相当のもの。
当初の計画では50億ドルだった工事費が、完成時には180億ドルかかっていたそう。
(パナマ運河社が工事費の行き詰まり・伝染病の蔓延で倒産したのも納得の費用。)

「なるほどねぇ〜」と始終うなずいて終わった見学ツアー後は、イタイプー動物園へ。
ここはダム建設時、この地にいた動物たちを捕獲・保護するためにつくられました。

こんなどう猛な方々もいらしたんですね…ちょっとびっくりです。
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日本ではお目にかかれないような愛嬌のある動物たち。
その行動のかわいさにしばし夢中になっていると、見回りに来た係員さんに
「お昼休憩で一時閉館します」と言われ渋々撤退。
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パラグアイの意外な見どころ、イタイプーダムに動物園。
どちらも無料で見学でき、とっても興味深い場所です。

でも一番「へぇ〜」だったのは、こんなに立派なダムがありながらパラグアイの
電力使用量はタービン1基の半分で十分だそう。予備を含めて10基もあるのに!
残りの電力はブラジルに売電しているそうです。巨大な国・ブラジルと小国・
パラグアイ、このダムを訪れるだけでも、その規模の違いを実感することができます。

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