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監督三池崇史、主演伊藤英明で映画化されて話題になりましたよね、その原作小説です。
図書館で予約していて、やっと順番がまわって来ました。
貴志 祐介作品を読むのは初めて。
学園で人気者の英語教師、蓮見。しかし彼の真の姿とは・・・。
学園を舞台にした、サイコサスペンス・・・になるのかな。
この本を手に取った時、あまりの分厚さ、しかも2段組にびっくり。
でも、ライトな文章で読み易いし、
予備知識なく読み始めたこともあり、ええっ、こういう話だったの!!、
と意外な展開に引き込まれました。
前半は、一体どうなるのか、とハラハラしながら一気読み。
ただ、後半物語が急展開。
後半の展開は、う〜ん・・・どうなんでしょうかねえ〜。
意見の分かれるところだと思いますが、
私は前半の流れのまま、物語りを進めて欲しかったですね。少々期待ハズレの結末でした。
でも、これだけ長い話を一気に読ませてしまうのは、
何だかんだ言ったけれど、凄いかも。
これから読む予定の方は、予備知識なしで読まれるのがお薦めです〜。
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その他小説(男性)
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なるべくネタばれしないよう気を付けて書いていますが、
未読の方はお気を付け下さい。
未読の方はお気を付け下さい。
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NEWSのメンバーが小説を書いた、と話題になった本作。
図書館にあったので、遅ればせながら読んでみました。
現役ジャニーズアイドルの小説って、
どんなもんだろうという興味本位から・・・
(角川書店)
同じマンションで育った幼馴染の二人の少年が、
渋谷でスカウトされ、バイト感覚で芸能界に足を踏み入れるが・・・。
芸能界での栄光と挫折を描いた青春小説です。
正直文章は、若く拙くぎこちないと思います。
誰が男か女かも分かり難いし(苦笑)、各エピソードも繋がっていない感じ。
読み難くて、前半何度か挫折しかかったのですが、
でも中盤から物語に加速がついて、読み易くなりました。
最初は、遊び気分だったタレント業。
でも、ひょんなことがキッカケでスターダムにのし上がり、スターへと昇り詰めて行く少年と、
いつまでもエキストラの少年。
親友だった二人が、だんだんすれ違っていく描写は、リアルで切ないです。
ラストはちょっと逃げている気もしましたが、
でも、ああまとめるしかなかった気もしますね〜。
読む前は、もっと軽い感じのライトノベルだと思っていたのですが、
純文学テイストの作品にびっくりしました。
確か最近、2作目が出版されたんですよね。
こちらも機会があったら読んでみたいと思いました。
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今更って感じなんですが、
2年程前話題になったこの本を、図書館で見かけたので借りてみました。
当時、行きつけの図書館では予約が700人待ちとか凄かったんですよ。
ちょっと気になるけれど「じゃあ、いいや。」なんて思っていました。
タイトルのとおり、
高校野球の女子マネージャーが、ドラッカーの『マネジメント』を参考にして
ダメダメ野球部を立て直していくという、青春小説です。
正直、小説としての完成度は「う〜ん??」という感じ・・・。
文章があまり上手くないんですよね・・・。
中学生が初めて小説を書きました、という感じの文章で
何だか読み難かったです。
でも、ドラッカーと高校野球を結びつけるという、アイデアは面白いな〜、と思いました。
ドラッカーもマネジメントも良く知らない、あまり興味のない私でしたが、
「本家の『マネジメント』を読んでみようかな〜。」という気になりました。
『マネジメント』を読んでみたい人の、導入としては良い本かもしれません(^^;。
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田中さんの『共喰い』に続いて、今年のもうひとつの芥川賞受賞作『道化師の蝶』を
読み終えました。
う〜ん、色々な意味で『共喰い』とは対照的な作品です
『共喰い』は、古典的な純文学という感じの作品で、とても読みやすかったのですが、
こちらは今まで読んだ事がないタイプの、難解で実験的な小説。
(作者本人は、リアリズム賞小説って言っていますが。え〜っ、どこがっ?!)
なかなか作品の中に入り込めず、読み終えるのに、時間がかかってしまいました(^^;。
で、読み終えたはいいのですが、どう感想をまとめたらいいのか〜。
正直、この小説を理解出来たか、と問われると自信ないです(^^;;。
この小説は、個人の人生を描くタイプのものではなく、ストーリーはあってないような、
主人公は“言語”という変わった作品。
印象としては「アングラ演劇みたいだな〜。」と思いました。
謎の言語=幻の蝶を追いながら、次々に交代し、なおかつ変化していく私という語り手・・・、
読みながら、迷路に迷い込んだしまった気分を味わいました。
作者は何を言いたかったのか、
言語というものは不確かで曖昧で、変化していくものだと言いたかったのか。
よく分からなかったです。
でも、作品に漂う、ちょっと幻想的な雰囲気はけっこう好み。
美しい作品という印象が残りました。
時間を置いて読み返してみたら、また印象が変わる気もしますね。
文藝春秋には、選考委員の選評も載っているのですが、
この作品の評価はホントにバラバラ、賛否真っ二つで興味深いです。
石原慎太郎が
「言葉の綾とりみたいな、できの悪いゲームに付き合わされる読者は気の毒」
とバッサリ切っていたのが、印象的(^^;;でした。
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少し前になりますが、文藝春秋を買いました。
今年の芥川賞を受賞した、「共喰い」が目当てです
今まで、芥川賞受賞作を読む為に文藝誌を買う、という発想が無かったのですが、
知り合いのブロガーさんに教えてもらいました。
確かに、受賞作二作が読めるし、著者へのインタビューも載っていて
ちょっとお得な気分になりますね
まずは田中さんの「共喰い」から。
血と性に彩られた、生臭いお話で、気持ちよく読める作品ではありませんが
でも、古典的でオーソドックスな純文学という印象を受けました。
クライマックスは、ギリシャ悲劇みたい。
短いし、読みやすいのであっという間に読めてしまいました。
暴力をふるう父親を嫌悪しながらも、自分も父親に似ているのではないかと
不安を抱える少年の物語。
自分は暴力の副産物として、この世に誕生した、と思い込んでいた少年が、
実はそうではなかったのだ、と気が付くラストが、良いなと思いました。
田中さんを読んだのは、初めて。
あの記者会見を見て、いったいどんな作品を書く人なんだろう、と思ったのですが、
そんなに変な人ではないんじゃないですかね〜。
今、もうひとつの受賞作の「道化師の蝶」を読んでいるのですが、
こちらの方が問題作という感じが〜(^^;;。
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