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遅まきながら、京極堂シリーズにはまりシリーズを読み進めています。
先日はシリーズ5作目の「絡新婦の理」を読み終えました。
(講談社文庫)
最初、タイトルの「絡新婦」って何と読むのかな?と思ったのですが「ジョロウグモ」と読むのだそうです。
本作はタイトル通り、女達の女性性をめぐる愛憎と確執がテーマ。
全く関係がないはずの数々の事件。
が、実は黒幕である「クモ」によって、知らず知らずのうちに操られていた・・・。
まるでクモの巣の様に、複雑に張りめぐられた数々の伏線。
こんなに複雑にしちゃって収集つくんだろうか、と思いきや終盤きれいに収まるところは、
やっぱりさすが‼であります。
本作をシリーズ最高傑作と言う人も多いのもうなずけるなあ、と思いました。
ただ、今回はあまりにもやりきれないような結末なので、読後は少々複雑な気分になりますね。
死ぬ人数も半端ないですし。
このシリーズ、巻を追うごとにどんどん厚くなっていき、本作は約1400ページ。
結末が気にり、ほぼ一気に読んでしましました。
すごい長編のはずなのに、毎度ながら読み終えた後はそんなに長い話を読んだという気がしない、
魅力的なシリーズだと思います。
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京極夏彦
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今更なんですが、京極夏彦の百鬼夜行シリーズにはまってしまい、シリーズを読み進めています。
先日は4作目の「鉄鼠の檻」を読み終えました。
箱根の山奥、雪深く下界から隔絶された禅寺で起こる、僧侶連続殺人事件。
古本屋にして拝み屋の京極堂は、僧侶達相手に果たして憑き物を落とせるのか?‼ (講談社文庫)
この作品は、書評サイトなどを見ると評価が分かれているので、
期待半分で読み始めたのですが、
私はとても面白く、完成度の高い作品だと思いました。
個人的には、「魍魎の凾」の次に好きかな。 約1300ページの大長編ながら、ほぼ一気に読んでしまいました。 今回の舞台となるのは、箱根の山奥にある禅寺。
全国の寺院が記されている台帳にも、何故か載っていない謎の寺なんですよね。
この寺の存在というのが本作の重要なポイントで、
「寺の正体は一体何なのか?!」
という謎が、一連の事件の核としてストーリーが進んでいきます。
といった京極堂の講釈が延々と続くので、
そこがネックになって、評価が分かれてしまうのかな、 という気がしました。
でも、この長い講釈が真相解明につながっていくので、必要かつ重要な部分だし、
京極堂は結構分かりやすく説明しているので、じっくり読んでいくと面白かったです。
ただ、今回ちょっと驚いたのが、
シリーズ1作目の「姑獲鳥の夏」の重要人物が登場して、
「姑獲鳥の夏」の事件の後始末?とも言えるシーンが出てくることです。
シリーズを読み続けて来たファンは嬉しいと思いますが、
「姑獲鳥の夏」のネタバレになってしまっているのは、どうなの?!
いいのかな〜⁉
このシリーズはそれぞれが独立した話だけど、順番に読まないとミステリーの意味がなくなってしまうかも?
これから読む予定の方は、どうそお気を付け下さいませ。
読書の醍醐味が味わえた作品でした。
シリーズ続けて読んでいきたいです。
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百鬼夜行シリーズ第3弾『狂骨の夢』を読了しました。
「百鬼夜行シリーズは面白いんだけど、辞書みたいに分厚くて、読むのが大変。」と思っていたのですが
分冊文庫版というのが出版されていたんですね。
(上、中、下と3冊に分かれています。)
こちらは持ち運びし易くて良いですね。電車の中でも読める。
ただ、表紙デザインは通常版の方が雰囲気はありますね。
「死んだ筈の夫が私の前に現われるのです・・・
殺して首を切り落としても、その度に生き返り何度も何度も訪ねてくるのです・・・」
謎の女、朱美の告白は妄想なのか、それとも現実なのか・・・。
本作はシリーズ前作の「魍魎の匣」と比べると、少々薄味ですかね〜。
ヒロインである謎の女、朱美は魅力的だし
前半の、悪夢と現実が交錯するような幻想的な雰囲気はけっこう好みで、
引き込まれたのですが。。。
後半の展開がかなり強引な気がしました。
いや、前作2作も強引な展開であることには、もう間違いないんですが(苦笑)
でも、その強引さが爽快で面白かったと思うんですよね。
今回はちょっとモヤモヤが残る強引さと言いますか・・・。
それに早い段階で、トリックが分かってしまったというのも、いまひとつに感じた原因かもしれません。 (分かってしまった人、多いと思うなあ
ストーりーはいまひとつな感がありましたが、主要登場人物のキャラクター達は
それぞれ良い味出していて面白かった。
釣堀屋の伊佐間さん、彼はシリーズレギェラーー入りかしら。
何だかんだ言っても総合的には面白かったです。シリーズ続けて読んで行きたいですね。
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(講談社文庫) 箱に詰め込まれたバラバラ連続殺人事件、箱を拝む奇妙な新興宗教、 そして瀕死の美少女が誘拐されて・・・。 同時進行で起こる謎の事件・・・それぞれの事件が行き着く先は、箱型の巨大な謎の施設?! 姑獲鳥の夏も長いと思ったけれど、それを超える1048ページの大長編です。 内容も濃い、濃い(笑)。 次々起こる猟奇的事件。 複雑に絡まった物語は二転、三転し、読み手は翻弄されつつも、引きずり込まれてしまいます。 私も読む前は勘違いしていたのですが、このシリーズは本物の妖怪が出てくる訳ではない。 本作のポイントは、犯罪を犯す人間の心の闇を“魍魎”に例えているところでしょうか。 そして、京極堂に魍魎についての講釈、魍魎退治=憑き物落としをさせてみせる。 事件の背景の設定はある意味強引というか、荒唐無稽ではあるんですが、 ちゃんと成立しているんですよね。伏線は綺麗に収まって、破綻がない。 一気に読ませてしまう京極夏彦の手腕は、やっぱり凄いなあ、と思いました。 面白かったです。 前作と比べると、主要登場人物達の個性が際立ってきたと思いました。
会話のやりとりなども絶妙で、 楽しめるポイントが増えました。 シリーズ、続けて読んで行きたいです。 |
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以前から一度読んでみたいと思いつつも、二の足を踏んでいた京極夏彦。
だって、どの本もまるで辞書みたいに分厚いんですもん
でも夏も終わりだし?思い切って、デビュー作のこの作品を読んでみることにしました。
(講談社)
戦後間もない東京を舞台に、
古本屋にして陰陽師でもある京極堂が、憑き物を落とし、怪事件を解決!
「百鬼夜行シリーズ」の1作目になるそうです。
タイトルや表紙絵から、てっきりオカルト、ホラー小説なんだと思って読んだら
実は少々違う趣旨の小説なので、びっくりしました。
妊娠20ヶ月の女性、その夫の謎の失踪・・・。
妖怪や霊仕業としか思えないような怪事件を、理論整然と論破していく京極堂。
オカルト仕立てのミステリーと言えばいいんでしょうか?
今まで読んだ事がないタイプの小説で、私にはとても新鮮でした。
600ページ以上ある長編。でも、読み始めたらあっという間でした。
正直、前半のうんちくというか講釈の場面は、理屈っぽくて少々うんざりしましたが
しかし、この前半の講釈が重要で、後半に生きてくる。構成もお見事。
推理ものとしては、かな〜り強引だけど
京極夏彦の世界に遅まきながら、はまってしまったみたいです。
シリーズも続けて読んでみたいです。
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