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12月ですね!
11月は第3週までに34人のお産があり、このままいくと1か月最高49件を超えるペースと思っていたのですが、
最後で全然お産がなく、結果42人といういつもと大して変わらない結果でした。

お産が急に減った時から、クリニック横でお葬式が行われていました。
31歳の男性のお葬式(フィリピンは1週間ぐらい家にご遺体を置いて、ずーと人が途絶えないでカラオケや賭け事をしています)
実はこの男性、亡くなる10日ほど前に、遠い親類に連れられクリニックに診察に来ています。

肋骨下がカチカチで、強度の貧血、顔色は土色。主訴は腹痛
よく自分で歩けているなーーという印象でした。腹部でなにか起こっているのは間違いまりません。
私のところで何とかなるレベルではないので、早急に病院って言ったのですが、
親類は分かった、連れて行く・・と…でも貧しいが理由でそこからも我慢した様子

結局、搬送も遅れ、苦しみながら亡くなりました。

母親も数年前に亡くなっています。
兄弟は、腹違いなどであまり交流もなく、遠い親類はたくさんいるのですが、・・

いろいろな事情の下、子供たちは生まれてきます。
その後、貧しい家の子供たちは必要以上に我慢することを経験して大きくなります。
痛くっても泣かない(泣いても誰も気にしないから)
おなかが減ったら、動かない、(動くともっとおなかが減るから)
あまりしゃべらない(誰も自分の話を聞いてくれないから)

いろいろな我慢がありますが、だれからも抱っこされたり、あやされたり、かまわれることが少ない子
限られた人にだけしか関わらなかった子は大きくなったときに
社会を頼ることができません。自己表現が下手です。

「ずーと前から、視力がすごく落ちていたのよ」
「すんごく優しい子なのよ」
「黙って働いているような人だったの」

亡くなった彼を悪く言う人は一人もいません。

唯一、お酒の飲む仲間とはとっても打ち解けていたらしく、
入院中は、近所の酒仲間が交代で入院中付き添いました。

仲間が来ているときはずーと手を握り返していたそうです。

小さい時からの大切にされた経験、愛情を受けた経験があったら、彼はもっと早くにクリニックに来ていたのでしょうか?

近くで葬式があると、ピタッとお産が止まる感覚があります。
ティナの妖怪アンテナも反応します。(霊感があります)

亡くなる事が残念なのではなく、苦しみを少しでも癒せなかったことが
私の中の後悔です。まだまだ、気軽に来れるクリニックになっていないのだなと…(気軽に来なくっていい人は来るんですけど・・・)

先ほど、12月初めの赤ちゃんが生まれました。
おへそを2回首に巻いて元気に生まれてきました。
生きると死ぬが同時にあります。

ご支援に感謝しております。

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