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僕の田舎では稲の刈り入れは9月上旬に終わる。この写真の田圃を見るとそろそろ刈り入れができそうな感じがするが、この田圃の稲はひこばえ(蘖、孫生え)、刈り入れが終わった稲の株から新しく出た茎に二度目のお米が実っている。 このひこばえを刈り入れ、脱穀すれば少しは収穫が出来そうだ。僕は今最初に収穫したお米を毎日美味しく頂いている。 僕が子供の頃は、ひこばえもこんなに大きくは成長しなかった。この頃の刈り入れが終わった田圃では、ゴム巻き飛行機を飛ばして遊んでいた。 そして、お正月頃には凧揚げをして遊んだ。今はもうそのような遊びをする子供たちも居なくなったが、この季節は他所の田圃に無断で入っても叱られることは無かった。 母親の法要を菩提寺で済ませ、お墓に新しい卒塔婆をたてて焼香、僕は実家での食事会を途中で抜け出した。倉庫で弟の長靴と鋸を持ち出して、3枚目の写真の竹林で孟宗竹を1本切り倒した。 それを竹薮で10節程輪切りにして持ち出し、四つ割りにして梱包した。父親が生きていた時に「竹は11月下旬の闇夜の頃に伐ると、寒竹と言って一番水分の少なく脂の乗った硬い竹になる」と教わった。 高菜 また、竹とんぼでも作ろうかと思い20年ほど前に同じ竹林で伐った竹を探したら、押入れの中から2節見つかった。2節では直ぐに足りなくなるので、今回の帰省を機に闇夜には10日程早かったがもう1本孟宗竹を調達した。 今回調達してきた竹は今、ベランダで影干しをしている。20年前に調達をした竹で竹とんぼを一つ作ると、特注で刃を硬めに打って貰ったクリ小刀を研ぎ直さなければ切れなくなる。寒竹は乾かすとそれくらい硬い竹になる。 ラッキョウの花 畑には美味しそうな高菜や里芋、ラッキョウが植えられていた。朝夕の冷え込みが厳しくなると高菜の葉っぱは濃い紫色になってくる。その紫色の葉っぱで漬物を作ると高菜独特のピリピリ感があって美味しい。 例年、僕はこの高菜を送って貰い、自分で高菜の漬物を漬けている。高菜の漬物の漬け方は母親からカミサンに、そして僕はカミサンから教えてもらった。 しかし、僕の舌は祖母と母親の漬けた高菜の味を覚えていたので、塩加減は僕流に調整してある。僕流と言うよりは東京の気候に合わせたのかも知れない。 今では弟の嫁さん達や姉よりも、僕の漬けた高菜が一番美味しく仕上がっている。姉は今流行りの減塩をしているので、僕が祖母や母の味に近い正統な高菜の漬物の後継者だと思っている。
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