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里山 春の恵み 撮影:2018年 4月21、28日 4月半ば、孫から蕗採りをしたいと電話がかかってきた。昨年、カミさんが作った伽羅蕗が美味しかったので、今年は自分で蕗を採って見たかったらしい。それにしても蕗のことをよく覚えていたと感心した。 昨年蕗を採らして頂いた蕗畑の持ち主に、前日カミさんが菓子折りを持って挨拶に行き、事前準備を整えておいた。 孫たちが我が家に着いて一休みしてから、蕗の生えている場所へ行く。まずは私有地である蕗畑の持ち主に挨拶をしてから蕗畑に入り、孫に蕗の採り方を教えた。 蕗畑は丘陵の窪地にあり、右側の斜面は孟宗竹の竹林、竹林には成長した筍が目立つ。蕗畑と竹林の間に何と白い花房をぶら下げたホウチャクソウの大群落があった。 長男は地面から顔を出したばかりの筍を見つけて「筍も掘りたいね」と言っている。 窪地の一番低い湿地には水蕗が、斜面の大半に山蕗が生えている。水蕗は煮物にすると柔らかくて美味しい。山蕗は水蕗に比べて蕗の香りが強く、伽羅蕗には山蕗を使った方が美味しい。 地面が多少ぬかるんでいる場所に多く生えている水蕗は、足元をトレッキングシューズで固めた僕が採り、スニーカーを履いてきた孫達は山蕗を採った。 三つ葉 蕗の間には足の踏み場もないほど三つ葉が自生しており、蕗が生えていない場所には大群落を作っている。ついでに柔らかそうな三つ葉も頂く。蕗もほどほどに採ったので、地主にお礼の挨拶に行った。 お婆さんが出てきて「筍が出てたでしょう?宜しかったら筍も掘って良いですよ」と言ってくれた。アク抜きの米糠が無いので断ったが、掘って直ぐだと茹でるだけでアクは無いと教えてくれた。 ウドの若葉 その言葉に甘え、竹林に引き返し、畑の隅に置いてあったシャベルで筍を3本ほど掘り、引き上げようと思ったら、今度は奥さんが筍掘り用の鍬を持ってきて、大きな筍を追加で2本掘ってくれた。 蕗畑の中には山ウド、タラの木、山椒も生えており、奥さんに勧められてそれらの新芽も頂いた。確かに掘り上げて一時間以内に茹で上げた筍はエグ味が無かった。 ホウチャクソウの群落 夕食は水蕗の煮物、若竹煮、山菜の天ぷら、筍ご飯、三つ葉のおひたしと里山の春の恵みが食卓に並んだ。孫はそれらを、「バアバお美味しいね」と言いながら堪能、完食した。 夕刻に自分で採った蕗や自分で掘った筍が、その日の夜の食卓に登る。田舎では春先の普通の営みだが、都会では中々体験できない。孫には里山の緑が薫る中で、春の恵みが頂けて貴重な体験が出来た1日だった。 山菜を美味しいと言いながら食べる孫は9歳になる。チョコレートなどもカカオ純度の高いビター系を好む。食べ物の嗜好や味覚の繊細さはかなりレベルが高い。
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