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入学式には、必ず青ヘルメットの「解放派」の方々が本館前に陣取って示威行動を展開していました。
学内にはそれ以外の学生運動グループもいましたが、ここまで堂々と、新入生の前に登場するのは彼らだけです。
たしか、竹ざおを持っていたと思います。
それ以外のグループもいました、ということについてですが、たぶん、解放派の皆さんを刺激しないように配慮していたか、逆に解放派の皆さんに「入学式では情宣(この場合、新入生の勧誘活動)をするな」と言われていたか、その辺は分かりません。ただ、大学そのものの運営とはあまり関係ないところで、学生相互の独自の政治状況があったことは確かです。
つまり竹ざおと青いヘルメットは、当然のことながら対当局・対権力という意味と、そしてもう1つ対学生(他のグループ)という、両方の意味を持っていたのでしょう。
この頃、まさにバブル一直線。自分も含め、信じられないようなバカ学生がわんさかと生まれていく中で、一方の象徴とも言える、汚いジャンパー、時代遅れのパターンのジーンズ、タオル覆面でいる彼ら。全共闘の生き残り、というイメージでしょうか。
時代が沸く中で、時代遅れは禁物。売れない商品を延々と作り続けているようなもので、これは許されないことです。
しかし、彼らにシンパシーを抱く新入生も中にはいたと思います。
まじめな学生、社会問題を真剣に考える学生、というわけではなく、時代が沸いていく雰囲気に気色悪さを感じていた普通の学生です。
私もこの時代が気持ち悪いと思っていました。あみん、とか、DCブランド、とか、キンツマ、とか全然だめでした。
また、「なんでもはなし」という気風の日本にあって、「なんでもあり」を喜ぶ特殊な人達も、竹ざおを持つ彼らを、なんとも思っていなかったか、もしくは面白がっていたはずです。
とにかく、入学式のこの示威行動については、「危ない人達なので関わらないようにしよう」と思う学生が99%だったと思います。とは言うものの、残りの1%に賭ける彼らの姿勢は立派でもあります。迎合しない態度や意思ですね。
学生相互の政治状況は、おいおい記録していきますが、入学式に登場する解放派の皆さんは、さらに細分化すると「狭間派」と自称し、また「革労協(革命的労働者協会)」等と名乗っていたと記憶します。
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