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色のない世界に響くのは銃声、漂うのは暴力の匂い、子どもたちが憧れるのはギャング。 ブラジル・リオデジャネイロのスラム街“ファヴェーラ”はそんな場所。住民の誰もが、 いつ殺されるか分からない不安の中で生きる。子どもは優しい子守唄を聴きながら眠るの ではなく銃声を聞きながら眠りに落ちる。 犯罪組織が軍警を撃てば、軍警は報復に5倍の住民を撃って行く。 理性も道徳のかけらもない、腐敗した色のない世界。 夢も希望も持てない散々たるスラムで最も危険な地区からアンデルソン・サーは立ち上がった。 仲間とともに結成したグループ、『アフロレゲエ』。行き場のない溢れる黒人のエネルギーを、 誰の胸にも響く音楽にぶつけること。 黒光りする細い手足の子どもたちからは、想像もできない力強いパーカッションの響き。 からだ一つで表現される、メッセージ性のあるダンス。絶望的な中から生まれた希望の リズムとダンスが見るものを熱く巻き込んでいく。 リオデジャネイロはカーニバルだけの街ではないっ!スラム発『アフロレゲエ』が希望と エネルギーを与えてくれる街でもある。そんな街のリズムが世界中を席巻しますように。 こうして平和的に問題解決を実現させている場所があるのだと。 (※本日4/5より恵比寿の東京都写真美術館で公開、一足早く試写会にて。)
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