ワーク・アウト BARONの戯言!!

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野山の花

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ジャケツイバラ・2012年

撮影:2012年 5月27日 裏高尾にて
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 二年ぶりにこの場所を訪れたが、今年もこの季節にジャケツイバラ(蛇結茨)と樅の木が造る、裏高尾の黄色いクリスマス・ツリーは健在だった。

 例年、5月の下旬に訪れていたが、今年の冬は寒かったので、ジャケツイバラの花も開花が遅れているかと思ったが、例年通りに咲いて丁度見頃を迎えていた。

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一枚目の頂上部のアップ

 一昨年と様子が異なったのは、3枚目の写真が1枚目の左側から写せるように、手前の樹木が伐採されていた。しかし、伐採された樹木にもジャケツイバラが巻き付いていたので、花のアップ写真は写せなくなった。

 僕はこの季節の高尾山には、杉の木に着生したセッコクとこのジャケツイバラを写しに行く。久しぶりに高尾山口駅で降りたが、休日の高尾山口の駅前は相変わらず多くのハイカーで混雑をしていた。

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一枚目の90度左側から写す こちらが日照側

 セッコクの開花状況を確認しながら山頂に向かう。山頂からは久々に見慣れた富士山を遠望した。山頂も多くのハイカーで賑わっていたが、山頂を裏高尾側に少し降ると空いているベンチが在る。

 駅前で買った定番の山菜おこわ弁当で腹ごしらえをして、ジャケツイバラの咲いている裏高尾に向かった。今度は登りとは逆に木漏れ日を浴びながら、静寂の登山道をジャケツイバラが咲く林道へと降る。

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3枚目の頂上部のアップ

 林道では行き交う人は殆ど居ない。たまにジャケツイバラ撮影と思しきカメラマン数人と出会う。その中に一人山菜を採っているオバサンが居た。

 何を採っているのかを訊ねたら、野生の三つ葉を採っていた。オバサンが摘んだ三つ葉の株を調べたら、数本出ている茎の一本だけを摘んでいた。これなら採取された株は1週間で再生する。これが山菜採りのルール、マナーなのかも知れない。

 5月の気持ちの良い緑の風を浴びながらのジャケツイバラ撮影行だった。

桂の芽吹き

桂の芽吹き

撮影:2012年 4月15日 裏高尾にて
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 街中のソメイヨシノが葉桜になると、裏高尾の里山では木々の若葉が一斉に芽吹き出した。その中でも小仏川に沿って植えられたこの桂の林は、他の木々に先駆けて一早く黄緑色に覆われていた。

 桂の林の中の遊歩道に潜り込んで見上げると、下のほうの枝のハート型の小さな若葉は春の陽光に輝いていた。これも今の時季だけで、上のほうの葉が大きくなると陽光も下の葉までは届かなくなる。


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 桂は一早く優しい緑色で芽吹き、秋もまた他の木々に先駆けて優しい黄色に黄葉する。そして、この桂の林は中央線の車窓からもよく見える。

 以前、車窓からこの桂の林の綺麗な黄葉が見れたので、その週末に黄葉を写そうと訪れたらもう散っていた。それ以来、桂の林の黄葉を写したいと思ってこの場所を訪れるが、何時も散ってしまった後、未だかつて桂の黄葉は写したことがない。

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 裏高尾のコーヒーショップふじだなのテラスから見る桂の林の景色も気に入っている。桂の林の上に山桜の木があるが、今年はもう散り始めていた。

 これから秋にかけては、コーヒーを飲みながら、季節と共に変化をする桂の林を観察するのも此処を訪れる楽しみのひとつだ。

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 裏高尾も山桜が散り桂が芽吹くと、これから1ヶ月は若葉の最盛期、一年で一番爽やかで活気のある緑の季節となる。

裏高尾の二輪草

裏高尾の二輪草

撮影:2012年 4月15日 裏高尾にて
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 二輪草は山野草としては珍しくも無く、この季節の低山の沢や湿気の多い低地などに群生している。以前はあまり好きな山野草では無かったが、昨日は二輪草だけを写しに行ってきた。

 裏高尾の日陰沢には二輪草の群生地が広がっているが、多くの人が踏み歩くので植生保護のためにロープを張り、立ち入り禁止区域が多く設定されていた。

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 僕は林道を少し登ると、林道のすぐ傍を沢が流れている場所がある。その沢の対岸の斜面の二輪草の群生地を沢の中から毎年写している。しかし、この斜面にも人の踏み跡が残されていた。

 昨日の日曜日、僕は京王高尾駅の高架ホームの直ぐ下にあるお寺の桜を写したかった。車窓から確認したら、目的の桜は時既に遅しでもう葉桜になっていた。

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 電車内で一瞬、高尾山に登って山桜を写そうか?日陰沢の二輪草を写そうか?を迷ったが、休日の高尾山には登りたくは無かったので小仏行きのバスに乗った。

 二輪草の群生地を前にして、沢の狭い河原でスーパーで買ってきた稲荷寿司と鳥の唐揚げを広げ、腹ごしらえをした。10Mほど下流の岸では車で登ってきた親子連れ3人がお弁当を広げていた。

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 目前1M程の浅瀬の岩陰で沢の急流を避けて4CM程の小魚が二匹静かに泳いでいた。川底の水苔とよく似た色なので、最初は魚とは判らなかったが、よく見るとヤマメの稚魚だった。

 稚魚が居ると言うことは、小さな淵にはヤマメの成魚が居る。僕が立ち上がった瞬間、子魚は僕の視界から消えた。

 数百メートル下流で合流する小仏川では、ヤマメの成魚は何度か見たことはあったが、この小さな沢で魚影を見るのは初めてだった。小魚達がカワセミにも食べられないで無事に成長してくれれば良いのだが。
 

 

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瑠璃色の絨毯・オオイヌノフグリ

撮影:2012年 4月1日 裏高尾にて
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 この季節、オオイヌノフグリは日当たりの良い野原に行けばどこにでも咲いている何の変哲もない野草だが、これだけ群生するとその景色は圧巻。しかし、これは僕だけがそう思っているのかも知れない。

 このオオイヌノフグリは裏高尾の梅林への人通りの多い道端に群生していた。スミレやハナネコノメなどの山野草、梅林の景色を目的にこの傍を通る人は多い。

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 しかし、オオイヌノフグリの瑠璃色の絨毯は写さないで殆どの人は素通りをしている。最近僕も公園などに咲いているオオイヌノフグリは写さなくなったが、これだけ群生していると話は別だ。

 道端に座り込んで写している僕を「物好きな人が居るものだ」というような目で見ながら、人は通り過ぎる。たまに僕の隣で撮影する人も居たが、誰にも邪魔をされず存分に写すことができた。

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 この日は雨あがり、地面に敷くシートをザックの中に探したが、入っていなかった。道端の草叢に直接座り込んで写していたら、お尻が何となく冷たくなってきた。まさかと思ったが時すでに遅し、下着まで濡れていた。

 何とか乾かそうとすぐ傍の乾いたコンクリートの上に暫く座っていたら、冷たさは無くなった。乾いたコンクリート道路が水分を吸い取ってくれたようで、僕のフグリは濡らさないで済んだ。

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 オオイヌノフグリ・・・可哀想な名前を付けられた代表のような野草でもあるが、秋に出来る小さな実は、犬のフグリにそっくりな形をしている。しかし、花の大きさからしてオオイヌと頭に付くような大きさでは無い。

 オオイヌノフグリの命名者は、この可憐な花たちの恨みを買っていることは明白である。

 

渓流の春の妖精・ハナネコノメ

撮影:2012年 4月1日 裏高尾にて

被写体が小さいので画像は拡大をしてみてください。
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 今年は春の訪れが遅れていたのでハナネコノメの開花予想は難しかったが、例年よりは10日程遅く、裏高尾・小下沢へハナネコノメを写しに行った。

 ハナネコノメの開花期間は1週間位と短く、ベストの開花時期には紅と黄色の蘂があるが、少し時期が遅れるとまずは黄色の蘂が無くなる。

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 いくら春の到来が遅れたとは云え10日の余裕は遅すぎた。黄色い蘂が無くなった花が多く、もう4、5日早ければベストな状態のハナネコノメを写せたはず。

 ハナネコノメは渓流沿いの湿地に群生するが、僕は1歩間違えれば水の中、渓流沿いの水辺に咲くハナネコノメを写している。ハナネコノメのバックに写っている玉ボケは渓流のせせらぎ。

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 この季節はハナネコノメを目的に訪れるハイカーが多い。僕の撮影ポイントには殆どハイカーは来ないが、この日は例外では無かった。

 一通りハナネコノメを撮影して、駅の売店で買ったパン類をホットココアを飲みながら食べていた。そこにカメラを首から下げた50代のオジサンがやってきて、僕の前を通り過ぎ、1.5Mほどの狭い渓流を渡り5M程先の岩肌に咲く、僕が撮影したばかりのハナネコノメの群生に向かっていった。

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 何とそのオジサンはハナネコノメの群生する岩壁にもたれて撮影を始めた。それを見て僕は怒り心頭に達し、「そのような撮影方法では折角咲いたハナネコノメを潰すでしょう」と、猛然と抗議をした。

 オジサンは僕の抗議にもごもごと言い訳をしながらその場を立ち去ったが、僕には何を言っているのかは聞こえなかった。岩壁に咲いていたハナネコノメは見事に潰されていた。

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 この沢は山野草の宝庫として知られ過ぎた。この季節には多くのハイカーが訪れて、スミレなどの山野草を撮影している。山野草の撮影はマクロレンズやコンデジで撮影する人が多く、山野草に近寄らないとアップした山野草は写せない。

 林道から林の中や法面に踏み入って撮影するので、スミレや山野草の周辺は踏み荒らされている。踏み跡には暫くは植物は生えないので、このままではこの周辺も尾瀬などの二の舞になりそうだ。

 今年は猪が林道の法面をくまなく掘り起こしているので、スミレの花が極端に少ない。尚更、林の中に分けいる人が多くなる。この季節の高尾山周辺は、僕にとって精神衛生上極めてよろしくない。

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