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前回の記事の場所を出て、高速道路を少し走り直ぐに一般道に降りる。道路は市街地を抜けて海沿いに出る。 空は相変わらず鉛色、右手に太平洋を見ながら北上する。 鉛色の空と太平洋は余り遠くないところで溶け込んでいた。 海岸沿いに30分くらい走ると、この小さな漁港に出た。 駐車場から漁港を見ると、その狭い漁港には海面が見えないほど漁船がひしめいていて、この漁港よりも駐車場の方が広く感じた。 台湾の宣蘭から北部の太平洋岸は、広い砂浜も無いが大きな入り江もない。 中途半端な岩礁の間に狭い砂浜が交互に続いている海岸線では、大きな防波堤の内側に漁港を作らざるを得ない。そして漁港も少ない。 駐車場から階段を10段ほど下りると、狭い緩やかな坂道の両脇はテント張りの魚屋さんが並んでいた。 裸電球がぶら下がった店頭には、シラス、乾した小魚、茹でた鮫の肉、イカ等、諸々の加工した魚が入ったザルが並び、その上ではハエを追い払う為の電動ハタキが無表情に回っていた。 生魚は?と思ったら、水揚げされたその場所で朝市のように魚が売られていて、買い物客は海との店頭の間の狭い通路を、魚を探しながら歩く。 魚屋は漁師が直売しているらしく、家族総出の営業をしていた。 魚のハラワタを若い女性が抜くと、それを直ぐ前の海に捨てる。それを狙って今度はカモメが群がる。 この漁港で魚を買うのが目的の人は、用意周到で長靴を履いていた。 漁師直売なので、活きの良い魚が並んでいる。鯵や鯖、鱧など半分位は日本でも馴染みの魚だった。 友人はシラスを3パック買った。値段は日本の半分くらいか? シラスの隣のザルに、茹でた小さなキビナゴが盛られていた。 僕はザルから一尾取って食べた。塩味が程よく効いていて白いご飯が欲しくなった。 台湾も日本と同じく周りは海、皆さん魚がお好きなようだ。
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2009年05月09日
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