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高尾・高楽寺のベニシダレ・2017 撮影:2017年 4月7日 姫桜 高楽寺のベニシダレザクラは、京王電鉄・高尾駅手前、高架を走る電車の車窓から梢を垣間見ることができる。2日の日曜日朝に電車の車窓から開花状況を確認していたので、天候が回復した昨日午後に訪れた。 獨峰山高楽寺は真言宗智山派の大本山高尾山薬王院の直系の末寺。天文2年(1533年)観応上人により開山、高尾駅南口から歩いて10分くらいの距離にある。 ベニシダレザクラは期待どおり、住宅地の中にある地域に密着した高楽寺の狭い境内から、はみ出すように枝を垂らして満開の薄紅色の花を咲かせていた。 午後4時を過ぎた春の夕日の紅色も貰ったベニシダレザクラは、青空をバックにより一層色鮮やかの咲いていた。そして、桜の木の頭上には月が。 このベニシダレザクラの樹齢は250年、お姫様が笠をかぶったように見えることから、地元では「姫桜」と呼ばれているらしい。 この界隈では有名な桜の一つにもなっている、高楽寺の姫桜は見物客が多い。そのためにも色々弊害が出ているようで、お寺の裏にある墓地にはエドヒガンが植えられているが、観桜者の墓地内は立ち入り禁止になっていた。 また、朝早くから夜遅くまで開花状況の問い合わせ電話で、寺務にも支障をきたすので、辞めてほしいとの張り紙もあった。観光を目的としていないので、専任スタッフも置いていないお寺としては迷惑千万な話だと思う。 高札には「この桜の花は高楽寺に静かに眠る檀信徒の御先祖様が、1年に一度見せて頂ける笑顔でもございます。どうぞ、お心静かに仏様を拝むようなお気持ちで、拝観なさって頂けとうございます。」と、このお寺の和尚さんの法話のように書かれていた。 一年に一度、こうして綺麗なエドヒガンザクラを拝まして頂けるのは非常に有難い話で、信心深くないない人でも、この高札を読んでから観桜すれば、心静かにベニシダレザクラを観ることが出来る。 1枚目と90度異なる角度から これと同じような話だが、写真家、阿部幹雄著「生と死のミニァ・コンガ」の中に、日本全国の巨木をフォーカスに連載するために撮影して歩いた。撮影の後その巨木に対して、神社仏閣に祈るように手を合わせて、山で亡くなった仲間の冥福、家族の健康の祈りの言葉を捧げた。と書かれていた。 桜も長寿命の巨木が多い。今まで撮影の後一礼はして帰っていたが、桜というと心がときめき、とても心静かに観ることが出来なかった。この高札を読んで深く反省した。
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