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仕立て屋『薔薇色』のクリスのもとに
女優のドレスを作って欲しいと、ギルレイという男が尋ねてくる。
女優の裏には、闇のドレスに関わりのあるミセス・コルベールや
クリスの母・リンダの影がちらつくが、
クリスは闇のドレスを作ることになってしまうのか??
今回は、クリスとシャーロックが気持ちを通わせたあとなだけに、
甘め〜な内容でした。
一方では、クリスに闇のドレスを作らせようと画策する人たちも現れて
闇のドレスの核心に近づいていっているような感じです。
クリスとシャーロックの手紙やり取りの文面は、
読んでて恥ずかしくなるくらい初々しく、
新し物好きのシャーロックが、手紙をいそいそと
書き直している光景がなんとも笑いを誘いました。
しかも手紙が遅いとか、
クリスの手紙を深読みしたりして、いつにも増して
俺サマモノローグが多くて笑えます。
(いや、かっこいいですし、好きですけどね、シャーロック・・・)
1人でいると俺が好きになったんだから当然!!的な口ぶりなのに、
クリスといるとそんなこと思ってもいませ〜んってな反応で
そのギャップがたまりませんっ。
パメラとイアン先生とアントニーの間も、
一歩踏み込んだ感じになりましたが、
ラストの辺りで、クリスとパメラは、好きな男性がいようがいまいが、
お互いを必要としていることに、じ〜んときてしまいました。
2人の間は、きっと何があってもブレないだろうと。
アデイル嬢との婚約話も再浮上なの?って感じだし、
モアティエ公には「愛人のススメ」みたいなことまで進言されて、
いよいよシャーロックの正念場?ですね〜。
早くも続きが気になります。
『恋のドレスと約束の手紙 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』
コバルト文庫
青木祐子/著
出版社名 集英社
出版年月 2008年9月
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