天井まで届く本棚

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池井戸 潤

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「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」に続いて、池井戸さんの「鉄の骨」文庫版を買って読みました。
 
ゼネコンを舞台にした、経済エンターテイメント小説。
主人公の若手社員、平太の目を通して、談合の裏側が描かれます。
かなりのボリューム!640ページほどあります。
 
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タイトルのイメージから、硬い作品なのかな〜、と読み始めましたが、
とても読み易い作品でした。
テンポのよいストーリー展開、サラサラ読めてあっという間に読了。
 
 
「談合ってこういう仕組みになっているのか〜。」と、引き込まれました。
談合話の裏側で、「これでいいのか。」と葛藤し苦悩する主人公、平太。
同時進行で、恋人とだんだんにすれ違っていく様子も描かれるのですが、
これがなかなかにリアル。
仕事も恋も大ピンチの平太。おまけに田舎のお母さんが病気で倒れるし〜。
どうなっちゃうの〜、とハラハラ。
 
 
ハラハラしっぱなしで最後まで一気に読みました。
結末がちょっと意外でしたね。こうまとめるのか、という気がしました。
でも、面白い作品でした。
池井戸さんの作品は、 これからも読んでいきたいですね
 
 

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ずっと読みたかった、今年度の直木賞受賞作。
図書館で予約していたのですが、何故か随分早く順番が廻って来ました。
来年になるだろうと思っていたので、ラッキーでした。

そんなわけなんですが、池井戸さんの作品は先日読んだ
空飛ぶタイヤに続いて2作目。
大企業を相手に、町工場社長の夢とプライドを賭けた奮闘を描く、経済小説です。



シンプルで読み易く、爽快な作品でした。
しがないはずの町工場が実は、大企業よりも先に特許技術開発に成功していた、
という設定が面白い。
社長の「自分の作った部品でロケットを飛ばしたい。」という熱い思いに
引っ張られ、ぐいぐい読めました。


ただ、ちょっと気になったのは・・・。
「“空飛ぶタイヤ”にそっくりじゃない?」
ということ。
中小企業VS大企業、という話の構図はほぼ同じ。
兄弟みたいな作品ですね。

先に読んでインパクトが強かった、というのもあるのかもしれませんが
個人的には「空飛ぶタイヤ」の方が面白かったなあ。
「空飛ぶタイヤ」を先に読んだかどうかで、印象が変わってしまう作品かもしれません〜。


それと、何故「空飛ぶタイヤ」では直木賞取れなかったのか、不思議だ〜。

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直木賞受賞作の「下町ロケット」が読みたかったのですが、
予約数が物凄かったので、“代わりに”この作品を借りてきました。
池井戸さんの作品は、初めてになります。
 
 
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実際に起きた、某自動車会社のリコール隠し事件をモデルにした、経済小説。
死亡事故を起こしてしまった中小運送会社の社長を中心に、
渦巻く人間模様が描かれます。
 
 
経済小説って堅苦しい感じがして、今まで敬遠していました。
でも本作は、想像していたのとはだいぶ違って、
人間臭くて熱い、そしてとても読み易い作品でした。
 
 
隠蔽工作を図る大企業に立ち向かう、中小運送会社の社長赤松。
孤軍奮闘する、赤松社長に感情移入してしまって
ついつい時間が経つのも忘れて読みふけってしまいました。
次から次へと起きる問題に、ハラハラ。
かなりのボリュームでしかも2段組でしたが、読み始めたらあっと言う間でしたね。
人情ドラマにジンとさせられ、読後はスッキリ爽やか。
代わりに借りたきた作品だったけれど、面白かった。
 
これは、お薦めです。
 
 

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