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『野生動物に餌やりはダメ、でも野鳥は例外? 研究』
- * 餌やりがダメな三つの理由と、意外な利点 - 野生動物を呼び寄せて楽しむために、米国ではマンションのベランダに鳥の餌台(バードフィーダー)を置いたり、裏庭にやってくるシカのために給餌器を設置ししたりする人が少なくない。 - しかし、これは動物にとっても人間にとっても危険だと、専門家たちは忠告する。 - 餌場は、狭くて様々な動物がやってくることから、病気や寄生虫を広げる温床となりかねない。 そう話すのは、米ペンシルベニア州狩猟委員会の野生生物学者、ジャニーン・フリーグル氏だ。 - 例えば、シカを死に至らしめる慢性消耗病(CWD)は、餌場に動物たちが集まることで尿、唾液、糞などが混じり合い、それとの接触で感染が広がると研究者たちは考えている。 - 「シカを引き寄せるための餌は、直接的または間接的に、シチメンチョウやリス、アライグマ、ネズミ、スカンク、キツネなども呼び寄せることになります」とフリーグル氏は言う。 「シカだけでなく他の動物にとっても、餌場は病原菌への接触と感染のリスクを高めるのです」 - 犬ジステンパー、パルボウイルス、レプトスピラ症、アライグマ回虫、鳥ポックスなどはすべて、餌場で広がる可能性のある病気または寄生虫だ。 - 「一般に、野生動物に餌をやるのは良いことではありません。 どんな動物だろうと、あなたがどこに住んでいようと関係ありません」とフリーグル氏は警告する。 - * 人間がいれば食べ物にありつける? - アライグマがピーナツバターをかじっているところを見たことがある人なら、いかに彼らがペットのようにかわいらしいかを知っていることだろう。 しかし、たとえ小さくても、野生動物は人間に危害を及ぼす可能性がある。 - 実は、米グランド・キャニオン国立公園で最も人をかむ事例が多い動物は、餌を求めるリスなのである。 - 餌を与えられた野生動物は、人間と食べ物を結び付けて考えるようになってしまう。 すると、動物たちが、人間の子どもやペットを傷つけて野生動物管理官に処分されたり、車に轢かれたりするケースが増えることになる。 - だから専門家たちは、「餌をもらった(fed)クマは、死んだ(dead)クマだ」と言うのである。 - * ジャンクフード - それでも野生動物に餌をやろうか迷うなら、栄養価のことも考えるといい。 - 動物はたいてい、安定的または簡単に手に入る食物があれば、たとえ栄養価が偏っていたとしても、それに頼るようになる。 すると、例えばトウモロコシを食べすぎたシカの場合、胃の中の酸のバランスを崩し、乳酸アシドーシスと呼ばれる症状を呈するようになる。 - 「ペンシルベニア州では、この症状でシカが死亡した事例が記録されています」とフリーグル氏は話す。 - 餌やりはまた、その土地における動物たちの移動パターンを変化させることで、生息分布に影響を及ぼす可能性もある。 一カ所に動物が集中すれば、闘争やケガも 多発しかねない。 - * 野鳥の餌やりは例外? - ヒグマやワニに餌をやらない、ということは常識かもしれないが、裏庭を訪れる小鳥たちに餌をやるかどうかということになると、もう少し事情が複雑になってくる。 - 鳥の餌台が病気を蔓延させる原因となりうるのは、他の餌場と同じだ。 そう話すのは、英国鳥類学トラストの生態学者、ケイト・プラマー氏。清潔に保たれていない場合にはなおさらだという。 - 例えば、トリコモナス症という病気は何百万羽もの鳥を死に追いやり、2006年以降、英国におけるアオカワラヒワの生息数を60%も減少させたとプラマー氏は言う。 - 一方で、野鳥の餌やりは、生物多様性にとって有益である可能性もある。 - 5月21日付で学術誌「Nature Communications」にプラマー氏らが発表した論文によると、英国では、一般家庭の庭で見られる鳥の種類が、1970年代よりも現在のほうが多くなっているという。 しかもこの変化は、鳥の餌や餌台の市場が発展するのと同時に起こったというのだ。 - かつて鳥にやる餌と言えばトウモロコシやヒマワリの種くらいだったかもしれないが、今やスエット(牛や羊の脂)、ミールワーム(ゴミムシダマシの幼虫)、ファットボール(油脂や穀物、ナッツなどを固めたもの)、菜種、モロコシ、シロキビなど、野鳥の好みに合わせて様々なものがある。 - 「私たちが自宅の庭でやっていることが、周囲の鳥たちの多様性にこれほどはっきりした大きなスケールで影響しているということがわかったのは、今回が初めてです」とプラマー氏は話す。 「かなり重大なことです」 - こうした鳥たちの多くは、本来であれば森林や農地に住んでいたという点も考慮することが重要だ。 人の手が入り、次々と開発が進んでしまったような場所である。 - 「だから鳥たちは、生きるのに必要なものを私たちの家の裏庭で見つけているのです」。 プラマー氏はそう話す。 - (ナショナル ジオグラフィック) - ↑ 「餌場は、狭くて様々な動物がやってくることから、病気や寄生虫を広げる温床となりかねない。」 ということだね。 - 「犬ジステンパー、パルボウイルス、レプトスピラ症、アライグマ回虫、鳥ポックスなどはすべて、餌場で広がる可能性のある病気または寄生虫だ。」 餌場は病原菌の温床になるのだね。 - 「鳥の餌台が病気を蔓延させる原因となりうるのは、他の餌場と同じだ。」 バードフィーダーも同じだね。 野鳥にも餌をあげてはいけないね。 -
追伸:
庭を散策して、西と東のビオトープの水面の落ち葉などゴミをゴミ拾いトングで拾った。 - 犬小屋のイシガメ・クサガメ・ペニンシュラクーターに餌と水をあげた。 - バスタブの子亀たち(イシガメ・クサガメ・ウンキュウ)に餌をあげた。 - 西と東のビオトープのメダカ・ミナミヌマエビ・スジエビなどに餌をあげた。 - 植木鉢の枝垂れ桜・枝垂れ花桃・枝垂れ梅・アボカド・パパイヤなどに水をあげた。 - 追伸2:
今日、風呂に入りながら聴いたアルバム 「バッド・レリジョン ザ・プソセス・オヴ・ビリーフ」。 - |
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