|
挙式からさかのぼること数時間前港町の酒場でちょっとした事件が起きていた。 海賊マッド・ドック船長。 彼はもともと酒癖が悪く、ちょっとした弾みから店の客と口論になりその客を殴り殺し、その場に駆けつけた海軍隊員2名も殺害。10名の隊員で押さえつけお縄となった。 しかし護送途中、丘の教会付近で持っていたナイフで縄をほどき海軍の隙をみて逃げだし、教会の中に逃げ込んできたのであった。 マッドドッグ:静かにしな。何もしねぇよ。幸せなときに悪いがかくまってくれ。 海軍たちは困った。万が一一般人を巻き込めば大変な事態になる。そのため手を出せずに式が終わることを待つほかはないのであった。そこへ・・・ シルバー・フォックス隊長。海軍の英雄であるが屈折した正義の持ち主であり、今回の護送の責任者であった。 フォックス:何をしている。 海軍隊員:申し訳ありません。中に一般人が居るため式後に教会内に踏み込もうと思います。 フォックス:馬鹿なことを言うな。すぐに踏み込め! もし中の者たちが奴の仲間だとしたらどうする。 マッド・ドッグを含め皆殺しだ。 海軍隊員:し、しかし バーンッ フォックス:そんな気持ちで悪の芽がつみ取れるのか!!!貴様も同じ悪人か!!! 隊員はすぐさま教会に踏み込み銃をマッド・ドッグに向けた。 マッド・ドッグ:いいのか?罪もない者に当たったらどうする? フォックス:撃てぇぇぇぇ! 皆殺しだ! そこからは地獄絵図であった。ヘンリーの目の前で皆の笑顔が奪われていく。そして、 パーン 乾いた銃声と共に目の前でベルの体が崩れ落ちていった・・・。 ヘンリー:ベル・・・死ぬな。 ベル:ヘンリー私は大丈夫・・・こんなの今まで読んだ物語の中での冒険に比べたら・・・ お願いヘンリー、笑って。ね、お願い。 ヘンリー:あぁ、そうだな。こんな傷・・・。 気づくと海軍たちは立ち去り当たり静かになっていた。 フォックス:あとは燃やしておけ。上への報告は私がする。マッド・ドッグ民間人を人質に取り教会に火 をつけた。わかったな。 その時のシルバー・フォックスの冷たい目に隊員たちは声を失い、うなずくことすらできずにその場に凍り付いた。 火のついた教会血にまみれたステンドグラスの十字架を見つめヘンリーは心に誓った。 ヘンリー:いつか、貴様を殺すぞ、フォックス。この血まみれの十字架にかけてな・・・。
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用


