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『神田昌典が「本棚に残した」24冊とは?』
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日本を代表するマーケターであり、希代の読書家としても知られる神田昌典氏。
氏は最近、本との付き合い方を大きく変え、いわば「都合のいい読書術」にシフトしたという。
その具体的な内容は近著『都合のいい読書術』に詳しいが、本書の中に気になる記述がある。
それは、神田氏が数百冊あった蔵書のほとんどを処分したこと、だが、それにもかかわらず本棚に残した書籍が24冊だけあった、という事実だ。
いったい、その「選ばれし24冊」とはどんな本なのか。
以下、神田氏に1冊ずつご紹介いただいた。
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*  1〜3 世の中の「本質」が理解できる本
『流れと形』(エイドリアン・ベジャン、J・ペダー・ゼイン)
「Sカーブ」が不確実性を克服する』(セオドア・モディス)
『精神と自然――生きた世界の認識論』(グレゴリー・ベイトソン)
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私が好んで読むのは自然科学系の本、それも世の中の本質的な構造を解き明かそうとするような本です。
必然的に、本棚に残した書籍もそうした本が中心になっています。
中でも多くの人にお勧めしたいのが『流れと形』です。
すべてのかたちは「熱放射力学」によって作られているという「コンストラクタル理論」について説かれた本です。
この理論を一言で説明すると、「すべてのものは熱がスムーズに流れるようにデザインされていく」ということ。
たとえば雷と樹木の筋、あるいは血管と河川の流れは驚くほど似たかたちを取るのですが、これは、熱がスムーズに流れるようデザインされた結果ということなのです。
私がこの理論について語る際にいつも挙げるのは、「アップルのコンピュータはなぜ静かなのか」という話です。
アップルコンピュータの静音性についてはよく知られていますが、これはファンの数が少ないから。
では、なぜファンが少なくて済むのか。それは、アップルのコンピュータが熱放射力学的に最適な構造をしているから、つまり、熱が最適に放出されるようなデザインになっているからなのです。
アップルコンピュータの静音性はまさに、コンストラクタル理論によって実現しているのです。
そう考えたとき、この理論はさまざまな分野に応用できることがわかります。
たとえば「情報」もまた熱の一つだと考えれば、それが最適に流れるような仕組みを作ればいいことがわかります。
ウェブサイトなら、どんな構造で、どんなタイトルをつけ、どのくらいの文章量にするかなどを考えることで、最もスムーズに読んでもらえるウェブサイトになるのです。
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続いてご紹介したいのが『「Sカーブ」が不確実性を克服する』。
これは、商品のライフサイクルから景気の流れ、人の一生まで、すべては「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」という「Sカーブ」を描くことを説く一冊。
これまた、時代の先を読み解き、ビジネスに幅広く応用できる本質的な知識をもたらしてくれる本です。
興味深かったのが、「モーツァルトは早死にだったのか」という事例。
35歳で亡くなったモーツァルトは一般には「早逝の作曲家」とされますが、彼が残した作品の数をプロットしていくと、見事にSカーブを描くのです。
導入期を経て成長期に一気に数が増え、そして徐々にペースダウンしていくのですが、すでに35歳時点でモーツァルトの作品数は90%を超えている。
すなわち早死にとは言えない、ということになります。
これだけ見ると、「早熟な人はピークが早く過ぎてしまう」とも読めますが、著者であるモディスはこうも言っています。
「教育者に転身することで、再びSカーブを描くことができる」。
つまり、自分自身が「成熟期」に到達してしまっても、新たに教育者として人を育てることにシフトすれば、再びSカーブを描くことができるということ。
人材育成の面でも示唆の多い一冊です。
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この分野で最後にご紹介したいのは、『精神と自然――生きた世界の認識論』です。
これは私が大学生時代に読みふけった本なのですが、内容以上に、「対話を通じて知を想像していくプロセスの重要性」に気づかせてくれた本でもあります。
ニューギニアの部落からサイバネティクスまで「生きた世界」をどう認識するかを説くという内容で、正直、内容は相当に難解です。
ただ、本書は「娘との対話形式」になっているのです。
そのため、難解な内容がわかりやすく、かつ味わい深く入ってくる。
知の創造は対話によって行なわれるということを知る原体験になった一冊です。
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*  4〜6 「物語」の重要性を説く本
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『英雄の旅』(キャロル・S・ピアソン)
『神話の法則』(クリストファー・ボグラー)
『Managing Corporate Lifecycles』(Ichak Adizes)
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『英雄の旅』および『神話の法則』はどちらも「ヒーローズ・ジャーニー」について扱ったものです。
これはジョゼフ・キャンベルという人が提唱したもので、数々の神話を研究した結果、長年語り継がれてきた神話には「天命を受け、旅を始め、メンターに出会い……」といった一連の共通した流れがあり、ハリウッドでヒットした映画の大半もこれにプロットになっている、というものです。
これもまた、情報はどうすれば最適な形で伝わるかという「本質」を教えてくれる理論に他なりません。
『英雄の旅』は、マーケターであるピアソンが、このヒーローズ・ジャーニーを元に人間のタイプを12に分け、それぞれの成長論について書いたもの。
あの鏡リュウジさんが監訳しています。
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一方、『神話の法則』はこの「ヒーローズ・ジャーニー」をより詳細に解説したもので、実際にどのようにストーリーを作るべきかを解説した本。
作家や脚本家、ゲームのシナリオライター向けと言えるでしょう。
より正確には、ハリウッドの「ストーリーコンサルタント」のために書かれた本。
これは映画化される前の脚本を読み、その価値を判断する職業。
つまりハリウッドには株式アナリストのように、ストーリーの良し悪しを判断する「アナリスト」がいるのです。
「そんなことが可能なのか」と思う人もいるかもしれませんが、今ではアルゴリズムにより、かなりの程度までヒットの確率がわかるようになっています。
そのことを詳述した『ベストセラーコード』という本がありますが、大ヒットした『君の名は。』を分析すると、このパターンに見事に当てはまっていることがわかります。
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「Sカーブ」や「物語」の理論を、いかにマネジメントに落とし込むかが詳細されているのが『Managing Corporate Lifecycles』。
会社の導入期、成長期、成熟期それぞれについて、どのようなマネジメントが必要で、どんな人材を採用すべきかが詳しく書かれた一冊です。
Ichak Adizesの本は、本書を含めほとんど翻訳されていませんが、まさにマネジメントの天才。
邦訳が出ることを望みます。
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*  7〜9 未来の日本・世界を読み解く本
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『Generations: The History of America's Future, 1584 to 2069』(Neil Howe、William Strauss)
『情報と秩序』(セザー・ ヒダルゴ)
『文明崩壊』(ジャレド・ダイアモンド)
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よく「歴史は繰り返す」と言われますが、実際にどのようなサイクルで歴史が循環するかを知れば、不確実な時代に先を読む大きなヒントになります。
その一つが前述した「Sカーブ」ですが、本書『Generations: The History of America's Future, 1584 to 2069』もまた、不確実な時代に先を読む視点を与えてくれる1冊です。
ピューリタン、すなわち17世紀にアメリカ大陸に上陸した人々について、その後16世代にわたって詳細な分析を行なった結果、4世代ごとに同じようなサイクルが繰り返され、それが循環することで歴史が成り立ってきたということが明かされます。
あのアル・ゴアが読んで感動し、自費で議員全員に配ったという一冊でもあります。
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より大きな視点で未来予測を可能としてくれるのが『情報と秩序』です。
「情報」という観点ですべてを説明する画期的な一冊です。
著者のヒダルゴは、太陽がフレアを出し続けるがごとく、地球は情報を生み出し続ける星だと説きます。
たとえば、人間は木と紐を組み合わせて弓矢を発明する。
これは既存のものとものが組み合わさり、新たな情報が生まれたことを意味する。
さらに人類は蒸気機関やパソコンなど、どんどん新たなものを生み出し続けてきましたが、これもまた、地球が情報を生み出し続けるプロセスの一つ。
彼によれば経済成長もまた、情報成長のひとつの表われにほかならないのです。
誰も情報の拡大を止めることはできない、と考えたとき、気になることがあります。
このまま情報が拡大していくと、いずれネックとなるのは「人間」だということ。
増え続ける情報に人間の処理速度が追い付かなく日がいずれやってくることが予想できるのです。
時代が向かう先を占う意味でも重要な一冊だと思います。
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では、このような変化の激しい時代に日本は生き残ることができるのか。
そんな危機感を抱かせる一冊が『文明崩壊』です。
著者は、『銃・鉄・病原菌』などのベストセラーで知られる生物学者のジャレド・ダイアモンド。
過去1万年近くに及ぶ全世界の文明を分析し、その崩壊の原因を探った結果、生き残った文明と崩壊した文明の違いが見えてきた。
その分水嶺となったのは病原菌でも戦争でもなく、時代の変わり目において旧来の価値観を手放せたかどうかだった……。
旧来の価値観に囚われて、新しい価値観を作り上げられなかった社会は崩壊するという現実をまざまざと突き付けられる一冊です。
今の日本もまさに、時代の変わり目にあります。
日本は旧来の価値観を手放すことができるかが問われています。
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*  10〜13 誰もが知る名作
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『モモ』(ミヒャエル・エンデ)
『かもめのジョナサン』(リチャード・バック)
『天平の甍』(井上 靖)
『善の研究』(西田幾多郎)
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ここからは、誰もが知る名作でありつつ、今でも本質的な気づきを与えてくれる書籍を。
まずはご存じ、ミヒャエル・エンデの代表作『モモ』。
「時間どろぼう」とちょっと変わった女の子「モモ」の間で繰り広げられる不思議な物語ですが、ご存じのとおりそこには資本主義・管理社会に対する数多くの問題提起や警鐘が含まれています。
今読んでも色あせない優れた童話であり、寓話です。
そして、本書で触れられている貨幣中心社会への本質的な矛盾は、今でも解決されていないと感じます。
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『かもめのジョナサン』は、群れから追放され、自分自身の限界を突破しようと飛び続けたカモメ・ジョナサンの物語。
これはまさに、前述の「英雄の旅」(ヒーローズ・ジャーニー)そのもの。
非常に短い短編ですが、そのエッセンスが余すところなく凝縮された見事な作品です。
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井上靖の名作『天平の甍』は、奈良時代、請われて中国から日本を目指した鑑真和上が、幾多の苦難を経て日本にたどりつくまでを描いた物語です。
鑑真和上の不屈の精神もさることながら、私が注目したいのは、当時の日本が思いのほかオープンで多民族だったという事実です。
鑑真和上のみならず、奈良時代の日本には数多くの外国人、しかも世界最先端の知識を持った人々が集っていました。
当時の中国はまさに世界中から人々が集まる多民族国家で、インド人や西域のソグド人などさまざまな人々が活躍していました。
奈良時代の日本人は、そんな国際的頭脳集団を丸ごと国に移植しようとしたわけで、鑑真の来日もまた、その文脈でとらえられるわけです。
つまり、奈良時代の日本は思った以上にコスモポリタンだった。
今の日本は、そうしたベースの上に成り立っている。
日本の国際化を考えるに当たり、考えさせられる一冊です。
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『善の研究』は、日本を代表する哲学者、西田幾多郎の代表作。
1911年に刊行されて以来、時代の変わり目になるたびに求められてきた本です。
ただ、正直、あまりに難解で、一字一句をしっかり理解しようとすると相当に困難な一冊でもあります。
ただ、面白いのがこの本を読書会――つまり、複数の人で集まって一緒に読むことで、内容がスッとわかるのです。
難解な本こそ読書会で、という好例として挙げておきたいと思います。
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*  14〜16 名経営者の視点を追体験できる本
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『ブランド帝国LVMHを創った男 ベルナール・アルノー、語る』(ベルナール・アルノー)
『小倉昌男 経営学』(小倉昌男)
『起業家福沢諭吉の生涯』(玉置紀夫)
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私がメンターとしている経営者の一人が、ベルナール・アルノー。
ルイ・ヴィトン、ディオール、フェンディ、ホイヤーなど数々のブランドを買収し、世界最強のブランド帝国であるモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)グループを作った「帝王」。
欧州の長者番付の常連でもあります。
まったく畑違いに思える彼をメンターにしていることを意外に思われるかもしれません。
ですが、彼がやったのは老舗ブランドを現代によみがえらせたということ。
一方、私がやりたいことは、人のブランドを束ねていくこと。
どちらも「ブランド」がカギであり、ブランドをどう生かし、経営をしていくかという点で、非常に多くの示唆を与えてくれます。
そんなアルノーの著作『ブランド帝国LVMHを創った男 ベルナール・アルノー、語る』は、節目で何度も読み返してきた一冊です。
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日本人で尊敬する経営者も数多くいますが、ヤマト運輸元社長の小倉昌男氏もその一人。
ご存じ「宅急便」の生みの親です。
著書『小倉昌男 経営学』はまさに「事業開発戦略の教科書」といえる名著です。
本書には小倉氏が社員の抵抗や国の規制などさまざまな困難にあいながら、何を考え、どういう苦労をした結果、宅急便を生み出したというプロセスが赤裸々に描かれています。
これはつまり、事業を立ち上げ、成功に導くまでの困難や苦労を疑似体験できるということ。
これほど貴重な読書体験はありません。
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『起業家福沢諭吉の生涯』は、教育者として知られる福沢諭吉の「起業家」の側面に光を当てた本。
実際、彼は教育者であるとともに起業家、経営者であり、同時代の経営者たちとの付き合いも深かったそうです。
ただ、そのため「学商」――すなわち、学問を使って商売をしている人と批判されていたというのです。
これは、後世になって評価される人が、必ずしも同時代人から正当に評価されているとは限らない、ということです。
新しいことを始めるとどうしても批判を受けがちですが、そんなときにぜひ読んでほしい一冊です。
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*  17〜19 とにかく使える本
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『ザ・ワーク』(バイロン・ケイティ、スティーヴン・ミッチェル)
『Provocative Coaching: making things better by making them worse』(Jaap Hollander)
『頭脳の果て』(ウィン・ウェンガー、リチャード・ポー)
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私は物事の本質を解き明かすような本をよく読むというお話をしましたが、ノウハウ本や即効性のある本も嫌いではありません。
むしろ、その根底にしっかりした理論があるノウハウ本は好んで読みます。
そんな中でもとにかく「実用的」な本を紹介してほしい、と言われたら、まずはこの『ザ・ワーク』を挙げたいと思います。
副題「人生を変える4つの質問」のとおり、4つの質問をするだけで目の前の問題がみるみる消えていくというもの。
4つの質問とは、「それは本当でしょうか?」
「その考えが本当であると、絶対言い切れますか?」
「そう考えるとき、(あなたは)どのように反応しますか?」
「その考えがなければ、(あなたは)どうなりますか?」というシンプルなものですが、効果は絶大です。
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『Provocative Coaching: making things better by making them worse』は、残念ながら邦訳は出ていませんが、これも非常に面白く、かつ役立つ本です。
内容はとにかく刺激的。
ひと言で言えば「相手を侮辱、挑発することで成長を促す」というコーチング方法。
つまり、パワハラ・セクハラに近いことをすることで成長させるという毒のあるテクニックなのです。
ちなみに本書の根底にあるのは、「成熟した大人として人を育てるよりも、『道化師』として育てたほうが、成長は早い」という考えです。
これは人間の本質をついていると思います。
確かに人間的に成熟できればそれに越したことはないけれど、時には道化師・ピエロになることで、何かに挑戦したり、悩みを吹っ切ることが大事なこともある。
しばしば「最もお金を稼ぐのはコメディアンだ」と言われます。
確かに、トム・クルーズよりもビル・コスビーのほうが、日本ならキムタクよりもタモリのほうが稼いでいる。
さらに、寿命も長いと言われます。
その問いに対する答えがここにあるかもしれません。
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もし私が「その本を読んだことで、最も稼がせてもらった本」を挙げろと言われたら、本書『頭脳の果て』になると思います。
本書で取り扱っているのは「いかにアイデアを生み出すか」ということ。
それも、ロジックだけでなく、「イメージ」の力によってアイデアを引き出すための具体的な方法論が紹介されています。
今の時代、最も価値あるものは「アイデア」です。
シリコンバレーのベンチャーキャピタルの間では、「一番価値のあるものはアイデアであり、一番安いのはお金」という考えが常識。
つまり良質なアイデアこそが最大の価値を持つ。
では、そのアイデアを作り出すための方法とは何か。
それを教えてくれるのが本書なのです。
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*  20〜21 人間の可能性を知るための本
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『「思考」のすごい力』(ブルース・リプトン)
『あるヨギの自叙伝』(パラマハンサ・ヨガナンダ)
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本書『「思考」のすごい力』の著者は細胞生物学者。研究の結果、細胞には知性があることがわかった。
一般には遺伝子が人間をコントロールしていると言われているが、実は細胞こそが意識や環境をコントロールしており、逆に我々が抱く思考もまた、細胞に強い影響を与える……。
本書については話し始めるとキリがありませんので、このくらいで(笑)。
とにかく画期的な本です。
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ある意味、さらにとんでもない一冊がこの『あるヨギの自叙伝』。
インドのヨギ(ヨガ行者)の自叙伝なのですが、現代の常識から言えば、はっきり言って常識外な内容。
300歳まで生きる人の話とか、空中を飛ぶ人の話とか……。
正直、「本当かいな」という内容です。
ただ、本書が私にとって忘れられないのは、本書を私に勧めてくれたのが、「アイボ」開発者として知られる元ソニー上席常務の土井利忠氏だったこと。
「天外伺朗」というペンネームでの著作活動でも知られています。
私は20代の頃、土井さんと直接接する機会を得たのですが、その際にいただいた読書リストにこの本があったのです。
ちなみにそのリストに載っていたのはいわゆる「スピリチュアル」と呼ばれる本ばかり。
ただ、土井氏始め当時のソニーの人たちはこうした本を読み漁りながら、次々に斬新な製品を生み出し、急成長していったのも事実です。
ちなみに本書はあのスティーブ・ジョブズが唯一、自分のiPad2にダウンロードしていた本としても有名です。
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*  22〜24 私の「原点」を作ってくれた本
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『マーケティング・マネジメント』(フィリップ・コトラー、ケビン・レーン・ケラー)
『コーポレート・ファイナンス』(リチャード・A・ブリーリー、スチュワート・C・マイヤーズ、フランクリン・アレン)
『パンツをはいたサル』(栗本慎一郎)
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『マーケティング・マネジメント』と『コーポレート・ファイナンス』の2冊は、私がビジネススクールに留学していた時に読んだもので、MBAの必読書であるとともに、私にとってもやはり原点といえる本。
その後もいろいろなマーケティング本を読みましたが、やはり自分のマーケティングの原点はコトラーであると感じます。
マーケティング戦略がわかっているからこそ、それをさまざまな分野、たとえばコピーライティングなどにも応用できますし、最新のマーケティングオートメーションなどを理解するためにも、やはり『マーケティング・マネジメント』の知識は非常に役立ちます。
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一方、『コーポレート・ファイナンス』ですが、実は私はMBAではマーケティングではなくファイナンスを専攻していました。
ただ、それがマーケティングの役に立っていないわけではなく、むしろ最新のマーケティングを理解するためには、数字の知識が不可欠です。
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最後にご紹介する『パンツをはいたサル』は、実はこのリストを作るに当たって久しぶりに思い出した本なのですが、思い返してみれば、まさに私の原点を作ってくれた本だと再確認しました。
何より、本質を見ることの重要性について目を開かせてくれた一冊。
消費社会の原点はどこにあるのかを説く名著で、今読んでも十分に刺激的です。
栗本氏が専門とするのは「経済人類学」。
今はやりの「行動経済学」に似ていますが、似て非なるものです。
ちなみに、実は行動経済学は新しい概念のように思われていますが、その内容はマーケティングの世界ではすでに、100年前から言われていたことにすぎません。
それよりも私は栗本氏の「経済人類学」に魅力を感じます。
経済現象を研究する文化人類学の一分野で、よりスケールの大きなもの。
たとえば、「なぜ戦争は繰り返されるのか」「なぜ極右政権は生まれるのか」といったことを、経済学の視点も踏まえて解き明かしていくものです。
ちなみに栗本氏はその研究から、トランプ政権の誕生を予見していたことでも知られています。
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*  読書により、人生に奇跡を起こすことができる
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以上が私の本棚に残った24冊です。
正直、難解な本が多い。
「分厚い本を一冊読むのも大変なのに、24冊なんて無理だよ」という声が聞こえてきそうですが、心配はいりません。
めまぐるしく進化するテクノロジーと違って、「本を読む」という行為はアップデートされないと思っている人も多いかも知れませんが、それは間違っています。
実はすでに「本は一人で読むもの」という常識は過去のものなのです。
では、これからの読書とはどんなものか……それについてはぜひ、拙著『都合のいい読書術』を読んでいただきたいと思います。
読書には、人もお金も動かすことのできる、奇跡的なまでの力があります。
それをぜひ、実感してください。
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(PHP Online 衆知 THE21)
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上記にある『あるヨギの自叙伝』(パラマハンサ・ヨガナンダ)は船井幸雄が紹介していたので読んだ。
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私も本が好きで、宇宙、地球、生き物の進化、世界の歴史、日本の歴史、音楽、戦闘機、戦車、車、生き物図鑑、サスペンス、漫画などなど毎日寝る前に読んでいる。
知識が深くなると物事の本質が見えて、音楽聴いても、映画観ても、野山を歩いても、別の景色が見える。

追伸:
「イエス スタジオ・ライヴ 」を観た。
<イギリスを代表するプログレッシヴ・ロックバンド、イエス。
今日もプログレ界で絶大な人気を誇り、ロック史上に与えた影響力は大きく、70年代 ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、EL&Pらと共にプログレ四天王と呼ばれたバンド。
ドイツのTV番組「BEAT CLUB」より、イエスの活動初期の貴重なスタジオ・ライヴ。>

追伸2:
2014年英映画「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」を観た。
<スコットランド、グラスゴー。
拒食症の治療で入院しながら、たった一人でピアノに向かっては作曲に没頭するイヴ(エミリー・ブラウニング)は、街へと飛び出してライブハウスに行く。
そこで彼女は、アコースティックギターを手にしたジェームズ(オリー・アレクサンデル)と知り合う。
やがて彼にキャシー(ハンナ・マリー)という少女を紹介され、三人で音楽活動に乗り出していく。
こうして音楽と青春と友情を謳歌(おうか)するイヴだったが……。>
1988年生まれオーストラリア出身の女優エミリー・ブラウニング主演のミュージカル映画だね。
人気バンド、Belle and Sebastianのスチュアート・マードックが、2009年に放ったソロアルバムを自ら監督・脚本を務めて映画化したミュージカル。

追伸3:
2007年米映画「HIGHJACK ハイジャック」をまた観た。
<NY発LA行き732便でハイジャックが発生。
過激なテロリストの犯行と思われたが、犯人の狙いは別にあった。>
1968年生まれマサチューセッツ州出身の俳優アンソニー・マイケル・・ホール主演のサスペンスアクション映画。
監督はアーマンド・マストロヤンニ。
『渡部昇一の知的執筆術〜物を書くために心がけたい技術』
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PHP新書『知的人生のための考え方』は、知の巨人・渡部昇一氏が遺した多数の名著から、思索のエッセンスを抽出。
『渡部昇一の人生観・歴史観を高める事典』『わたしの人生観・歴史観』を追悼復刊したものです。
著者一流の知的生活への具体的なノウハウから、透徹した独特の歴史への視座まで、渡部人生学・歴史学の集大成といえる一冊です。
本記事は、その一部を抜粋編集してお届けするものです。
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*  まず、書き始めることが大切
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論文や随筆を書いたりといった能動的な知的生活を送る時のコツとは何でしょうか。
これからの時代は、ブログなどで、自分の意見を表明できる場も増えてくるでしょうから、知的生産の技術といったものも、知っておくと便利でしょう。
物を書く時の究極のコツは、ともかくも書き始めるということです。
私は、卒論や修論の指導にあたって、学生に、
「構想が構想であるうちは論文でも何でもなく、一応の構想やら書いてみたいことが浮かんだら書き始めてみなさい。
書き出す前の構想などは、実際は一枚目を書いたとたんに飛び散ってしまうこともよくあることで、そういうことにめげずに、疑問が生じたらチェックし、最初正しいと思ったことが間違いだったら書き直すといったふうにして、毎日、何時間か機械的に取り組むようにしなさい」
と言っています。
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このことについて、カール・ヒルティは『幸福論』の中で「仕事の上手な仕方」として次のように述べています。
少し長い引用になりますが、知的生産について見事に解説していますので、そのままご紹介します。
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「まず何よりも肝心なのは、思いきってやり始めることである。
仕事の机にすわって、心を仕事に向けるという決心が、結局一番むずかしいことなのだ。
一度ペンをとって最初の一線を引くか、あるいは鍬を握って一打ちするかすれば、それでもう事柄はずっと容易になっているのである。
ところが、ある人たちは、始めるのにいつも何かが足りなくて、ただ準備ばかりして(そのうしろには彼等の怠惰が隠れているのだが)、なかなか仕事にかからない。
そしていよいよ必要に迫られると、今度は時間の不足から焦躁感におちいり、精神的だけでなく、ときには肉体的にさえ発熱して、それがまた仕事の妨げになるのである。
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また他の人たちは、特別な感興のわくのを待つが、しかし感興は、仕事に伴って0 0 0 、またその最中に、最もわきやすいものなのだ。
仕事は、それをやっているうちに、まえもって考えたのとは違ったものになってくるのが普通であり、また休息している時には、働いている最中のように充実した、ときにはまったく種類の違った着想を得るということはない。
これは(少なくとも著者にとっては)一つの経験的事実である。
だから、大切なのは、事をのばさないこと、また、からだの調子や、気の向かないことなどをすぐに口実にしたりせずに、毎日一定の適当な時間を仕事にささげることである。
……よく働くには、元気と感興とがなくなったら、それ以上しいて働き続けないことが大切である。
もっとも、最初はあまり感興がわかなくても始めねばならぬ─そうしなければ、巓から始めようがない─、……精神的な仕事はほとんどすべてが、最初はただその輪郭がつかめるだけであり、二度目に手がけて初めてその細部が見えてきて、これに対する理解も一層明白になり、精密になるのが常である。
だから、本当の勤勉は、現代のある有名な著述家が言ったように『ただ休む暇なく働き続けることではなく、頭の中の原型を目に見える形に完全に表現しようという熱望をもって仕事に没頭することである。
……』
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一度、この、仕事に没頭するという本当の勤勉を知れば、ひとの精神は、働き続けてやまないものである。
そしてしばしば、このような(あまり長すぎない)休息ののちに、知らぬ間に仕事がはかどっているのを見るのは、まったく不思議である。
すべてのものが、まるでひとりでのように明瞭になってきて、多くの難点は突然解決されたように見えてくる。
最初頭にたくわえておいた思想はおのずから増大して、立体的なすがたをとり、表現力を得てきている。
そして、新たに始める仕事は、今度はまるで、その休息の間にわれわれの力を借りずに自然に成熟したものを、骨折りなしに刈り入れるかのように思われることさえ珍しくない」(草間平作訳・岩波文庫)
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これには解説の言葉をつけ加えることは不必要でしょう。
ある人は、悠々と数巻、数十巻の著作を成すのに、それと劣らぬ才能を持っていそうに見え、しかも知的生産をすることを熱望しているのに、ほとんど何の成果も残し得ないでいる人も少なくないのは、おそらくはヒルティの言うような「仕事の上手な仕方」を実行しなかったからではないでしょうか。
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*  機械的に書く習慣を身につける
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トランジスターの発明でノーベル賞を受賞したショックレー(1910〜1989年)は、自然科学者について、論文の数が学者の知能を計る尺度になると言い、論文の数の多さは、論文の質の高さと統計的にほぼ一致すると言っていますが、一年に十編のよい論文を書く人と、一年に一編のよい論文を書く人を比べると、少ない業績の人がいくら頑張るといっても、差は開くばかりでしょう。
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これはという小説家や哲学者を見ても、夭折した天才を除けば、多くは多作家です。
それは仕事をする技術を身につけていたからと言っていいでしょう。
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こうした「仕事をする技術」に熟達した人は、“毎日一定の適当な時間を仕事にささげる”つまり機械的に働くという習慣を身につけて、時によってはあらかじめ構想することなく、ともかく書き始めて、しかもそれが結局は傑作になったというものも多いようです。
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この機械的に働くという癖づけが大切なのです。
新田次郎氏は、『小説に書けなかった自伝』の中で次のように書いています。
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「このころは役所から帰って来て、食事をして、七時にニュースを聞いて、いざ二階への階段を登る時、
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〈戦いだ、戦いだ〉
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とよく云ったものだ。
自分の気持を仕事に向けるために、自分自身にはげましの言葉を掛けていたのだが、中学生の娘がこの言葉の調子を覚えこんで、私が階段に足を掛けると、戦いだ、戦いだと私の口真似をするので、それ以後は、黙って登ることにした。
七時から十一時までは原稿用紙に向ったままで階下に降りて来ることはなかった。
十時ころ娘がお茶を持って来ることがあったが、黙って来て、黙って降りていった」
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休日でもなく勤務のある日に、自分に「戦いだ」と言い聞かせて、「毎晩七時のニュースの後に二階に登る」という機械的な勤勉さがなかったら、氏の創作活動はなし得なかったでしょう。
これは、一人新田氏だけでなく、多くの小説家や哲学者、そして画家や作曲家に通じる仕事の技術なのです。
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*  蔵書のための空間を作る
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そしてこういった知的生産に欠かせないのが、先にも述べた「自分ライブラリー」の数、つまり、蔵書の数なのです。
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広い読者層を有する某小説家は、ある時代のある人物を主題に決定すると、それに関係した文献を徹底的に集めるといいます。
そしてその作家は、きわめて短時間の間にその時代の背景やその人物についての理解を深めます。
貧乏な学者は手元にそんなに本を集めることができませんから、あれよあれよという間に追い越されてしまいます。
時代物を書く小説家が、古代であれ、戦国時代であれ、江戸時代であれ、それぞれの専門家と対談をやっても、見劣りしないどころか、かえって知識が豊かであるという印象を与えることがあるのはそのためです。
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もちろん、評論家も、どれだけ多くの蔵書を持っているかで、その人の評論活動の幅や質が決定されてしまうところが多々あります。
知識を前提とした意見を述べる人は、愛読書の他に、どうしても評判になっている本とか、資料として参照する本が必要です。
それも手元にあることが肝要です。
図書館などに行っていちいち調べていては、知的生産のスピードが遅すぎて時代についていけません。
ですから、どうしても蔵書のための空間作りに注意を払わざるを得ず、まだ十分な収入がない若手評論家たちで、これはという人は、生活費を切り詰めてマンションをもう一室借り、知的生産の場を確保して、自分の意見を積極的に表明するようにしているのです。
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知的生活と蔵書の数は比例する─これは疑いようのない真実なのです。
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*  文章力を高める方法
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さて、これから自分も文章を書こうと思われる方に関心を持ってもらいたいことは、文章力をどう高めていくかということです。
いくら言わんとする内容がよくても、文章表現力が乏しければ読み手に伝わらないのが、文章だからです。
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そこでお勧めしたいのは、フランクリン式文章上達法です。
ベンジャミン・フランクリン(1706〜1790年)は、イギリスの文芸的日刊紙である「スペクテイター」の文章の素晴らしさに感銘し、自分もそのような文章力をつけたいと思ったのです。
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そこで彼は、真似をすることから始めました。
その方法は、「スペクテイター」を読んで、そこから各文章の趣旨を示す短いヒントを書き、数日寝かせておいてから、原文を見ることなくそのヒントに書いた趣旨に基づいて、頭の中で単語をひねくりだし、文章を再現するのです。
そして自分で書いた「スペクテイター」と実際の「スペクテイター」を比較し、自分の文章の欠点や語彙不足を発見し、修正していくというやり方です。
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私も、英文修業の時に、この方法を真似て、ハマトンの『知的生活』のいくつかの節を、いったん英文和訳してから、その和訳から英文にして原文と比較するというやり方をしました。
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この、手本となる本を探して、それを真似ることで文章力をつけるという方法は、多くの書き手が通ってきた道ですので、これから文章を書こうと思う方は、ぜひともチャレンジしてほしいものです。
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また、能動的知的生活を送ろうと思われる方に知っておいてもらいたいことは、一つは、「恒産なくして自由な知的生活はない」ということと、「知的作業とは孤独なものである」ということです。
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この二つをよく押さえておかないと、知的生産は立ち行かなくなってしまいます。
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前者に関しては、働かなくても食べていけるだけの資産がある人なら別ですが、やはり独立した生活ができるだけの経済的基盤は確立しておかなければなりません。
しかも、自分の知的レベルを上げていくためには、蔵書を増やしていくといったことも必要です。
「知」を売る人間は、「知」を買うことに億劫がってはいけません。
こういったことを考えていくと、お金の問題を決しておろそかにしてはいけないと言えるのです。
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後者の「孤独」に関しては、知的生活を分かち合えるような友人を持つことです。
ゲーテは、
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「価値ある創作は作者の孤独な時にだけ製作される。
大作とは常に孤独の子である」
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と言っていますが、知的生活は、本質的に孤独であるが故に、語り合うべき友を求める生活でもあると言えるのです。
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漱石は、門下生と語り合うことで、逆に弟子から知的恩恵を受けていたとも言えます。
また私の体験から言っても、同じく知的活動をしている人との肩の凝らない交際によって、大いに知的刺激を受けることもあるのです。
知的生活の幅はそれによっても広がっていくのです。
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(PHP Online)
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『物を書く時の究極のコツは、ともかくも書き始めるということです。』
『よく働くには、元気と感興とがなくなったら、それ以上しいて働き続けないことが大切である。』
『知的生産に欠かせないのが、先にも述べた「自分ライブラリー」の数、つまり、蔵書の数なのです。』
『いくら言わんとする内容がよくても、文章表現力が乏しければ読み手に伝わらないのが、文章だからです。』
『手本となる本を探して、それを真似ることで文章力をつけるという方法は、多くの書き手が通ってきた道です。』
『「恒産なくして自由な知的生活はない」ということと、「知的作業とは孤独なものである」ということです。』
『働かなくても食べていけるだけの資産がある人なら別ですが、やはり独立した生活ができるだけの経済的基盤は確立しておかなければなりません。』
『価値ある創作は作者の孤独な時にだけ製作される。大作とは常に孤独の子である。』
ということだね。

追伸:
2015年米映画「バーニング・ブラッド」を観た。
<メキシコ国境にほど近いアメリカの田舎町。
元軍人のコルトン(スコット・アドキンス)は姪を誘拐したメキシコの麻薬組織のアジトに単身乗り込み、その場にいた敵を全員倒してしまう。
怒り狂った組織のボスは凶悪な部下たちを引き連れて国境を越え、地元の汚職警官たちと結託してコルトンを倒そうとするが……。>
1976年生まれイングランド出身の俳優スコット・アドキンス主演のアクション映画だね。

追伸2:
2015年米映画「スポットライト 世紀のスクープ」を観た。
<2002年、ウォルター(マイケル・キートン)やマイク(マーク・ラファロ)たちのチームは、「The Boston Globe」で連載コーナーを担当していた。
ある日、彼らはこれまでうやむやにされてきた、神父による児童への性的虐待の真相について調査を開始する。
カトリック教徒が多いボストンでは彼らの行為はタブーだったが……。>
1951年生まれペンシルベニア州出身の俳優マイケル・キートン主演の社会派ドラマ映画だね。
1967年生まれウィスコンシン州出身の俳優マーク・ラファロも出いる。
目玉おやじにねずみ男、子泣きじじいや一反もめんを生んだ漫画家、水木しげるさんが30日、死去した。
 
自らのことを「水木サン」と呼ぶ。
「人三化七(にんさんばけしち)(人間でいる時間が3割という水木さん独特の使い方)」と言って笑わせた。
たっぷり寝ていっぱい食べ、束縛を嫌い自由気ままが身上。
売れっ子になって徹夜とインスタントラーメンの食事ばかりに嫌気がさし、
仕事を減らすなど独特の哲学を持っていた。
 
アカナメ、海坊主、家鳴り−−。
発展の一方で減っていく夜の闇や自然を惜しみ、
見えない世界を畏れ敬う感性の鈍化と合理性ばかり追う現代に警鐘を鳴らし続けた。
水木作品からは、自然の奥深さや幸福の意味するものが浮かび上がってくる。

雰囲気に強い興味を抱いた。
成長と共に忘れた妖怪をよみがえらせたのは戦争体験だ。
 
戦時中は陸軍2等兵としてニューギニアのラバウルに。
上官には「態度が悪い」と殴られるなどつらい軍隊体験だったが、現地の人々とつき合い、
禁止されても村に通い続けて自然と一体化した彼らの習俗に魅了されていった。
爆撃で左腕を失い、死と隣り合わせにひそんだジャングルで幼い頃の記憶が次々浮かぶ。
後に「妖怪が見えた」と述懐した。
 
妖怪研究と冒険を兼ねてエネルギッシュに世界各地を回って資料収集。
「日本妖怪大全」を刊行するなど妖怪文化研究に取り組む。各地の妖怪、精霊は共通性があり、
地域により姿形は変わっても1000ほどの妖怪がいるという「妖怪千体説」を提唱。
1995年には「世界妖怪協会」を作家の荒俣宏さん、京極夏彦さんらと共に設立するなど、
妖怪の“市民権”を日本に定着させるシンボル的役割を果たした。(毎日新聞)

水木しげるといえば私の大好きな漫画家の一人。
もう一人は横山光輝。

子供のころはテレビで悪魔くんや鬼太郎で楽しませてもらった。
大人になってからは水木さんの文庫漫画で人生・幸福などの意味を考えさせられた。

今でも時々本棚から取って読み返している。
水木さんがあの世に行ったこれからはまた違う意味で感慨深く読めるだろう。
水木さんのことだから今頃
あの世を散策したりしているのか
はたまた妖怪になったのか。
人気テレビアニメ「ONE PIECE ワンピース」の放送15周年を記念した新作エピソード
「ワンピース “3D2Y”エースの死を越えて!ルフィ仲間との誓い」(3Dに×印)が、
8月30日にフジテレビの「土曜プレミアム」枠で放送されることが明らかになった。
海軍本部マリンフォードにおける決戦の後、
麦わらの一味が再会するまでに起きた物語が描かれる。
本作は、
義兄エースを失った悲しみを乗り越え、
ロジャー海賊団副船長レイリーとの厳しい修業に入っていたころのルフィを追うエピソード。
ルフィがいかに「覇気」を習得し、
エース喪失の悲しみを乗り越えたのか。
仲間に向けた暗号「3D2Y」の秘密と共に、
原作でもアニメでも描かれなかった、
ルフィ再生の物語が明らかになる。
 
今回ルフィが戦うのは、
原作者の尾田栄一郎が描き下ろした新キャラクターで、
モアモアの実の能力者バーンディ・ワールド。
大監獄インペルダウンのレベル6から脱獄した「世界の破壊者」の異名を持つ男で、
大いなる野望を実現するおとりとするため、
ルフィとも縁の深い七武海のボア・ハンコックを捕えようと画策する。
 
レイリーとの修行や、
ルフィとハンコックの共闘など、
特番にふさわしい見どころも用意されているという今回の新作。
その他、
ミホークやペローナ、
バギー、
ミスター3、
赤犬など、
原作でもなかなか見られないメンバーが勢ぞろい。
さらに頂上決戦におけるルフィとエース、
兄弟の絆を描く場面も新たな演出でよみがえるといい、
原作ファンにとっても見逃せないエピソードになるのは間違いない。
 
「ワンピース “3D2Y”エースの死を越えて!ルフィ仲間との誓い」は
フジテレビ「土曜プレミアム」にて8月30日 午後9時〜11時10分放送     (シネマトゥデイ)
 
過去を観るのはそれほど楽しみではないけど
次男に昨夜話したら観てみたいと言っていた。
 
夏休みの終わりごろきっと録画するだろう。
 
追伸:
朝妻からメールがきた「蝉が鳴いたよ。」と。
庭のクマゼミが今年初鳴きとなったようだ。
20年くらい前だろうと思うけど
庭にクマゼミの好きなセンダンやケヤキを植えて
クマゼミを捕ってきて庭に放した。
毎年クマゼミの鳴き声を聞いて夏を楽しんでいる。
クマゼミが見えなくなると夏もピークを過ぎていく。
 
 
集英社は30日、
尾田栄一郎さん(38)の人気漫画「ONE PIECE」の単行本の累計発行部数が、
11月1日発売の第72巻で3億冊を超えると発表した。
 
同社の漫画単行本が3億冊を突破するのは初めてで、
同社歴代2位となる鳥山明さんの「ドラゴンボール」の約1億5200万部を大きく上回っている。
 
出版科学研究所では「部数を公表していない出版社もあるが、
おそらく歴代で最も多い部数ではないか」としている。
 
「ONE PIECE」は、
1997年7月から「週刊少年ジャンプ」で連載中。
映画やテレビアニメにもなっている。  (読売新聞)
 
ワンピースは家族でみている。
長男がはまり、
妻がはまり、
次女がはまり、
次男がはまり、
私がはまった。
 
私は次男が借りてきた「頂上決戦」のDVDを
何回も何回も何気なく観ているうちにはまった。
私が知っているのは頂上決戦以降の話だけだ。
ということでファンとしては日が浅い。
 
1997年7月からもう16年3ヶ月以上連載が続いているということだね。
 
テレビで日曜日の10時半に昔からやっていて
当時は子供達は10時からの漫画を観ていて
10時半からの「ワンピース」は観ていなかった。
あの当時10時から何をやっていたのか忘れたが
ついでに流れる10時半からの漫画は鼻の長い男が出ていた。
今思えばあれはウソップだった。
ちなみに、
今10時からは「トリコ」をやっている。
 
それにしても長い間いろいろな連続のストーリーを縛りだす作者はすごいね。
最後はどうなるのか。
きっとルフィーが海賊王になるのだろうね。
最後の仲間達はどんなメンバーなのか。
楽しみだね。

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