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カネカの誤りは、今回の件で間違いは無いと主張する根拠として育児を抱えても休まず働く社員を基準に考えていることと、そのために法を悪用しているということである。
簡単にいうとグレーゾーンだからセーフと言っているのと変わらない。企業の労働に関するモラルに関してはは真っ黒である。カネカの今回の問題の企業としての解答はそう言っている。
おそらくはまた、世情に疎い法律馬鹿の顧問の入れ知恵だろうが、もうこれで少なくとも企業のイメージは悪くなることはあっても良くなることは無いだろう。
おそらくは法律の顧問から、人の噂も何とかと言いますから、ほうっておけば自然に収まりますよくらいの事を言われて従っているか、トップが何が何でも間違っていないと言い張れと指示しているのだろう。
カネカの社員は、育児より仕事を優先させられることが大前提で、内部では異論は挟めない。トップがおそらく駄目だという判断をしたのだから、企業の体質は変わらないだろう。
外から想像してもトップダウンのみの企業で、文句を言わずに黙って働けという感じは伝わる。企業がこういう体質である限り、日本の出生率はあがることは無い。
また、件の退社した社員の子供はこれを知ればカネカを恨むことはあっても感謝することは無いだろう。
口では社員は家族などと言っても、一皮向けば異論を挟めば社員の居所がなくなるのは、まともな企業とはいえまい。
そしてそれに関して堂々と落ち度が無いというのは、白昼堂々生まれたばかりの子供の衣を剥ぐのがなぜ悪いというようなものである。
そうしてあげた利益で綺麗な女優やモデルを使ったCMでイメージを上げようとしたところで泥人形に白粉を塗るようなもので、見ていても見苦しいだけである。
何かもが嘘だと言っているのと変わらない。
そうしたことがわからないというのは、カネカがもはや消費者の方を向かずに手段を選ばず利益を追求し、社会に還元する気など毛頭ないことを宣伝しているようなものである。
今回の場合、辞めるとなったら有給すらとらせないという違法まがいのこともしていることを考えると、企業として最低限度守らなければならない法もモラルも持ち合わせないことを天下に示しただけで、企業としては最悪の広告である。
なぜ、こういう企業がなくならないのかといつも思うが、要するに企業は金を儲ければそれで良いという旧態依然の体質が抜けないからだろう。
結果としてカネカにこれからの成長は望めない。競争は体力が勝負であるから社員の心身の基礎体力と環境の良好さに欠けるからである。
社長や幹部だけで企業が成り立つと考えている企業は、正直これから生き残ることは出来ないだろう。戦場で言えば、敵と戦っていて背後にいる味方から銃弾を打ち込まれるのと同じである。そうなれば敵に降伏した方がましである。
いずれ末端の兵士だけではなく、指揮官も戦場を投げ出すだろう。
経営者は時代を先に読むことが出来なければ、企業として寿命を縮めるだけである。いったん傾いたものを元に戻すのは至難の業であり、そこで社員がどこまでモチベーションを保てるかといえば疑問である。
だからこそ経営が上手くいき、利益も順調に上がっている時に、現場の環境を整えないと何かあった時に支えてくれる社員はいない。
それが健全な企業のあり方である。
本来ならば、今回カネカは企業として改革できる良い機会を得ながらそれをせずに世間に隠していた正体を晒した様なものである。
現代の企業としては最悪の対応であり結果である。場当たり的で展望も無いのが良くわかる。少なくとも危機管理が出来てない。マイナスをプラスに出来るような人材が経営陣にいないのだろう。
企業は公器、と言った先人の言葉もカネカには馬の耳に念仏ということか。 |
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いまこの企業が考えねばならないリスクは、自社の行いが法律的に正当かどうかではなく、こういう企業が世間にどう思われるかという点に関してですが、そこを決定的に勘違いしていますね。
いくら正当性を主張したところで、育休明けにいきなり辞令を出して数週間で転勤させるような企業には入りたくないと考える就活生は多いでしょう。今回出した声明は、企業の危機管理としても完全に失敗しています。
2019/6/6(木) 午後 6:41
> Jinne Louさん
結局、こういう時に企業の体質が出るということでしょうね。どこでも上層部が現場の全てを把握していないにしても、最終的にその尻拭いをするのは、上層部ですが今回は現場も含めて従業員は使い捨てということがわかったので、これから良い人材はここにくることは無いでしょうね。名前は売れててもブラック企業ですから。
2019/6/24(月) 午前 6:51 [ bat**yu2*01 ]