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前作の「翼のない王」で力を貸してもらうことになった海賊が登場。

海賊の長・千人王の恋人でもある女海賊リレイが捕らわれてしまい、
その救出の依頼を受けてリレイが投獄されている要塞の島に近づいた
イリーシェを含む旅団の仲間たち。
堅固な要塞からリレイを救い出すことはできるのか?

今回もイリーシェ、囮の役を買って出たりと
結構危険な目になってます。
こんなに頑張った割には、「翼のない王」でエンゴアに入り込む時に
女奴隷の役回りで大変な目にあったりで
なかなか主人公とはいえ気の抜けないイリーシェさんでした。

実際には雑誌に掲載されたものをまとめたものなので、
お話としては前作の「翼のない王」の前日譚。
エイラーンやエリーの隠された能力とかはまだ明かされていないですし、
エイラーンとイリーシェの気持ちの度合いも微妙な距離感でした。
その他は、アナベラスとエイラーンで
イリーシェの護衛の座をめぐっての攻防は相変わらず。
(むしろエイラーンが奪おうとしてるのか?!)

千人王の敵となって要塞にいたガドフェルーという元海賊が
またちょっとワルイ奴で、この人ももしかしたら
今後再登場の可能性アリですかね?
帝国に雇われてるっぽいですし。
作者さんがご希望のリレイのイラストが、文庫にはなかったんですが、
雑誌掲載時にはあったんでしょうか??顔見たかった〜。

「翼のない王」の後日譚として書き下ろしの短編も載っていましたが、
これから察するに、イリーシェ、まだお兄様のこと忘れられなさそうですね。
時間的にはそんなに経ってないのでしょうし。
エイラーンの気持ちが報われる時がくるのかな〜、と
その辺、気になりつつ次巻に期待。。。

『今夜きみを奪いに参上! 千人王の恋人』
コバルト文庫 
響野夏菜/著
出版社名 集英社
出版年月 2008年10月

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富士見ミステリー文庫で発刊されていたシリーズが、
一迅社文庫アイリスで復活したものです。

富士見の方では読んだことなかったので、
改めて加筆され出版されるということで楽しみにしていました〜。
アイリスでは、新作もいろいろと扱っていますが、
こいうった形で、過去の名作なんかも
どんどん復刊していってくれると嬉しいな〜って思います。
イラストとか違うと、がらっと印象が変わりますからね。
(まあ、良くもアリ、悪くもアリな場合も出てきますが)

凄腕ハンター(面倒ごと引受屋みたいな感じ?)だったルーク・ジョイナスが
ハンターの仕事を辞め、妹と平穏な生活をしている所に
超絶美女で同じハンターのレイリアが訪ねてきて、
神殿の女神に施された宝石を盗らないかと持ちかけられる。
足を洗ったつもりのルークは、一度断るものの、
新法王の戴冠式に呼ばれた先で、
新法王の傷害事件の解決に関わることになり、
結局レイリアと行動を共にすることに。。。

一応ファンタジー的な架空の世界でのお話ですが、
ミステリ的にもちゃんと成立していますし、
ちょっと切ない部分も残しつつ、
最終的には死者も出ず解決していますから、
気持ちのよい読後感でした。

しかし、ルークもレイリアもかっこいいです!読んでて爽快!
ひだかなみさんのイラストも、「すこぶる」付きでいいですし!
ルークはホントに凄腕でかっこいいにもかかわらず、
レイリアに常に手玉に取られて遊ばれてる所がなんともおかしい♪
これから、レイリアに対してびしっと決められる日が来るのかどうか
先が楽しみ〜。

富士見で出ていた3冊までは、
刊行が決まっているようなのですが、
3冊と言わず、是非続けて欲しいシリーズです。

『金の瞳の女神ルーク&レイリア』
一迅社文庫アイリス 
葉山透/著
出版社名 一迅社
出版年月 2008年8月

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HJ文庫の新人さんの作品。
大英帝国・ヴィクトリア時代が舞台で、
さらに大英博物館絡みのおはなし!
大英博物館って、ヴィクトリア朝ものでも
あまり扱ったものを読んだことがなかったので
楽しみにしていた1冊です。

童顔で気弱な感じのロンドン大学の学生・ダドリーが
大英博物館で古代の火の女神・アルダと出会い、
アルダの依り代である女神像をめぐる事件を
博物館の館長らと共に解決していくという内容。

実際の所、この館長のパニッツィさんが魅力的で、
主役のダドリーの影が薄れてしまうくらいでした。
彼は実在の人物のようで、イタリアから亡命してきた方だそうですが、
イタリア人的な考え方と、博物館に対する思いが素晴らしく、
彼がいるから安心して読み進めていられたような感じでした。
とはいえ、主役のダドリーも終盤で優秀な?学生らしく、
機転を利かせて事件を解決に導いた場面もあったので
目立たなくはないのですけどね(笑)

ただ気弱な印象のダドリーが、
邪魔で胡散臭く思っているとはいえ、
女神相手に「お前」呼ばわりしているのは、合ってないような。。。
女神→ダドリーは「お前」でもいいんですけど、
呼称ってその人の性格とか印象付けちゃう所があると思うので、
ちょっと違和感ありました。

この当時の列強の博物館は、各地の遺跡から
掠奪同然で収蔵品を集めてきていたように言われています。
発掘された国の側からとはまた意見の食い違う所だと思いますが、
埋もれっぱなしで風化していく遺物を大切に収蔵・保管し、
学問として研究していく・・・その理念には感じ入るものがありました。
パニッツィが語ったこの言葉には、ちょっと感動。
「過去を知ることで人間は未来に進むことができるのだ」
お話自体はフィクションですが、
こういった人物の存在を知ることが出来たのは収穫ですね〜。

さて、一応この巻でお話は完結しているようですが、
ダドリーの親友・ラルフの妹シンシアとの関係や、
膨大な収蔵品がある大英博物館ですから
それらを生かしたミステリーなど、
まだまだネタはありそうです。
できれば続編読みたいですね。
とにかく、大英帝国の雰囲気が堪能できた1冊でした。満腹。

『ミスティック・ミュージアム』
HJ文庫 
藤春都/著
出版社名 ホビージャパン
出版年月 2008年7月

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『貴族探偵』8冊目〜。
あとがきにも作者さんが銘打ってましたが、
魔物・スカーレット・フレイムとの対決前夜編です。
来るべき対決に向けての準備やら登場人物それぞれの
心象をつづった内容。

今回は、以前登場したエドワードの強烈兄貴・ロジャーや、
前回ちょっとだけしか出なくて、もったいなかったウノスケが
同郷のネコハチと一緒に出演したり、
登場人物が大変多い巻となりました。満員御礼。。。

エドワード&ロジャー、アルヴィン&クレメンス、
ブライス&マイカ等々、それぞれの思いが結構細かく描かれてたんで
それなりに楽しめたんですが、
スカーレット・フレイムがロンドラにやってきた背景がわかった程度で、
若干盛り上がりに欠け、
盛り上がってきたな〜ってとこで、終了です。
上下巻組みでこれならよかったかな〜って思うんですけど
とりあえず独立はしてますが、以下「続く」です。

スカーレット・フレイムが、
実は日本と思しきウノスケの故郷・チーノで跳梁してた魔物だった、
って設定は意外というかなんと言うか。
当初、スカーレット・フレイムの話が
ここまで大きくなるとは思ってなかったんで。
ロジャーじゃなくても、探偵の仕事じゃないよね?もう既に、
と、ちょっと突っ込みたくなったりして。。。

次は短編のようなので、続きはもそっと待たされそう〜。

『貴族探偵エドワード 紅蓮の炎を狙うもの』
角川ビーンズ文庫 
椹野道流/〔著〕
出版社名 角川書店
出版年月 2008年8月

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『今夜きみを〜』の3巻目〜。

「空の旅団」の一員として、九つの秘法の一つ・黄玉を求めて
エンゴア王のもとに女奴隷としてイリーシャがもぐりこみます。
今回、イリーシャ体力的にも精神的にも
そうとうお疲れさまですね〜。

王宮にもぐりこむとこから、へろへろになってるし
入ったら入ったで毒殺犯扱いされて投獄されるし、
その後もエイラーンやエリーに翻弄?されるし。
全っ然ヒロインに甘々じゃない所が、
このお話のいさぎいい所でしょうか〜?
でも、王宮に入ったイリーシャを
エイラーンが心配してヤキモキしたりするとこなんかは
ツボにはまってにやりとさせられますね〜。

そんなこんなで、王宮が舞台なんで、
今回は当然というか、
最初っからムリっ!ってなわけで
アナベラスの登場はほとんどないです。
イリーシャと離れてる間、心配を押し隠した
アナベラスの無表情の動揺はおかしかったです。

前回、帝国軍人さんとして登場したカーゼイさんが
また出てましたが、この人また登場するんですかね?
なんだかそんな予感が。。。
今回登場のエンゴア王・アマダム、
強い王の苦悩というのがまた良かった〜。
タイトルの『翼のない王』、読後だと一層感慨深いです。

『今夜きみを奪いに参上! 翼のない王』
コバルト文庫 
響野夏菜/著
出版社名 集英社
出版年月 2008年7月

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