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バスコダガマやコロンブスの国、半世紀も前に世界史で習った記憶がよみがえる。それがポルトガルでありスペインであった。緯度が日本に近いイベリア半島に位置する両国は、歴史的に見て日本に関係の深い親しみのある国として、おぼろげに認識してはいたが、現実に彼の地に足を踏み入れてみると、気の遠くなるような民族の歴史が建造物や芸術品として残っており、それらが今日まで脈動し続けていた。
ポルトガルにおけるジェロニモス修道院のマニュエル様式の建築は、まさに大航海時代の繁栄をとどめるものである。また、ゆったりと流れるテージョ川と同様、リスボンの人々の気負いのない生活ぶりを垣間見、何かしら昔の自分に重ね合わせ、心の安らぎを覚えた。
ポルトガルの首都リスボンからスペインのセビーヤまでの450kmの行程は、ひたすら田園風景の中を走ることになる。標識も見落としてしまいそうな国境をすぎると、コルク畑からオリーブ畑へと景色が一変する。500年来続いているという大農地制度に支えられたスペインのオリーブ産業の偉大さを実感しながら、アンダルシア地方グラナダ、コルドバへと歴史を辿って行った。
イサベル、フェルナンド両カトリック王によるレコンキスタ(イスラムからの、キリスト教による国土復古)は、スペイン統一を果たし、その偉業を至るところにとどめていた。セビーヤのカテドラル(大聖堂)では、400年前日本からの慶長遣欧使節団に思いを馳せることができた。
コルドバから首都マドリッドまでの時速300kmの新幹線(AVE)での北上は、古き歴史に浸っていた気分を一気に現実の世界に引き戻してしまったが、フランス・ドイツEU連合の卓越した技術の一端に触れることができた。
マドリッドは首都らしい近代的な雰囲気の中に、“古き時代の面影を残す街“の印象を心に刻み、カタルーニャ地方バルセロナでは、アントニー・ガウディーの自然派精神に触れ、旅の終わりを迎えた。
最後に、リスボンの質素な中で活気ある生活ぶり、スペインの長年にわたる努力の結果の繁栄ぶりを見るにつけ、スペインが日本のバブルの轍を踏まないことを祈るとともに、日本もバブル以前の物作りの原点に返って、経済復興を進めることが必要ではないか、との思いを抱きつつ、ピレネー山脈上空からイベリア半島に別れを告げた。
ポルトガル&スペインそして同行諸氏へ、オブリガード&グラシアス!
それではこれから思い出を辿ってみよう。
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ヨーロッパ、憧れの地です。写真の建物も素敵です。どこの国でも、歴史のある建物に行くと圧倒されちゃいます。この建物も生で見てみたいなあ(>_<)
2006/2/7(火) 午前 6:28
ゆうともんじょさん。 初めてのスペイン訪問でしたが、歴史がありますね。良くも こんな建物が出来たかと感心するばかりです。 人間の才能は限りが有りませんね。 書き込み有り難うございました。
2006/2/8(水) 午前 9:28
あまり、歴史的な建造物に興味が無かったのですが・・・義母がイタリアに行って来てその写真などの編集をしたときに、その偉大さにかなり感銘しました。ヨーロッパに一度は行ってみたい・・という気持ちが湧き出てきました。
2006/5/21(日) 午後 6:35
K&Jさん、こちらまで書き込み頂き有り難うございます。イタリア、スペイン、ポルトガルなど紀元前からの歴史が息づいています。是非お訪ね下さい。カルチャーショックを受けますよ。
2006/5/22(月) 午前 8:27
はじめまして!スペインって憧れの国ですね〜♪ またお邪魔したいのでお気に入りに登録させてくださいね。宜しくお願いしますm(_ _)m
2006/10/9(月) 午前 8:42
baraさん、ファン登録有り難うございます。 これからも宜しくお願いします。
2006/10/9(月) 午後 0:44