神社めぐりを楽しむ

古い神社は古代日本史のタイムカプセルを持っているようです

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今回の岩手旅行の最大の動機は以前に墓参りのときに聞いた親戚の小父さんの一言でした。
「一関に舞草神社という古い神社がある。そこは刀鍛冶がいたらしく、鍛冶場の遺跡があるよ」
とても謎めいたお話です。
話しぶりから奥行きの深い歴史をを感じました。
それが私の中で膨らんでいました。
舞草の小学校の教師をしていた叔父に神社の場所を教えてもらおうと電話しましら、案内してあげようと即決、途中で待ち合わせて、参拝することが出来ました。
私だけでは探すことは難しい、草深い神社でした。
舞草神社は古代に刀鍛冶の集団が住んでおり、ここで作られた刀が日本刀の源流ではないかと考えられています。舞草で作られた刀は蕨手刀といわれ、京の都の貴族たちも、俘囚の刀として珍重していたそうです。日本刀の特徴である刀のそりは、馬に乗って戦う蝦夷たちの戦法が、敵を振り払って切り伏せるように使ったための改良から始まったという説があります。大和朝廷側は直刀で、突きの戦法だったために苦戦し、大和から見れば桁違いに少数の馬に乗って責めてくる蝦夷に苦しめられました。
奥州藤原氏の時代にも舞草刀鍛冶は良質の武器をつくり、平泉の武力を支えました。
鎌倉時代に源頼朝に征服されて以降は、全国に散って、各地の刀鍛冶の元になったと考えられています。

舞草神社 延喜式内社 村社
鎮座地 岩手県一関市舞川字大平5番地
祭神  稲倉魂命(イナクラダマのミコト)
    伊弉册命(イザナミのミコト)
    白山姫神
    熊野大神

由緒
養老2年(718年)陸奥県守多治見直人、羽場白山岳に白山妙利社勧請 祭神菊理姫命
延歴18年(799年)坂上田村麻呂東夷征伐祈願のため、吉祥山東城寺を建立 馬頭観音勧請
嘉祥3年(850年)慈覚大師陸奥を巡行の際多羅葉の木聖観音像を彫刻安置する。
仁寿2年(852年)往時東山、舞草小字穴の倉に鎮座する稲倉明神社舞草神に従5位下を授かる。
延長5年(927年)延喜式神名帳に舞(儛;)草神社と記載
承平  (931年)白山神社跡近くに金鋳神社跡がある。舞草安房以来2神を深く信仰してその守護により無双の名剣を代々300年に亘りつくり続けたと伝えている。


イメージ 1
街道にある案内石碑
側を通っても見落としそうです。

イメージ 2
東参道の鳥居
すでに鳥居をくぐるようにはなっていません。

イメージ 3
鳥居をくぐってから、草深い路を車は登ってゆきます。

イメージ 4
正門の鳥居
雑草が参道を覆って、通った人がいるようには見えません。

イメージ 5
東参道を通って、車で来る人ばかりなのでしょうか?
ここから先はきれいに整備されています。
随神門があります。
かなり古びた隋神門です。

イメージ 6
随神門のサムライです。

イメージ 7
髄神門をくぐって、参道の階段を登ると途中左手に、神馬が祀ってあります。

イメージ 8
神馬舎です。
古代のことは忘れられて、馬の神社になっていました。
叔父が子供の舞草神社のお祭りには馬に乗った人が近郊から大勢集まってきたそうです。
広い境内に馬があふれるようにいて盛んだった祭りの様子を懐かしそうに話してくれました。

イメージ 9
拝殿です。

イメージ 10
本殿です。

イメージ 11
拝殿の前の狛犬です。

イメージ 12
叔父の子供のころ、西の参道を通ってお祭りに駆けつけたのだそうです。
その途中に巨石があるから行ってみようと誘われました。
古代に信仰を集めそうな大きな岩石でした。

イメージ 13
その上から北上川がながめられ、線路がこちらに向かっています。
新幹線です。この神社のある山を貫通して南の東京に向かっているのです。

古代から中世にかけて舞草刀鍛冶として、まつろわぬ蝦夷たちの武器製造所だったのではないかと考えられている舞草神社、祭神は天孫系と国津神が入り混じっています。
近くの配志和神社が天孫系の神社ですから、こちらの祭神がどのように決まって来たのか経緯をもっと知りたいものです。

閉じる コメント(21)

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ビナヤカさん ありがとうございます。
草深い舞草神社が古代日本史の中に輝いているように
感じられました。
一の関の博物館に展示されている蕨手刀(わらびてとう)の実物を見て父の故郷がとても誇らしく思えました。

2009/9/15(火) 午前 8:46 甲斐駒

巨石から神聖は雰囲気が漂ってますね〜。

2009/9/15(火) 午後 5:57 まんま

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陸奥の国からきたは、謎だらけですから、これからと

いっているうちに、朽ちてしまうかも知れませんね。

2009/9/16(水) 午後 7:03 [ 羽木 鉄蔵 ]

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ズット昔のことですが・・新幹線のないころ・・
上野発の夜行に乗ると・・夜が明けるのがこのあたりだった
・・・ように思います・・。
岩手平野の稲作・田んぼの広さに驚いた思い出があります。

2009/9/17(木) 午前 2:26 [ コトブキ ]

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まんまさん 巨石からすると、縄文につながる信仰の山かもしれませんね。

2009/9/17(木) 午後 4:14 甲斐駒

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蔵さん 参拝してまわっていると、栄えてゆく神社と、朽ちてゆく神社があります。由緒ある神社は守ってゆきたいですね!

2009/9/17(木) 午後 4:17 甲斐駒

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kotobukiさん 昔の旅はいまや懐かしいですね!
新幹線では旅の情緒も、急いで味わうようですね。
20日に今度は新幹線で一の関に行く予定です。

2009/9/17(木) 午後 4:21 甲斐駒

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三重県は、どうも 朽ちてゆくところが増えつつあ

ります。観光というおいしさが無いと、どうにもなら

んのでしょうか。

2009/9/17(木) 午後 4:32 [ 羽木 鉄蔵 ]

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元々は巨石(磐石)に天降る神を祀る場所だったんでしょうね
素晴らしいロケーションです

2009/9/18(金) 午後 7:36 a-sa-

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蔵さん 伊勢神宮のお膝元でもそうなんですか
神様も生きてゆくのが大変な時代を迎えていますね!

2009/9/19(土) 午前 9:35 甲斐駒

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アーサーさん 巨石(磐石)現代の私たちでも神聖な気持ちになります。その山をつらぬく新幹線、舞草刀の歴史、素朴な信仰 時代の変化を感じます。

2009/9/22(火) 午後 3:14 甲斐駒

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いにしえの雰囲気を今に伝える、いいお社ですね。磐座らしい巨石もなかなか立派で、行ってみたいと思いました。

2009/9/23(水) 午後 2:35 アリス

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アリスさん 神社と磐座は100mくらい離れています。
次の氷上神社の奥宮には磐座があるらしいのですが残念ながら登りませんでした。

2009/9/23(水) 午後 7:08 甲斐駒

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初めまして、お邪魔いたします。仕事で舞草神社に行く事になりました。初めて聞く名前、何処にあるかもわからず心細かったのですが・・すっごく参考になりました!こんなにたくさん、お写真ありがとうございました〜!早く行きたいです!

2009/9/25(金) 午後 4:44 [ mitti ]

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mittiさん 始めまして
神社関連のお仕事ですか?
人里はなれた山の神社ですからお出かけは大変ですね
お気をつけて!!

2009/9/25(金) 午後 10:09 甲斐駒

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行ってきました、参道入り口まで。お客様のご希望で向かったのですが、生憎の雨と諸々の事情があり、参拝には至りませんでした。持参した地図が古かったのか?なかなか辿りつけず、地元の方にに聞きながら・・珍道中でした。(ちなみに神社とは関連のない仕事です)でも、こちらにお邪魔させて頂いて俄然、興味が沸いてきました!!
ご報告まで!!

2009/10/5(月) 午後 4:55 [ mitti ]

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昔舞草に住んでいました。俺も刀鍛冶屋あるって聞いてました。舞草刀は博物館で見学出来ます。

2009/10/5(月) 午後 6:53 [ マコト ]

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mittiさん ありがとうございます。
この神社は探すのが大変ですね。
ご苦労様でした。

マコトさん一押しの一ノ関博物館に行かれると勉強になります。

2009/10/10(土) 午後 3:22 甲斐駒

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この記事を一部引用させていただきます。

2010/10/23(土) 午後 3:14 [ Kawakatu ]

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H.G.nicolさん お役に立てると光栄です!
今年は唐松神社など参拝して感動でした。
山形の大物忌神社や熊野大社などもすばらしい感動でした。
しばらく前にBBフォンをやめてしまったので、ブログがどうなることかと心配しているところです。

2010/11/5(金) 午後 11:39 甲斐駒

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