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アメリカン・ニュー・シネマ「その1=俺達に明日はない」

1970年代半ば頃までは名画座という名の映画館が数多くあり、旧作映画をよく上映していた。
入場料は100円〜300円位。
2本〜3本上映する名画座もあった。

当時のほとんどの映画館は入れ替え制が無かったので、上映時間中でも入退場することが出来た。
(このような映画館を封切館、2番館、名画座と呼んでいたような記憶している)

入れ替え制のある映画館はロードショー館(1館が独占して上映)と呼んでいたと思う。

私はフランス映画「幸福」を観てから、映画の楽しみ方、つまり、映画鑑賞方法が少しずつ変わってきたが・・・(書庫「私と映画」参照)

1967年に観た「俺達に明日はない(原題:BONNIE and CLYDE」も映画鑑賞方法の楽しさを提供してくれた作品である。

監督:アーサー・ペン
出演:ウォーレン・ビーティ(クライド役)
   フェイ・ダナウェイ(ボニー役)
   マイケル・J・ポラード(C・W・モス役)
   ジーン・ハックマン(バック:クライドの兄役)
   エステル・パーソンズ(ブランシュ:バックの妻役)

物語は・・・

ひょんなことから出会った男女が車を盗む。その後、仲間も増え、銀行強盗・殺人まで発展し、最後は銃殺されるという1930年代に起きた事件の実話。

 俳優陣の演技力に魅せられると同時に「脇役の重要性」を感じた作品である。

●悪事を働くことによる「快感・せつなさ・後悔・死への恐怖」を演じた主人公の「クライド役:ウォー レン・ビーティ」と「ボニー役:フェイ・ダンウェイ」

●ボニーとクライドを「悪の英雄」と讃え、ちょっと間抜けな演技力が光る「C・W・モス役:マイケ  ル・J・ポラード」

●弟:クライドの犯罪に加担するようになり、妻(ブランシュ)の道徳観・正義感とクライドとボニーの 繰り返す犯罪の間で苦悩する演技を見せた「バック役:ジーン・ハックマン」

●夫(バック)の弟(クライド)には気遣いしながらも、弟の彼女(ボニー)とはソリが合わず、ヒステ リックな性格を演じた「バックの妻役:ブランシュ(エステル・パーソンズ)」

 一方・・・

撮影技術やフィルム編集などは迫力ある映像に仕上がっていたと思う。
各映像シーンには「動」と「静」に加え、「人間の本能、内面、葛藤」を表現していた。

ラストシーンでボニーとクライドが87発の銃弾を受けるシーンは話題になった。

●カットバックで描かれる「死の予告」と「緊張感」
●連続87発の銃弾の音と痕跡
●スローモーションで倒れるボニーとクライド(「死のバレエ」と呼ばれた)

この時代のアメリカ映画を「アメリカン・ニュー・シネマ」と呼ぶようになり「俺達に明日はない」は「アメリカン・ニュー・シネマ」第1号いう代名詞が付けられた。

アメリカン・ニュー・シネマとは1960年代後半から70年代にかけてアメリカで製作された、映画作品群の日本で名付けられた名称。

若者を中心とした反体制的な人物が体制に敢然と闘いを挑んだり、刹那的な出来事に情熱を傾ける。しかし権力体制に押し切られたり、また個人の無力さを思い知らされる作品が多い。

その後の「アメリカン・ニュー・シネマ」という作品はよく見た。

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私の映画デビューは「風と共に去りぬ」。原作を読んで心待ちにして見た映画。当時朝からおにぎり持参で出かけて、2回見て、夜に帰って来ましたよ
「卒業」の結婚式の最中に花嫁と逃げたのが今も新鮮に心に残ってます。映画っていいですね。そういえば最近行ってない・・(/_;)

2009/4/20(月) 午後 5:43 mariko

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marikoさん
私は「風と共に去りぬ」の原作は読んでいませんが、あの映画を見たときに「アメリカ女性はたくましい!!」という印象を持ちました。
それから・・
「卒業」も「アメリカン・ニュー・シネマ」というコンセプトで取り上げられる作品です。この映画についても、近いうちにブログに投稿しようと考えています。

2009/4/21(火) 午前 11:25 [ ケビン ]

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初めまして。履歴から訪問しました。とってもいい写真をupされていますね。
私にとっても、本作と「卒業」さらに「明日に向って撃て!」は、劇場で見た“青春(気恥ずかしくて余り使いたくないのですが)”映画best3です。
「卒業」について書かれたら、またお邪魔したいと思います。

時々TBの仕方が分からなくなるのですが、今回は成功しました。

2009/4/21(火) 午後 8:25 alf's mom

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alfmom

コメントありがとうございます。
ひょっとして同じ世代??(笑)

「卒業」「明日に向かって撃て!」も私のお気に入りの作品です。
時間がある限り、書庫「私と映画」でブログに掲載しようと思っています。

2009/4/21(火) 午後 10:49 [ ケビン ]

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