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それでは、暫くは、DVDで観た、怪奇怪獣SF映画の珍品なんかご紹介しちゃいましょうかね。
これなんか凄いです。
凄い、題名だけはハネたスケールでしょう。
この映画、実は日本未公開で、昔からの雑誌や専門SF誌なんかでは「終末の兆し」という題名で紹介よくされていました。
この辺で、コアな昔からのオヤジ怪獣SFファンはピンとくるでしょう。
おお、アレか!、、、と。
そうなんです。これ、放射能の影響で、バッタみたいな奴が、車位の大きさに巨大化するそれこそバッタもん怪獣映画なんですわ。
昔のSF誌の紹介で、巨大なビルに数匹のバッタが張り付いた写真を覚えている方、かなりの通ですよ!。
で、未公開な事もあり、TVでも観たことないしDVD化もされていませんで、私の中でも幻の作品のひとつではありました。
でもこの度、めでたくDVDソフトになり、レンタルにも出されました。
まあ私はいつも通りレンタルで借りてみたんですが、
かなり燃えました。
何が燃えたかと、もうしますと、そのすさまじい位のチープさにですねぇ。
確かに巨大なバッタ出てきます。でも全て、モノホンのバッタの二重合成とかマットプロセスです。
白黒映画なんですが、バッタの出てるシーンが、もろ白く浮いていて違和感ありすぎです。
バッタの張りぼてさえもつくっていないので、犠牲者の物理的な絡みは皆無です。バッタが近づいてくる、人が驚愕の顔つきをする、、、ハイ、殺されました、、、終わりです(爆)。
シカゴを襲う巨大バッタの群れ?。
ビルにバッタ張り付きます。
でも、これ、ビルの写真を引き伸ばして、その上をバッタさんにバッタバッタと、這わせただけなんです。
それを永遠と見せられます。なんと素晴らしい!。コロンブスの卵だ!。
こんな事、世界の特撮スタッフ誰も考えなかったことだ!。
ビルから外れたバッタの足が不自然に、空に浮いています。まさに究極のSFX!。
こんなの俺の特撮写真レベルじゃん!。凄すぎ〜。
特にラストは、あえて申せませんが、その究極のSFXの極地です。目いっぱい笑えます。
しかもこの映画、「バッタ」と「イナゴ」は同じものだと明言しています。
果たして、、、そうでしょうか???。小学生レベルの私のノーミソでも、生物学的には別ものと思われますが、、、。(汗)
この映画、2週間で作られました。そのインスタントさが、画面ににじみ出ています。
監督はなんでも、身近なものを「でかく」して怪獣映画をとりたがるロージャーコーマン映画を良く撮った、、、
「バート・I・ゴードン」。。。
大体、雰囲気お解かりですか?。
と言う訳で、ハリー・ハウゼンの作品はもちろんの事、あの「放射能X」にも足元にも及ばない三文映画ですが、
これが特撮マニアとして「ほうってしまう」作品かと申しますと、そんな事もないと思われます。
まあ、この手の作品には「金ないけど、なるべくオモロイ怪獣SF映画を作りましょうよ」
という意気込みが至極感じられるのです。
それだけでも良いじゃないですか。
最初、車のカップルがいきなり上から何者かに襲われて絶命するのをオープニングに、アメリカの片田舎の町が全滅させられ、150人が行方不明になります。
この辺から、なにやらワクワクする展開です。まるでバラゴンみたい。
それから、星由理子みたいな、気の強い女性新聞記者が事件を嗅ぎ回り、流れで巨大食物を放射能によって発育させる研究をしている科学者(スパイ大作戦のピーター・グレイブス!!)にコンタクトを、、
といういかにものお決まりのパターンながら、この辺は王道と言える展開ですね(笑)。
それから、いきなり大きいバッタさん、出るは、出るは、軍隊の小隊を軽く追い払ったと思いきや、ずんずん進撃してきて、しまいには大都市のシカゴに迫ってきます。
それまで、軍隊の交戦が色々ありますが、もちろん殆どが兵器部分は記録フイルムに合成のバッタさんを這わしてます。
でもシャーマン戦車が6台位、ワラワラと出てくるんですが、これはあまり記録映画とは思えないのですが、、
戦車ファンには、このシーンは燃えますね。
で、科学者のピーターさん、軍隊の司令官と揉めます。
揉める内容は、軍隊の司令官は、甘く見て小規模な隊でバッタどもと交戦させようと思っているのだけと、バッタの恐ろしさは半端ではないので、国を挙げた軍隊で攻撃すべきだ、、
てな事なんですが、この辺は真面目に作っていて感心しました。
バッタの出現の原因なんて「ウルトラQ」のモングラーみたいだし、こっちが真似したかもですね。
と言う訳で、まとまりませんが、チープで、画面にモノ投げの結果となるかもしれませんが、
昔からの特撮マニアとすれば、どこか心の琴線にキラ〜♪と来るかもしれない本作ではありました。
お気が向きましたら、どうぞ〜。
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