高尾山の風景・ダイヤモンド富士
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一枚目の写真は日没後3分くらい後に撮影した。この時間帯の空の色が余り奇麗ではないので、空の色がもう一度紅く染まるまで何時もは休憩時間となる。 この日は日没前から富士山の上空を飛行機が頻繁に飛んで、何本もの飛行機雲が夕陽に染まって紅い航跡を空に残していた。飛行機雲でもと思って、そのまま撮影を続けた。 前日も暖かかった。僕は夕刻の神田川沿いをジョギングしていた。日没前に東京上空に長い飛行機雲が出来ていた。飛行機雲が長く残る日の上空は気温も湿度も高く、今週は春めいた気候の日が多かった。 PM 16:55 高尾山から見る飛行機は富士山のかなり上空を飛ぶ。写っている飛行機雲も長さが異なる。その中でも日没後も暫く残っていた富士山の後の飛行機雲が一番低空を飛んでいることがよく分かる。 僕は頻繁にこの場所で夕刻の富士山を撮影しているが、この日のように一度に多くの飛行機雲を見ることは少ない。 この飛行機雲の多さとは関係はないが、因みにこの日はJALが会社更生法を申請した日だった。富士山の後側に低空飛行で長い航跡を残して飛んだのはJALの飛行機か? これから暖かくなるに連れて、飛行機も長い航跡を空に残すようになる。 飛行機雲から目を離すと、今度は富士山の手前の山なみが夕靄の中に墨絵のように浮かび揚がって、瞬く間に夕闇の中に消えた。
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元日の朝に撮影したシモバシラを過日アップしたが、先週末に陣馬山から高尾山までの縦走の途中で、再度シモバシラを撮影した。2週間経つとシモバシラの氷の花は氷のリボンになっていた。 積雪が有った後なので、シモバシラは雪に埋まってしまうと判らなくなる。一丁平の本道を避けて、積雪が無い片側が杉林の捲き道を辿った。 時間は3時を過ぎていた。昼間の太陽で少し緩んだ凍結した登山道も、この時間帯には再び凍結をはじめていて硬くなっていた。 先週は寒気団が日本列島を覆い、気温の低い日が長く続いた。氷の結晶は枯れた植物のシモバシラの茎からリボン状に長く成長して、その氷のリボンの厚さも薄く、一部は表面が溶けたのか透き通っていた。 3,4枚目の画像をよく見ると、氷のリボンの途中に節のような跡がある。この節から節が一晩で成長した跡だと思う。そして、気温が低いと空気に触れた水分は急激に凍るので薄く長く成長したのでは?と、勝手に予想した。 シモバシラを撮影していると時間を忘れる。その後、僕は夕陽の撮影を予定していたので、適当に撮影を切り上げ先を急いだ。(この日は夕刻の富士山は雲の中で撮影は出来なかった) 高尾山頂の手前、もみじ台の裏にもシモバシラの群生地が有る。その杉林の中の群生地には、高尾山ビジターセンターによってシモバシラの見学コースが作られている。 僕は高尾山への最後の急階段を登る為に、ベンチで防寒着を脱いでザックの上蓋に挟んでいた。隣のベンチには老夫婦が休憩をしていた。 「プリンを持って来たのですが余ったので、宜しかったら食べていただけませんか?」と、 奥さんがプリンを差し出した。僕は喜んでプリンを頂いた。 その日は早朝に気温が下がったので、老夫婦はシモバシラを見学に来たらしい。この季節、高尾山にはこのようにシモバシラだけを見学に来る人も多い。 溶けかかったシモバシラ 最後の画像は、昨日、夕陽を撮影に山頂に登る途中に、前回と同じ場所で撮影をした。周辺の氷のリボンは昨日の陽気で殆どが溶けてしまい、その姿はこれ以外には見つからなかった。 確か先週?だったと思うが、都内板橋区の公園でシモバシラの結晶が出来たと新聞に報じられていたが、その写真はこのように奇麗なリボン状の結晶にはなっていなかった。 都心部の気温が低くなったら、再び高尾山界隈では奇麗な氷のリボンを見ることが出来る。梅や桜の花も待ち遠しいが、この寒い冬の季節にしか楽しめないものが、自然の中にはまだ沢山残されている。
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