旅人酒場 〜1杯やってかない?〜

慌ただしく過ぎていく毎日。でも、空は見上げよう。

2009-CHILE-

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[ 2009/4/7 ]

チリ南部で滞在する最後の都市となるのがプンタ・アレーナス。『砂の岬』を意味するこの町は
すぐそこにマゼラン海峡が。パナマ運河と同じく、「あーそう言えば世界史の授業で聞いたな」と。
あの頃は名前こそ知っていましたが、そこに行ってみたいと思ったことすらなかったのに…
マゼラン海峡を渡れば南米大陸最南端はすぐ、随分遠くまで来たんだな、と今更ながら思います。

町の中は南北に長いチリの南端近くだと思わせるものは無い、落着いた雰囲気です。
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坂を下ってマゼラン海峡へ。ただの海と言ってしまえばそれまで、だけどここは世界史上欠かす
事のできないマゼランが発見した海峡なのです!パナマ運河開通前はきっと活気溢れる町
だったのでしょう。今は立派なクルーズ船が出航したり、途中寄港する港としても有名です。
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さぁ、強風のマゼラン海峡を渡ろう!!
バスから船上に出るとものすごい強風でしたが、マゼラン海峡をしっかりこの目に焼きつけます!
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フエゴ島にフェリーが着くと、最南端にある町・ウシュアイアへ向かいバスは再び走り始めます。
羊の群れがバスの行く手を阻むと、羊飼いのおじさんがうまく方向転換させバスに手を振ってくれます。
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ウシュアイアはアルゼンチン領、またまた国境越え。間もなくこの旅の折り返し地点です。
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少しずつ、じんわーりワクワクしてきます♪
[ 2009/4-5 ]

チリ・パイネ国立公園へ行くために再びアルゼンチンから国境を越えプエルト・ナタレスへ。
噂で聞いていた宿へ行くと、人が集まるのも納得、国立公園に詳しいオーナーのさり気ない気遣い。
宿の近くで毎日無料のトレッキングセミナーをやっていると教えてもらい、早速参加!そして町歩き。
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きらきら輝く水面のウルティマ・エスペランサ湾。でも、この町にも冷たい風が吹きつけます。
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このところ暴風雨になることもあり、トレッキングをしてテント泊はかなり厳しそう…旅行者たちも
かなり悩んでいる様子。私も結局、朝から夜までしっかり国立公園を見て周るツアーを選びました。

それ、正解!ツアーに出る日も天気はぐずつき、国立公園内は場所によって前にも進めない強風。
そんな厳しい環境でも、かわいいグアナコちゃんたちが草を食んでいるのを見るとホッとします。
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ボリビアのウユニツアーを思い起こさせる、塩が縁取るエメラルドグリーンの湖。
なんだか入浴剤を入れたような湖は湯気が立ちそう、でもここ、ものすごく寒いんです!
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パイネ国立公園の主役でシンボル、岩峰もうっすら雪がかかりこれから訪れるパタゴニアの本格的
な冬を思わせます。あまりの寒さに手袋をしたまま写真撮影、冬の大地は来るものを拒むよう。
パイネの見所のひとつ『サルト・グランデ』という滝へは車を降りてから行き→20分、帰り→5分。
山道だからではありません、そのくらい風が強いのです。大人でも踏ん張ってないと飛ばされるー!
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グレイ氷河が流れ込むグレイ湖には、氷河から離脱して旅をしてきた巨大な氷の塊がプカプカ。
ここでも雨が強風により、ヒョウのように体をたたきつけるのですが、こんな光景を前にするとその
痛さも忘れてしまいます。パタゴニア、やっぱりここは想像を超える自然の姿が広がっています。
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ツアー最後のポイントは青い湖。雪山さえ見えなければトロピカルなリゾートでも通用しそうな
美しい色の湖です。ここまで来ると疲れと寒さで車から降りない人も…それはもったいない!
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自然の魅力と野生動物・植物の宝庫、パイネ国立公園。
そして強風が吹き荒れるパイネはまた、体力勝負の地でもありました(^o^)
[ 2009/3/26 ]

チロエ式建築の美しいチロエ島から再び海を渡りチリ本土へ。この日はチリ南北、そして
アルゼンチンへの交通の要所となるプエルト・モンに宿泊。とはいえプエルト・モンは見所が
ほとんどありません。郊外には美しい景色を望める場所もありますが、観光シーズンも終わり
町は静か。どこに泊まろうか…バスターミナルで紹介してもらったのは一般家庭。シーズン中、
自宅の空き部屋を旅行者に貸すタイプの宿なので、トイレやシャワーは家族と共同です。
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ここ、一応看板はありましたが、それが目に付かないほどちっちゃい!そして家の中では私の方が
変に遠慮してしまうこともあります。チロエ島のカストロでもこのタイプの宿で、部屋を一歩
出ると家族のリビング。彼らが食事中だったり、テレビの前を行き来したりするのは悪い気が…。
ただ、日本ではきっとない滞在形式、ホームステイともまた違うので貴重な体験でした。

さてさて、見所が無いとはいえ海沿いを散歩して歩くだけでもリフレッシュ。
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漁船しか泊まっていない港は、ツーリスティックじゃなくて生活の匂いがするよう。
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向かったのはアンヘルモ漁港。プエルト・モンから歩いて行ける漁港で市場やレストランも
あります。もちろんお目当てはシーフード、あ〜 お店の裏には貝がどっさり!
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チロエ島のカストロではサーモン定食を食べたのでここでは貝にします。貝類とソーセージや
ジャガイモなどを煮込んだお料理『クラント』が有名ですが、新鮮なものなら生に限りますっ!
「あの、一人なんですけど…」ものすごい量の貝盛り、だけど美味しくって至福の時でした(^o^)
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大満腹の大満足でプエルト・モンへ戻り町の中心まで。何の説明も無いけど素敵な建物発見↓
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チリの魚貝類を満喫したら、少しの間この国に別れを告げてアルゼンチンに向かいます。
行き先はバリローチェ。朝8時半にプエルト・モンを出たバスは山の中の国境でアルゼンチンへ。
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残念ながら、出入国手続きで乗客全員下車している間、このバス内で盗難がありました。
男性旅行者のパソコンが消えたそう。国境なんて警察がいっぱいいるのに。もしこのバスの
中に犯人がいたら…と思うと、アルゼンチン第一歩目から残念な気持ちになってしまうのでした。
[ 2009/3/24-25 ]

南北に細長い国、チリ。誰でも一度は地図を見て、チリの形に不思議な感覚を抱いた
ことがあるのでは?私は子供の頃、チリは車でちょっと行ったら国を出てしまうんじゃ…
なんて思っていました。東西南北のうち「南北」だけで場所の説明ができそうです!

首都・サンチアゴで地図とにらめっこして選んだ次の行き先はチロエ島の中心都市・
カストロ。チロエという可愛い名前と、キューバのカストロ議長を想像して
「ここに行ってみよう!」と決定!カストロまでの距離、1203キロ。

サンチアゴで泊まっていた宿の目の前からカストロ行きのバスが出るのですが、ここは
あえてネット予約。先進国チリは日本でもそうであるよう、ネット予約で予め席も選べる上
バス代も10%オフになります。このサービス、その後も何度かお世話になりました(^o^)

チロエ島へは途中、バスごとフェリーで海を渡ります。サンチアゴを出て16時間45分、
またまた予定時刻ピッタリにカストロ到着。チリ凄い…
運転席には時速と距離を計算した『到着予定時刻』が常に表示されているためでしょう。
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チリ本土とを結ぶ橋が無いチロエは島独特の歴史・文化を持ち、特にウロコ状の外壁を
持つ建築物は非常に美しいです。長距離移動でちょっと疲れていましたが、あまりに
素敵なウロコの家々が「おいでおいで」して、休ませてくれませんでした(゜o゜)
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ウロコ状の壁+カストロ湾に張り出した家々も。島だからこそ守っていけるものもありますね。
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翌日はカストロから39キロのアチャオへ。宿のお母さんがすすめてくれた静かな漁村です。
ここもまたウロコだらけ。新旧関係なく学校もレストランも漁協もカラフルなウロコづくし。
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チロエのウロコ建築のなかでも最も興味深いのが、世界遺産にも登録されている教会群です。
中南米の教会でよく見られるゴシック様式やバロック様式の要素もありながら、やはり外壁には
木造のウロコが見られる独特の『チロエ様式』なのです。内部も木がふんだんに使われています。
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チロエ、その可愛らしい名前を裏切ることのない、独特の建築様式を持つ素敵な島です。

(そういえば、チロエ島から出るときバスの下に積み込んだ荷物まで道路上で開けさせられました。
魚貝類を持ち出していないかのチェックだそう、でもそんなもの預け入れの荷物に入れる訳がない…)
[ 2009/3/20-23 ]

チリの首都・サンチアゴ、久々の大都会には地下鉄まで走っています。メキシコ以来かも…

ペルー、ボリビアと旅してくるとチリに入ってからは驚きの連続、ショッピングセンターに
足を踏み入れるのすら戸惑います。でもチリのいいところは人が明るくて優しいこと。
旅しているとたまに感じる白人優位のようなものがありません。ジロジロ凝視されて居心地
悪い思いをすることもないし、都会でありながら都会ぶっていない感じもまた好きです。
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「あと5分待って!」宿で会ったブラジル人旅行者のリカルドに呼び止められ、何故か一緒に
サンチアゴ散策(^.^)ちなみに彼、「リカルドだけどリカルジーニョとブラジル式に呼んで」と
呼び方指定でした。どこの国でも、特に首都はいろいろな旅行者が集まってきて面白いです。

サンチアゴの旧市街は高層ビルと古い建築物が共存する所。その一見ミスマッチのような
風景が、逆に美しかったりもします。立派な教会の隣はビジネスビルが建っていたり、
真新しいビルのミラーガラスに映し出されたカテドラルが歪んで見えるのもまた素敵。
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モネダ宮殿はモネダ=貨幣という名前が意味する通り1804年に造幣局として立てられました。
1846年から大統領府となり、1973年には軍事クーデターの舞台にもなった場所です。
当時ここで最後のラジオ演説を行ったアジェンデ大統領は、その後銃殺されたと考えられています。
クーデターを起こしたピノチェトは自殺と言ったそうですが、殺害されたという説が有力です。
こんなに美しく首都の見所として一番に出てくるモネダ宮殿、今は全くそんな事を感じさせません。
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サンチアゴには大都市にありがちな“忙しい”空気があまり流れず、銀行の前のミニ写真展や
街角の芸術を楽しむことができます。田舎育ちの私は、こういう首都の方が好きだなぁ…(^.^)
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高層ビルが林立するような都市では空を見上げることも少ないけど、夕暮れ時は空の色が
どんどん変化するのはどこも一緒。ちょっと立ち止まる余裕も、必要ですね!
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都会的な洗練されたお店やレストランがあれば活気ある市場もある、歴史的を感じる重厚な
建物の隣には大型スーパーや高層ビル。この町は、不思議と首都らしくない居心地の良さがあります。

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