天井まで届く本棚

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浅田次郎

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清の滅亡から中華民国の建国を描く、歴史大河小説、
蒼穹の昴シリーズ。
その最新作の「マンチュリアン・リポート」を読み終えました。
張作霖爆殺事件の真相に迫る、歴史ミステリーということですが・・・。



前作の 中原の虹がとても面白かったので、
続きが気になって、本作を手に取りました。
前作のラストで、占い婆さんのお告げを無視して、中原の虹を掴むべく長城を超えた張作霖。
張作霖を待ち受けていた運命とは、果たしてどんなものだったのか。



う〜ん。
でも本作は、期待していたよりも、かなり薄めの味付けでした。
(続編というよりも、第二部の珍妃の井戸と同じく、
外伝といった感じですかね。)


前作を読んでいたので、
馴染みのある人物も登場するし、
占い婆さんのお告げが現実になってしまうシーンや、
龍玉伝説も触れられていて、それなりに楽しめました。

でもねえ、物語の語り手のうち1人が、汽車というのはどうなんでしょう???
機関車トーマスみたいで、違和感を感じたのは私だけかなあ(^^;。



ずっと読んできた蒼穹の昴シリーズ、これで終わりなんでしょうか?
この作品で終わりだとしたら、すごい残念です・・・。

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蒼穹の昴シリーズの第三部、「中原の虹」
を読み終えました。
あぁ、読み終えてしまった、何だか寂しい、というのが、今の正直な気持ち(^^。
圧倒的なスケールに、浅田次郎らしい人情話を織り込んだ、
歴史エンターテイメント。
もう、単純に面白かったです。



中国最後の王朝、清が滅亡。
混乱の中、中華民国が建国されるが・・・。

西太后の亡き後、この壮大な物語を引っ張るのは、張作霖。
馬賊から成り上がり、満州の覇者になっていく、張作霖がとにかく魅力的に
描かれています。
ラスト、中原の虹を掴むべく、長城を超える、張作霖。
過去の英雄とシンクロするラストシーンは、読んでいてゾクゾクしました。
圧巻のフィナーレでした。


一応「珍妃の井戸」がシリーズ第二部となっていますが、この「中原の虹」が
事実上は「蒼穹の昴」の続編ですね。
(「珍妃の井戸」は外伝という感じ。)
「珍妃の井戸」を飛ばして(苦笑)、「蒼穹の昴」から「中原の虹」まで
一気に読むのが、個人的にはお薦めです(^^。
清朝末期から中華民国、建国の曙まで。
激動の中国近代史を、登場人物と共に一気に駆け抜けたかような、爽快感を覚えました。
ああ、面白かった。

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清朝末期の動乱を描いた 蒼穹の昴の第二部、
「珍妃の井戸」を読み終えました。



蒼穹の昴の世界から約4年。
光緒帝の側室珍妃が、何者かに紫禁城の井戸に突き落とされて
命を落とす、という事件が起きた。
事件の真相を探る、ミステリー仕立ての歴史小説です。



珍妃の井戸事件。
通説では、犯人は西太后という事になっていますよね。
しかし浅田次郎は「実は真犯人は別にいる。」という、
大胆な仮説をたて、物語を進めていきます。

日英独露の高官達が事件の調査に乗り出し、
事件の関係者に話を聞いていくのですが、皆、てんでばらばら言う事が違うんですよ〜。
真犯人は誰なのか?
読者は、煙に巻かれたような感覚を味合わされます(^^;。



浅田次郎の歴史小説は、娯楽性が高くて読み易いですね。
今回もあっという間に読んでしまいました。
第3部の中原の虹も、ぜひ読んでみたいです。

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昨年NHK-BSで放映されたドラマの原作です。
旦那の薦めで読んでみました。
ドラマでは田中裕子が西太后を演じて、話題になりましたよね。
ウチはBS入ってないので、残念ながら観れなかったのですが(T T。


中国最後の王朝「清」。
その末期、混乱の時代を描いた歴史小説です。
西太后を中心に様々な人々が入り乱れ、複雑怪奇な人間模様が展開されます。


・・・と書くと、何だかスゴイ硬い小説みたいですが、
そこはやっぱり浅田次郎。史実を踏まえながらも、けっこう大胆なアレンジを加えており、
かなり娯楽性の高い作品になっています。
メロドラマみたいなシーンもいっぱい。
面白くて、あっという間に読んでしまいました。


特に前半が面白かったですね。
「科挙」「宦官」制度のくだりは興味深かったです。
かなりショッキングでしたが、こんな世界があったんですね〜、勉強になりました。
それから意外だったのは、西太后が到来のイメージと違って、
慈悲深い人、として描かれている点。
でも私は読んでいて、ちょっと違和感を感じましたが。
西太后、本当はどんな人だったんでしょう??


日本の幕末も面白いですが、清朝末期もドラマチックで面白いなあ、
と思いました。
『蒼穹の昴 』は3部作らしいので、続編も読んでみたいですね。

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