三菱商事など総合商社、文系男子に人気読売新聞 1月31日(火)20時55分配信 総合商社が上位を占め、
安定志向が強いという
確かにランキングに入った会社はどれもこれも有名な大企業ばかり
「そう簡単には潰れないだろう」
という見通しに立って選んだというのは当を得ている
理系男子は老舗大手メーカー系
文系女子は金融大手
理系女子は「不況に強いと言われる」食品大手
調査対象全体の分母が7000名程度なので、
本当の全体的な傾向を反映している統計とは言えないが
企業の採用人数が限られている以上、
これだけの人数が希望すればそこは既に狭き門、という見方もできる
ネット関連で急伸中の企業や
ベンチャーで急成長中の企業
あるいは世代交代を見据えている中堅〜中小企業などは人材が欲しくてたまらないはずだが
そういう「求められている」フィールドに積極的に出ようとする様子が見て取れないのは少し気がかりだ
人材市場のトレンドと合致した動きは、この統計からは見て取れない
また、学生が知っている「会社」などたかが知れている
理系女子が選んだ「食品」にしても、
それは消費者として会社名を知っているから、という側面も否定できないはず
食品が伸びるのであれば
食品加工機器や物流部門だって当然伸びるはず
しかしそういう企業は消費者を直接相手にすることはないので、
日常生活で身近に知ることもないし、一般消費者向けの広告も基本的にはない
実際社会に出てみれば、
知らない業界、知らない業種がいかにたくさんあるか知ることになる
その時々で表に立つ企業や業界がどう変わろうと、
安定した経営が続けられる企業だっていくらでもある
また、
成長著しい分野や今後成長が見込まれる分野に積極的に打って出て、
がっつり揉まれて自分を鍛え上げるとか
一定期間そういう業界で働いて、
知識・スキル・資金を得て次のステップを目指そうという意図も見えてこない
リストに上がった大企業とて、
今後終身雇用制度を見直す可能性は十分にある
この統計からは、そういう現実を見据えた上で、自分のキャリアを「構築していく」という意識はくみ取れない
あくまでも統計は統計で
そういう見た目の「数」には含まれない人材もたくさんいることを差し引いても
「群れ」としての新卒(予定者)から受ける印象は目先の安定を求めた短絡的な思考だ
採用する側にしてみたら、
このアンケートに答えた者、
そしてそれに代表される集団は避け、
マトモに先を見ることができ、
自分がモノを知らないことを自覚(無知の知)していて
能動的にキャリアを構築していこうとする人材を選ばなければ、となる
いわゆる第2新卒や既に社会人になっている者の方が
現実を見ることができている場合も少なくない
たかだか数年の違いであれば、
新卒にこだわらなくともそういう「マトモ」な人間を採用したい、という企業が増えてもおかしくない
採用する側にしても、される側にしても、
終身雇用を前提とせず、自立して生き抜くタイプのほうが「市場価値」があるわけで、
それに早く気付いて適応できた者が生き残る社会になっていくはず
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