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有栖川有栖の新境地と噂されている(?)、少女探偵ソラシリーズ。
『闇の喇叭』『真夜中の探偵』に続く、シリーズ3作目『論理爆弾』を読み終えました。
(でも、完全な続編なので3巻と言った方がいいのかな。)
全ての探偵行為が禁止されている、平世という架空の現代日本が舞台。
両親の意思を継ぎ探偵になる決意をした、少女・空閑純。
彼女の運命は・・・・。
(講談社) 3作目にして、序章が終わり本題に入ったというか、物語の骨格が見えてきた感じがします。
行方不明の母の手がかりを求め、九州の山奥の村を訪ねる純。
その村で、謎の事件が起き、初めて正式に探偵として仕事を依頼されます。
初の仕事、純は謎を解くことができるのか・・・。
純の探偵としての第1歩が描かれます。
以前も書きましたがこのシリーズ、有栖川有栖のコアのファンには受けがあまり良くないと聞きます。
1作だけ読んで止めてしまう人も多いみたい。
確かに、推理ものとしては今回も少々弱いな、と思います。
事件自体は、複雑なトリックは無く、犯人はだいたい見当がつきますし(笑)。
でも、純の成長物語だからこれで良いと思うし、成長物語としてはとても面白いです。
それと、この物語のもうひとつ魅力だと感じるのは舞台設定。
太平洋戦争後、日本が南北に分断され、北のスパイが暗躍している・・・
スケールが大きくて、惹かれるものがあります。
純のお母さんが行方不明になったのも、国家機密が絡んでいる様子。
果たして純のお母さんは、北に連れて行かれてしまったのか?!何故、何のために?!
純の成長と共に、行方不明のお母さんの謎も気になる、気になる(笑)。
早く続きが読みたい、そんなシリーズです。
最近読んだ中では、一番面白かったかな〜。お薦めです。
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有栖川有栖
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少女探偵ソラシリーズの第2弾、『真夜中の探偵』を読み終えました。 全ての探偵行為が禁止された、架空の現代日本が舞台。 両親の意思を継ぎ、探偵になる決意をした純は・・・。 この探偵ソラシリーズ、有栖川さんのコアのファンには受けがあまり良くないようで。。。(^^; 確かに、推理ものとしては少々地味な感じがあります。 でも、登場人物が魅力的だし、 そして何よりも、パラレルワールドミステリとしての、物語の壮大なスケールには 惹かれるものがあります。 今回はストーリーの谷といった感じで、あまり大きな山場はありませんでした。
幾つかの謎が投げかけられたまま、物語の全貌ははっきり見えてないし、 クライマックスは、まだまだ先という感じ。 でも、主人公純の成長と共に、この先の展開がすごい楽しみ。 次巻では、行方不明の母親と再会できるのか? 長〜いシリーズになりそうだけど、続けて読んでいきたいです(^^。 |
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三浦しをんが、書評エッセイで取り上げていた本。
図書館にあったので、借りてみました。
有栖川さんを読むのは「闇の喇叭」に続いて、2冊目になります。
この本は、“かつて子供だったあなたと少年少女のためのミステリーランド”という、
何だかすごい長い名前(^^;のシリーズの児童書なんです。
推理小説作家志望の少年が、夏休みに訪れた田舎で殺人事件に遭遇。
もちろん少年は友達と二人で、事件捜査に首を突っ込んで・・・というストーリー。
振り仮名ふりまくりで、ちょっと読みにくいんですが
でも、さわやかで大人が読んでも面白い推理小説でした。
この主人公達の活躍をまた読みたい、そんな気分になりました。
この本は、有栖川有栖の後書きも良かったです。
少年少女へ向けて、何故自分が推理小説家を志したのか、書いているんですが
ちょっと、ジンとしてしまいました(^^。
童心に返って、さわやかなお話を読みたい方に、お薦め(^^。
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以前から読んでみたいと思っていた、有栖川有栖。
でも、色々シリーズがあるので、どれから読んでいいものか〜と、二の足踏んでいました。
そこで、評判が良いらしい、この新シリーズから読んでみることに。
有栖川有栖と言えば、推理小説というイメージがありました。
でも、本作は確かに推理小説なのですが、
架空の現代日本を舞台にした、SFみたいな設定の物語。
推理小説+SF+主人公の高校生、純の成長物語、といった感じでしょうか。
読み始めは、ちょっとびっくりしました
正直、推理小説としての面白さよりも、
物語の設定の緻密さ、スケールの大きさに心惹かれました。
太平洋戦争後、日本は南北に分断され、
北海道は<日ノ本共和国>として独立しているという、すごい設定。
北のスパイが暗躍し、日本とはまさに一触即発といった状態。
不穏で、ビリビリとした閉塞感が作品を覆っています。
お隣りのあの国を連想させる、でも、あり得たかもしれない日本の姿に
読んでいて恐怖を覚えます。
しかし、こんな大風呂敷広げて、大丈夫なの?とちょっと心配に
でも、一体どんな物語が繰り広げられるのか?
主人公、純の行く末も気になるし、次巻も楽しみです。 物語は、まだまだ序章といった感じ。
長いシリーズになりそうな、予感
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