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朝8時半頃、花に水を遣っていたら、バケツの水をぶちまけたような雨が降ってきた。 その雨は降り止まずに10時前に家を出る時にもまだ土砂降りが続いていた。 僕はその雨の中を出かけた。しかし品川駅で新幹線に乗るときには、その雨はもう小振りになり、新丹那トンネルを抜けた頃にはもう雨は上がっていた。 沼津の一駅先で降りて、雨上がりの曇り空の下を行きつけの珈琲ショップまで歩いた。 店に入ると品の良い高齢のご婦人が一人カウンターで、マスターと談笑しながら珈琲を飲んでいた。 僕はカウンターの入り口の端に腰を降ろして「マラウィ共和国では食糧難で苦しんでいる人が400万人くらい居るそうだから、マラウィ・ゲイシャを下さい」と注文をする。 「アフリカの珈琲生産国は貧乏な国が多いから、アフリカ産の珈琲を沢山飲んでくれると良いですね 」とマスターが笑いながら答えた。 (僕は殆どこの店ではマラウィ・ゲイシャを頼んでいる) 珈琲生産国の殆どは赤道を挟んで南北回帰線の内側に位置する、どちらかと言うと貧困な国々で生産されている。 しかし、これらのアフリカの国々で珈琲園を経営しているのは殆どがEU諸国のような気がする。 インドの紅茶のように。 G8の国々では車に穀物を食べさせているというのに、これらの国々では人間が食べる穀物にも窮している。 そして我々日本人は60%の食料を輸入して、その25%も廃棄している。 その我々も、もうすっかり『勿体無い』と言う言葉を忘れてしまった。 今、G8の首脳たちは洞爺湖で目一杯のご馳走を食べながら結論のない、アフリカの食糧危機を、原油高、気球温暖化対策を論じているらしい。 今日は、ほろ苦くて切れの良いマラウィ・ゲイシャを飲み終えて、何か釈然としない気分で珈琲ショップを出た。 マラウィ・ゲイシャ :マラウィ共和国で生産されるゲイシャ種の珈琲
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