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台風一過の3連休・シルバーウィークスもやっと終わった。初日は台風が荒らしていった植木や庭の整理、天気が良かった二日目は孫と遊ぶ。最終日くらいはと少し歩こうと思い、曇空の下ハイキングへ行った。 昨夜、急遽今日のハイキングを決めたので何も準備をしていなかった。何処に行こうかと迷ったが、1箇月以上歩いていないカミサンの足には妥当な陣馬山から景信山までのコースを選んだ。 ハナハチ 陣馬山下のバス停を降りて、和田峠に向かう道路を沢に沿ってしばらく歩く。沢の水は水量が増して、澄み切った水が大きな瀬音をたてて流れていた。 20分程舗装されている道路を歩き、途中から杉林の中の急峻な登山道に入る。登山道がぬかるんでいるかと思ったが、多少濡れて滑る程度で問題は無く、陣馬山の山頂までは台風の傷跡も見ることは無かった。 カナブン 生憎の曇空で富士山は見えず、関東平野には霞が架かったようではっきりとしない。山頂でザックからカメラを出したが、曇空の下の風景は写す気がしなかった。 山頂周辺にはアザミが群生をしていた。山に花が少ない初秋のこの時季は、蜜を求める昆虫達がアザミの花に群がり体中に花粉をつけていた。 ミツバチ 今回の台風で八王子地区の風の被害は大きかったとテレビニュースで聞かされていた。その影響で登山道も傷んでいるかと思ったが、陣馬山から景信山、小仏峠までの整備された登山道の傷みはそれ程でも無い。 しかし、縦走路には、強風で落ちた杉や檜の小枝が緑の絨毯を敷いたように落ちて、所々で太い松や杉の木が幹の途中から引き裂かれ、その倒木が登山道を塞いでいた。 台風の、自然の驚異を感じながらのハイキングだったが、他の人のブログによると、台風15号の被害は高尾山周辺の方が酷いようだ。
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野山の花
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この日はタマアジサイの撮影を目的に行ったが、ついでにこれから咲く山野草の状況も確認しておきたかった。 毎年、ミゾソバとツリフネソウを写している群生地のは、道端の草が綺麗に刈り取られツリフネソウは見当たらなかった。刈り残されたミゾソバだけは大きく育っていたので、もう少しすれば可愛い金平糖のような花は見ることが出来そうだ。 林道の至るところにヌスビトハギの小さな花が満開になっていた。ヌスビトハギが咲いているのならフジカンゾウも?と思ったら案の定咲いていた。 高度の低い場所に咲くフジカンゾウは、既にヌスビトハギと同じ形をした緑色の実を付けて、秋の終わりに熟した茶色の実を我々のズボンにくっつけてやろうとその準備に怠り無かった。 前日の雨で沢の水量は増えている。その瀬音を聴きながら沢沿いに咲くタマアジサイを写しながら、山から流れ出した水が流れる林道をどんどん下り、この沢で写したい最後の野草のキツリフネの群生地に辿り着く。 今年もキツリフネに出会えたが、何となく花数が少ない気がした。山野草もその年によって当たり外れがあるようだ。 以前は道端に咲く花は何でも写していた時期があったが、最近は写したい花だけを写すようになった。しかし、写した山野草は中途半端な作品になってしまっている。 タマアジサイ 昨年買ったトレッキングシューズはソールが柔らかくて、グリップ力に物足りなさを感じていた。7月に新たに3シーズン用のトレッキングシューズを買い換えた。 僕は足幅が狭くて2Eサイズ、日本製や日本人向けに作られた外国製のトレッキングシューズは僕の足には合わない。自分の足にあったシューズを見つけるのに何時も一苦労をする。 フジカンゾウ 店員に2Eサイズでソールが硬めのシューズが欲しいと告げると、イタリアのメーカー2社のシューズを選んでくれた。そのうちの1社のシューズは冬用で履いているが、今一履き心地が悪いのでもう1社のシューズを選んだ。 色はシルバーと赤のコンビネーションでデザインは少々派手だったがそれを購入した。8月に谷川岳と高尾で二度履いてみた。岩の上に乗っても、ソールも適度に固くてフィット感が素晴らしい。 信頼できるパートナーを手に入れたので、今年の秋は足元に気兼ねなく、山の紅葉を追いかけることが出来そうだ。 |
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裏高尾のバス停前に、毎年自生のコスモスが花を咲かせる梅畑がある。高尾から日陰沢を降って、行きつけのコーヒーショップで一休み、近くにあるその畑にコスモスを写そうと向かった。 畑を見て驚いた。一面が真っ白、よく見ると何とタカサゴゆりがその畑を白く染めていた。申し訳なさそうに秋の花のコスモスと萩の花が畑の片隅に咲き始めていた。 タカサゴゆりは種で繁殖をするが、その繁殖力の強さを改めて思い知らされた。ネットで検索をしてみると、テッポウユリに似ているタカサゴゆりは台湾原産の帰化植物だった。 コスモスも同じく帰化植物だが、この梅畑のコスモスは品種改良がされた園芸種のコスモスだと思う。そして、この梅畑のコスモスは昨年より少なくなっていた。 帰化植物同士が畑で勢力争いをしているようだが、より生命力の強いタカサゴゆりの方が優勢に陣地を広げていた。来年のコスモスの花が心配になる。 移動速度の遅い、勢力範囲の広かった大型台風12号は、西日本に大きな爪痕を残して、今夕やっと日本海に抜けた。今夕、実家に住む弟に状況を聞くために電話を入れた。 僕の田舎、南紀白浜は僕が小さい頃から台風の通り道だったので、台風の来襲には免疫性が出来ている。通常の勢力の台風が来ても、南紀の人達にはあまり恐怖感はない。 テレビのニュースでは、土砂崩れに拠る民家の倒壊や、鉄道や道路の寸断、洪水その被害の大きさが報じられていた。 電話によると、僕の実家は浸水の被害は免れたが、家の直ぐ裏の川の水が溢れて庭や家の周辺の刈り入れの終わった田圃、畑を冠水させたようだ。そして、川沿いに作られた我が家に通じる道路は、所々が洪水に浸蝕されて大型車両は通れなくなっているらしい。 僕は昭和35年の伊勢湾台風を経験しているが、その時は我が家は風で屋根瓦が飛ばされ、土壁が一部崩落した。親父を手伝い崩落した壁に畳を打ち付けて、強風を防いだ記憶がある。 弟によると今回の台風は連日300mlの雨が3日間降り続き雨量は過去最多を記録、家の裏の川が今回ほど水位を上げて氾濫した記憶はないとの事だった。せめてもの救いはは稲の刈り入れが終わっていた事だった。 今年は地震津波や原発事故、新潟の水害、今回の台風と日本は自然災害や人災に翻弄されている。局地豪雨も多く台風の通過ルートも最近は大きく変わった。地球規模で天候に異変が起きているようだ。
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僕は滅多に昆虫類を写さないが、たまたま蝶々が山野草の蜜を吸っていた。マツカゼソウの蜜を吸うキチョウは、緑の中では目立つ色をしている。 この前にキツリフネを写していたので、余計に目立った。しかし、マツカゼソウの白い花は小さいので、キチョウは忙しそうに花から花へ飛び回っていた。 この季節の日陰沢は意外と花の種類は少ない。その中で山野草の蜜を探すのは、蝶々達も大変な努力だろう?と勝手に推測をする。 マツカゼソウとキチョウ 今、福島原発の事故以降の電力問題で、脱原発、再稼働が焦点になっている。新しく選出された野田首相も原発は速やかに再稼働をする方針のようだ。 その反面、福島原発の事故の後処理、避難住民の今後の処遇は放置されたままに等しい。 原発は一基作るのに5000億円、廃炉にするにも5000億円、原発は進むにしても引き返すにしても、莫大な費用が発生する。 税金から、電気料金から好き放題にお金を調達して、蝶々が甘い密に群がるかのように、政治家、官僚、電力会社、建設会社や原発製造会社、マスコミ、原発文化人と言われる面々、諸々の企業が原発に群がっている。 オール電化の住宅やEV(電気自動車)も、原発の夜間の余剰電力消化のために作られた商品で、決してクリーンでもエコな商品でも無く原発ありきの商品だ。 そして、原発はより多くの建設費用がかかっても、法律上それを電気料金に上乗せできる。だから原発や関連設備を、電力会社は言い値で買ってくれ、それは高ければ高いほど電力会社が儲かる仕組みになっている。 日本の経済界も原発の電力が欲しい以前に、電力会社は重要な顧客、原発は続けて貰わないと困る。原発は原発ファミリーにとっては、まさに甘い蜜の宝庫だ。 蝶々は花の蜜を貰ったお返しに受粉をして、花の種の保存に協力をしているが、原発は事故が起きなくても放射能汚染物質を半永久的に後世の地上に残し、人間の住めないエリアを広げている。 原発には何一つ未来への展望はない。それを考えると原発を進める人間という動物は、昆虫の蝶々以下の存在?・・・野田首相もドジョウよりも、もう少し蝶々を見習うべきだ。
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高尾山周辺の沢に咲くタマアジサイがそろそろ満開を迎えているのでは?と思い、久しぶりに高尾山へタマアジサイの花を写しに行った。 急遽出かけたので持参する弁当はない。高尾山口の駅前で山菜おこわ弁当が蒸し上がるのを10分待って、温かいお弁当を買ってザックに仕舞う。 低山の高尾山の夏は暑い。一番涼しい沢沿いの6号ルートを選び歩き始めたが、30分ほど歩くと前日の雨で湿度が高く、汗が額から滴り落ちた。 この登山道脇にもタマアジサイは群生している。もう満開の時期は少しす過ぎて、花の薄紫色が褪せていた。そのタマアジサイが登山道にトンネルを作っており、そのトンネルをハイカーは潜っていく。登山道は前日の雨でぬかるんで滑り易い。下山中の女性が尻餅をつくのを脇目に見ながら登山道を辿った。 山頂直下から富士山方向を見たが、どうやら富士山は雲の中。富士山の見えない山頂はエスケープして巻道を山頂の裏側に在るもみじ台の茶店へ急いだ。茶店では定番のなめこ汁を注文、少し昼食には早かったが、まだ温かい弁当をザックから出して腹ごしらえをした。 茶店の親父に「暫くお見えになっていませんでしたね?」と言われた。前回は何時来たのか?と思い出してみると、4月中旬に桜を写しに来て以降、高尾山には来ていなかった。 茶店のテーブル席からも、晴れていれば富士山がよく見えるが、珈琲を飲み終えても富士山は幽かに山裾を見せてくれるだけで遂に顔は出さなかった。 茶店から20分も歩けば、目的地の日陰沢に入れる。日陰沢への細い巻道に入ると、登山道のぬかるみは消え、道幅は細いが歩きやすい杉林の中の山道に変わる。そして、ハイカーの姿も極端に少なくなる。 僕の目的地、タマアジサイの群生地は杉林を抜けた斜面にある。鬱蒼とした杉林を抜けると、満開で丁度見頃、まだ色の褪せていない薄紫色のタマアジサイの群落が僕を迎えてくれた。 このタマアジサイの花が終わると、高尾山も遅い秋の準備に取り掛かる。
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