天井まで届く本棚

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歴史、時代小説

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現在図書館で予約中の、葉室さんの直木賞受賞作「蜩ノ記」。
でも、順番はまだまだ先。
そこで代わりに?書架にあったこの作品を読んでみる事にしました。
初葉室作品です。
 
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九州の小藩、秋月藩でおこった藩内抗争を題材にした、時代小説。
硬質で淡々とした、静謐な文章。藤沢周平に雰囲気が似ていますね。
読み始めてすぐに「蝉しぐれ」を思い出しました。
(でも、藤沢周平より読みやすいかな。)
 
主人公小四郎が、藩内抗争に巻き込まれながらも、
自分の信念を貫こうとする姿に心打たれました。
最後の締めくくりがちょっと弱いような。
でもしみじみとした感動を呼ぶ作品でした。
 
気になる作家が1人増えました。
葉室さんの作品、他にも色々読んでみたいです。

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昨年の本屋大賞を受賞した「天地明察」を読みました。


江戸、徳川綱吉の時代。
「日本独自の暦」を作ることに一生をかけた、囲碁棋士にして天文暦学者・渋川春海の
生涯を描いた時代小説です。



日本独自の暦、太陰暦を完成させるまでに、こんなドラマがあったとは。
知らなかったなあ、たいへん興味深かったです。
時代小説というよりも、エンターテイメント青春小説、といった趣があり、
かなりの長編ですが、ダレることなく読み切る事が出来ました。
太陰暦完成の為、時代を駆け抜けた、主人公、渋川春海。
読み終えたあと、春海と共に走り抜いたかのような、爽快感がありました。
面白かったです。


ちょっと残念に思ったのは、全体の構成がやや荒削りだったこと。
終盤はかなり駆け足になってしまって、肝心の改暦の場面が
今ひとつ盛り上がらなかったような気がします〜。


でも冲方さん、初めて読みましたが
将来が楽しみな作家だと思いました。
次回作も読んでみたいです。

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2009年本屋大賞2位、直木賞にもノミネートされた『のぼうの城』。
周りの評判も良くて、ずっと気になっていました。
やっと読むことが出来ました。


石田三成率いる、豊臣軍2万の軍勢を、
農民を含めた2千の兵で迎え撃った、忍城の戦い。
世に言う“忍城の水攻め”を描いた、歴史小説。



重厚な歴史小説を想像していたのですが、あっさり軽い口当たりに少々びっくり。
こんな歴史小説、初めてかも。
ライトノベル風というか、マンガみたい。
サクサク、あっと言う間に読めてしまいました。


テンポよく読めて、登場人物もある意味いいヤツばかり。
読後、爽快な気分になれたけれど、
反面、情景や登場人物の描写は浅く、物足りなさも感じました。
司馬遼太郎だったら、多分忍城の描写と説明だけで
20ページくらい軽く使いそう〜。
でも、そんな小説じゃ読み難くて、今の時代売れないでしょうね〜(^^;。


でも、忍城の戦いを、私は恥ずかしながら知らなかったので
「へ〜、こういう戦いがあったんだ。」
と、興味深く読むことが出来ました。
今年の秋、野村蔓斎主演で映画になりますよね。
水攻めをどんな風に映像化するのか、気になります。

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この秋公開された、大沢たかお主演、同名映画の原作です。
残念ながら映画は見逃してしまったのですが、
主人の薦めで読んでみることに。
初、吉村作品です。


安政の大獄を断行した、大老井伊直弼が暗殺された“桜田門外ノ変”。
この事件を、襲撃した水戸浪士の側から描いた歴史小説です。
主人公は、襲撃現場の指揮者、関鉄之助。



作者は本作を書く為に綿密な取材を慣行したそうです。
その為でしょうか、小説というよりも
ドキュメンタリーを読んでいるような、そんな錯覚を覚えてしまう作品でした。
特に井伊大老襲撃のシーンなんて、まるで作者が現場に立ち会ったんじゃないか?
というぐらいの臨場感。
(襲撃の結果は知っているのに、読みながら心臓バクバク。)
「開国」か「攘夷」か。揺れ動く激動の時代。
井伊大老を討つ事が、日本の未来の為だと信じた水戸浪士達。
しかし密約を交わした筈の薩摩藩は動かず、クーデターは失敗。
彼らの末路はあまりにも哀れです。
長い逃亡の末に待っていたものは・・・。



今まで幕末を舞台にした小説は何冊か読みましたが、
薩摩、土佐、長州の側から描いたものばかり。
水戸藩の視点の作品は初めてだったので、とても新鮮でした。
揺れ動く時代のうねりと、そして無情さを感じた作品でした。
骨太な傑作だと思います。
おすすめ。

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あの山本周五郎が、直木賞を辞退していたことを今更ながら知りました。
「小説 日本婦道記」
婦道って・・・何だか封建的なすごいタイトルですが、
この小説が直木賞辞退作なんだそうです。
好奇心から(^^ちょっと読んでみることにしました。


江戸中期、武家の社会に生きる女性を主人公にした、11編の短編が収められています。
封建的と言ってしまえば、それまでなんでしょうが
でも、自分の為でなく、人の為に自分の人生を捧げようと決意した
女性達の姿は切なくも美しいですね。。。。
好奇心から手に取った小説ですが、しみじみと良い作品集だなあ、と思いました。

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