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2003年、陸上世界選手権パリ大会の200Mで銅メダルを獲得して一躍有名になった、短距離ランナーに末續慎吾選手がある。 彼は『なんば』という日本の古来の走法を応用して、この快挙を達成したとして『なんば』も一躍注目されるようになった。 手を前後に振りながら走る現在の走法は、明治初期に官軍の軍事教官に採用した外国人が教えたのが始まりらしい。 昔の飛脚は一日に数10KM走った。武士も刀を腰に携えて走った。 飛脚にしろ、武士にしろ上半身を動かす事が出来ない状態で走っている。 僕も『なんば』をジムのトレッドミルで試した事がある。 本などでは右手、右足を同時に出して、上半身を捻らない走り方と説明されているがこれだと走れない。 上半身を捻らないで、脇に付けた手の足と同じ側の肘から先を上下に小さく振って走ると『なんば』走法が出来る。 簡単に説明すると階段を登る時は、殆どの人は足と同じ側の手を前に出して登っていると思う。 二段跳びに登ると殆どが、そのような態勢で登るはず。 山を歩く、登る時にもザックを背負っていると、上半身を捻って登る事が出来ずに、必然的にこの『なんば』になる。 山の登りの時にはこの『なんば』にプラスして、股関節に重心を完全に乗せてから、次の足を引き上げる。 後足で山の斜面を蹴ると、後足の爪先に重心を載せた状態になるので、濡れた斜面では滑り易い。 山歩きの上手な人の歩き方を下から見ていると、登山靴の裏を見せないで登っている。 登山靴の裏を見せないで登るには、前足の股関節に重心が完全に移動してから、後足を引き上げなければそれが出来ない。 カミサンが山歩きを始めた時に、靴裏を見せないで登るように教えた。 カミサンが図書館から借りてきた、登山の技術解説本にも同じ事が書かれていると、嬉々として教えてくれた事があった。 彼女は未だに疲れてくると後ろ足に重心が残って、爪先を使うので時々滑る。 身体の上半身を真っ直ぐに維持する・・・これはエアロビクスにも通じている。
但し登山では上半身は適度に前傾させる。 |
スポーツ考
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スポーツ関連、健康関連の記事です。
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山歩きは近年、中高年者の愛好家が増えて、遭難事故のニュースを見ると大半が中高年者だ。 先日、日高山脈の雪崩で遭難された方たちも60歳前後の中高年者達だった。 山は二本の足があれば誰にでも登る事が出来る、初めての人でも取り付きやすい数少ないスポーツだ。 しかしスポーツはやはり日頃、最低限の鍛錬、トレーニングが必要だと思う。 山の中では自分の足で長時間歩くので、疲れなくて、転ばない、滑らない歩き方をする必要がある。 僕は最近、ジムでしかトレーニングはしていないが、若い頃は山に登る為に毎日6Kmのジョギングと、筋トレは欠かさなかった。 その頃はロッククライミングを主体にしていたので、別段歩き方などには気を配らなかったが、僕はいつの間にか疲れないでバランス良く歩く、歩き方を身に付けていた。 山道を綺麗に歩いている人は、雨の日のぬかるんだ山道を歩いてもズボンの裾が汚れない。 昨年春先から山を歩き始めたカミサンと、ぬかるんだ道を歩いた後にズボンの裾を見比べる。 僕の裾は殆ど汚れていないが、カミサンのはいつも汚れている。 それと雨に濡れた赤土は良く滑る。カミサンはそのような下り道では一回は尻餅を搗く。 これらを総合して僕は、カミサンの事をボディバランスが悪いと言っている。 山道には平坦な処は少ない。足裏をその不安定な登山道にフィットさせて歩く必要がある。 その為にはコア、インナーマッスルを使う必要がある。 逆に不安定な道を歩くとインナーマッスルが鍛えられる。 マラソン選手がクロスカントリーをトレーニングメニューに入れている目的はその為でもある。 エアロビクスなどでもイントラがよく「腹筋を引き上げて」とか「腹筋を締めて」とか言っているが、山に登る時にも腹筋(正確には丹田)を少し意識して歩くと、上半身が左右にぶれずに芯がしっかりするのが自覚できる。 インナーマッスルを上手に使うと、山歩きの時にもボディバランスが良くなる。 それを考えるとスポーツの基本は全て共通している。 *腹筋を引き上げると呼吸が浅くなるので、それを長く持続する事はできない。
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桜・陽光とヒヨドリ 撮影:3月18日 善福寺川緑地にて このところ毎晩、フィギアスケート、シンクロナイズド・スイミングがテレビで放映され、世界のトップアスリート達の演技を観ることが出来た。 この二つのスポーツは水の中、氷の上と違って見えるが、共通している部分がある。 いずれも不安定な状態の中で演技をしていることである。 プールの中では水を相手に自分のバランスを保ちながら脚技を競い、氷の上ではスケート靴の細いエッジからジャンプをし、また演技をする。 身体のコア、全身の筋肉バランスがしっかりしていないと良い演技が出来ない種目である。 シンクロのチャンピオン、フランスのデデューがプールサイドに立った瞬間、あの見事なボディに目を見張った。 プロポーションの良さは別として、そのしなやかな肢体全身が鍛え上げられていて、筋肉が彫刻のように浮き上がっていた。 あの肢体も見事だったが、あの演技が出来る身体を良く作り上げた物だと感心して観ていた。 全日本のシンクロナイズド・スイミングの選手の合宿風景が以前放映された。 彼女達が合宿に持ち歩いている器具を見てびっくりした。 ストレッチポールが必需品のようである。バランスボールなども多用しているが、ストレッチポールの上に寝てコアの筋肉のトレーニングを行っていた。 フィギアスケートの浅田選手もバランスボールを使っていた。 彼女はバランスボールに腹這いになって、いとも簡単に両手両足を床から離してスーパーマンのポーズをとった。 僕もボールの上では殆どのポーズが出来るが、このスーパーマンのポーズは未だに出来ない。 多分僕は一生出来ないのでは? 僕はこれらのスポーツをやっているトップアスリートの身体能力の高さにはいつも驚るかされ、それにその華麗な演技の裏に隠されたトレーニングの厳しさにはいつも頭が下がる。 我々トレーニーも、ただがむしゃらにジムで運動をするのではなく、いかに効率よく自分の欲しい身体を作っていくかは、トップアスリートのトレーニング方法を参考にして余りあるものがある。 それとトップアスリート達の裏側を垣間見ると、もっと彼女達、彼等の演技も違った角度から見ることが出来る。 今日から女子フィギアスケートが始まる。
彼女達の究極の華麗な演技に期待をしたい。 |
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わくら葉 撮影:12月16日 都立善福寺川緑地にて スポーツ新聞を読んでいたら『渡り鳥症候群』なるタイトルが目についた。 渡り鳥症候群といっても、渡り鳥で伝染する鳥インフルエンザの事ではない。 新聞、雑誌、ネット、ブログ等のいろんな媒体から得る情報でアンチエイジングには何々には何が良い。 何々はダイエットに効果がある。何々のサプリが効く。等々 不確かな健康情報を元に、新しい情報があると次から次へとそれらのサプリ、健康機器類を購入していく 人の事を言うそうだ。 以前、通販関係の会社を経営している友人に聞いたことがある。 通販などの商品企画で絶対に失敗しない企画があると・・・ それを彼らは『コンプレックス商品』と呼んでいた。 ダイエット、頭髪(禿げ)、健康(強精、アンチエイジング等)に関する商品は絶対にハズレが無いそうだ。 ブログを読んでいても、それらについての不確かな情報が飛び交っている。 新聞にも毎日のようにこれらのサプリ、健康機器類の広告が掲載されている。 ただ、これらを購入する人の救われる処は、同じサプリを長く飲み続けないので副作用が少ない事らしい? 本当にこれらが必要だと思ったら、病院に行って正しく処方してもらえば良いのでは?と思う。 健康を維持するなら、少し運動をして、一寸だけ食事に気をつければ、何らこれらのお世話にならなくても良いのにと思いながら僕はいつも広告を見ている。 因みに僕は、筋トレをした日にはプロテインを摂取するのと、ジムに行った日は疲労回復用のミネラル分を補給している。 渡り鳥症候群・・・それにしても中々面白いネーミングだ。
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鳩 撮影:12月2日 都立善福寺川緑地にて 前の記事が掲載されていたスポーツ新聞の隣に、今ひとつ興味ある記事が掲載されていた。 新日本プロレスのリングドクター富家 孝氏の『健康常識ウソ・ホント』というコラムに 下記タイトルの記事が有ったので転載する。前の記事と関連付けて読むと面白い。 体力には『行動体力』と『防衛体力』がある。 行動体力とは、筋力、瞬発力、持久力などの測定できる体力。 防衛体力とは、ストレスに負けない人間的抵抗力。 具体的には、寒暖などの環境への適応力、細菌やウイルスなどへの抵抗力、飢餓などへの忍耐力、 怒りや悲しみに左右されない精神的安定感など、身体的、精神的ストレスに対する免疫力。 そう考えると、健康で心安らかな人生を送ろうとする一般人が日常的に意識すべきなのは、 行動体力の養成より防衛体力であることは明らかである。 だが、現代人が身体を鍛えようとするのは、殆どが行動体力の養成である。 それでは、数値で計れない防衛体力はどのように鍛えるのか? 正直それは難しい。しかし、個々に少しずつ強化する事は可能だ。 食欲、性欲、睡眠欲に身を委ねず、自己コントロールが出来ように努力する。 病気に負けない体作り(免疫力強化)のために、グルメより滋養強壮に心掛ける・・・。 ただ前進する為だけの行動体力ではなく、防衛体力と行動体力のバランスが大切だと言う事を 絶えず意識するだけでも、日常の身の処し方は違ってくるはず。 と括られていた。 このコラムも、行動体力と防衛体力をバランスよくつけなさいよ!と言っている。 なるほど・・・・・・の話である。
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