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厳寒の阿寒湖 撮影:2018年 2月18、19日 夕焼けの雌阿寒岳 丹頂鶴を写してからツアーバスは好天の中を走ること、一時間半で阿寒湖に着いた。途中、白く雪化粧をした丘陵の間を走るバスの少し曇った車窓からは、北海道特有の長閑な田園風景の冬景色が見える。 流石にこの寒さでは風景の中に人影は見えない。阿寒湖手前からは雌阿寒岳の白い三角錐が見えたが、撮影のために一時停車をしてくれとは言えない。悲しいかなバスツアーの宿命だ。 ワカサギ釣りのテントが立ち並ぶ湖上 陽が少し傾いてきた。それなら日の暮れる前に早く阿寒湖に到着して、夕景色でも写したい心境だった。 添乗員からは「本日は中国の春節でホテルは混み合っています。食事はバイキング形式なので外国の方たちに負けないように召し上がってください」と、アナウンスがあった。 温泉街にバスが入ると、41年前に阿寒湖に来た時の記憶が蘇った。その時に坂の途中の民芸店で買った、大きな厚板にピリカの彫刻を施したレリーフが、今でも我が家の玄関を飾っている。 熊の置物は引越しの時に捨てて来たが、そのレリーフだけは持って来た。 ホテルに到着後、荷物を部屋に放り込んで直ぐに戸外に出た。温泉街にはアイヌの民芸店が立ち並ぶが、今回はそれにも目もくれずに、ホテルの裏側の阿寒湖上に出た。 湖上にはワカサギ釣りの色とりどりのテントが立ち並んでいる。そして、外気温は零下14度と表示されていた。 夕日はすでに山並みに沈んで居たが、その中で辛うじて雌阿寒岳の夕焼けには間に合った。 朝の阿寒湖 風呂は花火が終わってから浴びることにして食事に行った。大きなレストランは、外国人に占拠されたと思えるほど中国語が飛び交い、まさにフードファイトの様相を呈していた。 春節の期間には、我々は国内旅行を控えるべきだ。痛感した。 食事の後は花火。カシミアの厚手のセーターをダウンの下に一枚重ね着、防風パンツも重ね着する。ネックウォーマーに毛糸の帽子をかぶり、両方のポケットには携帯カイロを入れ防寒対策は万全。 湯けむりと朝の雄阿寒岳 しかし、顔だけは完全な防護は無理だ。夜間零下18度まで下がった気温の中、湖上を吹き抜ける風に当たると、皮膚が切れるように痛い。アイヌのイベントが終わると花火が始まった。小さな花火も風に流されている。その花火も15分ほどであっけなく終わった。 風呂は遅かったので混雑は避けられた。特に朝風呂は彼らにはその習慣がないのかガラガラに空いていた。エレベータに同乗したオバさんが、日本語が聞けるとホッとすると言っていた。 翌朝、食事の後にもう一度、凍結した湖上に出た。テント内のワカサギ釣りの穴は夜間には凍結する。テント内の氷結した穴の氷を除去しているオジさんが居た。 阿寒湖の氷の厚さを聞いたら、今年は60cmの厚さらしい。「この厚さなら戦車が乗っても大丈夫だよ。真水の氷は強いから」と、ぶっきらぼうに教えてくれた。
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