21世紀の邦画少年

邦画についての覚書ブログ。☆5つで評価します。

1991〜2000年公開

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梟の城

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☆☆
初公開年月 1999年10月30日
鑑賞メディア;CS

監督:篠田正浩2点
原作:司馬遼太郎
脚本:篠田正浩、成瀬活雄2点
撮影:鈴本達夫3点
美術:西岡善信3点
衣装:朝倉摂3点
編集:吉田博2点
音楽:湯浅譲二1点
SFXスーパーバイザー:川添和人2点
アクションアドバイザー:毛利元貞2点
散楽指導:茂山千之丞2点
時代考証:高津利治3点
照明:海野義雄3点
茶の湯指導:尾関南山
能指導:観世栄夫
美術アドバイザー:浅葉克己?
録音: 瀬川徹夫
助監督: 浜本正機
ナレーション:中村敦夫2点

出演:中井貴一(葛籠重蔵)3点、鶴田真由(小萩)2点、葉月里緒菜(木さる)1点、上川隆也(風間五平)3点、永澤俊矢(摩利支天洞玄)3点、根津甚八(服部半蔵)2点、山本學(下柘植次郎左衛門)2点、火野正平(黒阿弥)3点、マコ(豊臣秀吉)4点、筧利夫(雲兵衛)2点、馬渕晴子(老女楠)2点、小沢昭一(今井宗久)2点、中尾彬(徳川家康)3点、中村敦夫(葛籠太郎兵衛)1点、岩下志麻(北政所)1点

 松竹ヌーベルバーグという評価は遠い昔のこと。もうリタイアした監督などどうでもいいのだが、篠田正浩と言う監督は、岩下志麻の配偶者としてしか記憶にのこらないであろう。

 私は、以前から篠田監督は映画作りが下手だなぁと思っていて、それでもけなすと、映画ファンからお叱りを受けたり、映画を分かっていないド素人のようにいわれるので、今まで言わなかったが、この作品を見て改めて演出力の無い人なんだなぁと確信した。

 まず、話が面白くない。司馬遼太郎の原作がそうなのか、脚本が悪いのか知らないが、戦国末期の世情の不穏な感じを出そうとして、美術や史実が入り乱れて失敗している。話がややこしくなってしまってどの登場人物にも感情移入できない。

 そのくせハードボイルドタッチを出そうとして、余計なキャプションやナレーションが興を殺ぐ。

 役者への演出もいい加減なので、あの人は今状態の葉月里緒菜など目も当てられないひどさ。演技以前に台詞や動きをもう少し考えてあげて欲しい。山本學や小沢昭一はミスキャストとしか思えない。どうやったらうまい役者を下手に使えるのか役者に同情する。
 役者の無駄遣いは冒頭だけちょっと出てくる中村敦夫にはじまってほとんど台詞の無い根津甚八や全く意味無く座っている岩下志麻で頂点に達する。

 唯一、豊臣秀吉役のマコだけが、存在感があった。秀吉という存在の空虚さが外人を使うことによって際立っていた。

 また、バックに流れる音楽になっていない叫びのようなものは何だ?何故そこだけアバンギャルドなんだ?

 ことほど左様に中途半端な娯楽作品でトンデモ映画やB級の面白さも見出せなかった。

岸和田少年愚連隊

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初公開年月 1996年3月16日
鑑賞メディア;TV(?)

監督:井筒和幸 3点
撮影:浜田毅 2点
美術:細石照美 2点
編集:冨田功 2点

出演:矢部浩之 3点、岡村隆史 4点、大河内奈々子 3点、宮迫博之 3点、山本太郎 4点、秋野暢子 4点、石倉三郎 3点

 私は基本的に井筒和幸の映画は観ない。それは、監督のスタンスが常にダブルスタンダードで見苦しいからである。政治的にも映画的にもである。

 彼は、かつてポルノ映画を自主映画的に低予算で作っていたとき、黒澤明監督をぼろくそに揶揄していたことがある。大作主義で教条主義で独裁的で鼻持ちならないようにコラムなどで書いていた。しかし、現在はどうだろう?

 まぁいい。若手が売れる一つの手段に有名人攻撃がある。ある程度誰でも年寄りを乗り越えようとして反抗しながら学ぶものだ。しかし、今の彼はどうだろう。若手を見る目をもっているだろうか。「パッチギ」で認められた沢尻エリカについてはどのようなスタンスをとっているのだろうか。若手から攻撃を受けているだろうか?受けるほどの作品も無いのかもしれない。

 そんな彼が、まだ体制に反抗的で、反抗表明のために撮った映画がこれだ。汚れた暗い画面。照明を余り考えず、録音も今ひとつ下手で素人っぽさが抜け切れていない。にもかかわらず、岸和田という特異なローカル中学生高校生を活写している。

 昭和40年代までは、ここに出てくる話はほとんど事実だ。私の家内も岸和田出身だ。けんかに明け暮れているような大馬鹿たちは確かにいた。そんなヤンキーが好きな少し勉強の出来る少女もいた。「野生の王国」が大好きな働かない馬鹿親父もいた。

 それらを水を得た魚のようにナイナイの二人が器用に演じている。少し疲れたおかん役の秋野暢子も得意の関西弁全開でうまい。

 この映画は、テクニック的に観るものは何も無いが、役者を体当たりで動かしているので、映画として成立しているし青春映画にもなっている。また図らずも、吉本興業の当時の若手のドキュメントにもなっている。それが微笑ましい。

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