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三頭山山頂からの富士山 撮影:4月29日 4月末に日本も植物から作った、バイオ燃料なるものを輸入して販売を開始した。 バイオ燃料は現状ではトウモロコシ、サトウキビなどが主な原料になっている。 アメリカのブッシュ大統領がガソリンの5%をこのバイオ燃料に変えると、国を挙げて取り組みだした。 これに安倍首相、日本政府も追随している。 ゴアさんが『不都合な真実』で散々石油燃料、ガソリンを叩いたので、この取り組みは意外と世論の反発無しにスムーズに行くことが予測される。 結果的に見れば、ゴアさんの『不都合な真実』がこれを後押ししていることになり、ゴアさんが世界各国で『不都合な真実』のキャンペーンをしたのも、この為では無いかとも勘ぐりたくもなる。 ところが今、マスコミでも多く取り上げられているが、トウモロコシの相場が急騰しているようだ。 確かに石油に比べ、植物は毎年再生産が可能である。 マスコミはトウモロコシが高騰していると報道はするが、何故か?『バイオ燃料は考え直した方が良い』、『車に乗るのは少し控えましょう』とは言っていない。 それはCMの関係で口が裂けてもいえないと思うが・・・ ところが現状では、地球上の耕地面積が限られており、地球上の全人口を養うにはぎりぎりの生産量のはずである。 飽食の為にメタボで苦しんでいる人達がいるかと思えば、地球の裏側では餓死している子供達も沢山いる。 しかし森林を伐採して耕地面積を広げれば、益々温暖化が進む。 砂漠を耕地に変えて植物を栽培するなら大歓迎するが、これでは燃料として採算が取れる訳は無い。 その中で、穀物から燃料を作る事を、各国は政府を挙げて取り組みだした。 生産量が限られていれば、価格は急騰する事くらいは、素人の僕が考えても目に見えている。 バイオ燃料の原料はトウモロコシだけではないが、トウモロコシの価格が高騰すれば、食料自給率が40%の日本の食卓は混乱をきたす筈。 トウモロコシを原材料にした各種の食品、それと100%近く輸入に頼っている家畜の飼料。 肉食が好きという人は多いが、牛肉を1Kg作るのにトウモロコシを11Kg、豚肉は7Kgのトウモロコシが飼料として必要となる。 バイオ燃料に高いお金を払い、且つその影響でより高い肉と飼料を買い、大豆を作っていたアメリカの農家がトウモロコシへ転作するので、今度はお豆腐などの大豆製品のへの影響も連鎖して出る。 ガソリンの5%をバイオ燃料に変えると、必ずどこかで儲けている人がいる。 これを仕組んだのはトウモロコシに関わる米国の穀物関連の組織では無いかという事くらいは簡単に予想できる。 日本にコメの自由化をさせたのもこの人達だから。 ガソリンの使用量を5%減らすには、こんな事をしなくても簡単の減らせる筈である。 先ず、車の利用率を全体で5%減らせばよい。車の販売台数を減らしても良い。 自動車会社が燃費の良い車を作るか、排気量の小さい車にすればこれも簡単にできる。 燃料電池も有るし、他の方策は沢山ある。 他の方法に国を挙げて取り組むならまだしも、車にも手をつけない、利用者にも手をつけないで、何故か今トウモロコシが原材料のバイオ燃料なのか? 今、トウモロコシを車に食べさせる位なら、家畜が、人間が食べた方が良いに決まっている。 しかしバイオ燃料を売る方も、買って使う方も、もっと現実の問題を正しく捉え、目を見開くべきだという気がする。 売れば儲かる、使えば便利というだけで済まされる問題ではない。
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