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私の出会った画家達NO6(ベラルーシの女性画家D)

私は芸術鑑賞に興味を持ち始めてから40年近くなる。

「創作する側(作家)」と「鑑賞する側」では芸術に対する見解の違いはあると思うが、あくまで「鑑賞する側」として芸術を楽しんでいる。

芸術分野の中では映画・絵画・音楽が私の日常生活の一部となっている。

私はキリスト教カトリックの信者。
絵画鑑賞の楽しさは旧約聖書・新約聖書の宗教画がスタート。

聖書の「創世記」「聖人記」「詩篇」「言葉」「書」「手紙」等が具象化されている画を見ることは楽しかった。

その後、鑑賞方法や嗜好性は年を重ねるごとに変化している。
具象・抽象にかかわらず「人物画」「風俗画」は比較的好きだ。

さて・・・

ベラルーシで出会った画家Dは女性だった。(画家A〜Cについては書庫「私と絵画」参照)

ミンスクのギャラリーで1枚の画が目に入った。(作品名「Blunch of plum(梅の枝)」)

イメージ 1
ギャラリーで買った画家Dの作品
作品名「Blunch of plum(梅の枝)」
背景図が日本の雰囲気(屏風)を感じさせる


「こんな作風ははじめて見る。この画家とすぐにでも会いたい」

私をエスコートしてくれる通訳YURAが連絡を取ったが「モスクワで展示会をしている・・」との事で会えなかった。

その画家Dとは半年後に会うことができた。
アトリエには8枚の画があった。

画家D「気に入った画はありますか??」

 私 「全作品、気に入りましたよ。何枚、売っていただけますか??」

画家D「6枚は予約が入っていますので、2枚だけですね」
 
 私 「どの作品ですか??」

画家D「これとこれです」

作品は「April(4月)」と「Spring(春)」の2枚だったが、私が気に入った作品だったので買うことにした。

イメージ 2

作品名「April(4月)」

イメージ 3

作品名「Spring(春)]



彼女の英語力は私と同等位だったが、通訳のYURAに私の依頼を通訳してもらった。
 

 私 「この2枚の作品をスペインの画家フランシスコ・ゴヤの作品『裸のマヤ』『着衣のマヤ』のように描いていただけませんか??」

画家D「ゴヤと比較していただいて光栄です。しかし、私は同じ図柄・構図で絵を描いたことはありません。少し、サイズを変えても良いのなら・・」
 
 私「サイズはあなたにお任せします」

画家D「あなたのオーダーを引き受けます。ただし、いつ完成するかはわかりませんよ。1年以内には描き終えると思いますが・・」
 
私「完成するのを楽しみに待っています」

そして半年後・・

私がオーダーした作品が送られてきた。
サイズはやや小さめだった。私の満足度は100%ではなかったが良い思い出になった。

イメージ 4

作品名「April With Race」

イメージ 5

作品名「Spring With Race]


彼女の作品は写実的であり、写実的でもない。彼女の全作品のテーマは「女性美」。
裸体の美しさは女性にしか描けないディティールを感じる。

画家Dは「私の作品は額装しないで欲しい」という。
作品に重量感を持たせたくないのだろう。事実、重量感はない。フレームにも色を施し、確かに額縁は不要でもある。キャンパスに描かれている人物と背景図が私の鑑賞度合いを満喫させてくれる。


イメージ 6

画家Dのアトリエにて

[画家Dの略歴]
1970年 ベラルーシ・ブレスト生まれ
1992年 Art Lyceum in Minsk卒業
1996年 Belarussian Academy of Art卒業
ベラリーシ・ロシア・トルコ・ドイツ・フランスにて個展開催
 彼女は結婚している。一人の男の子に恵まれている。
また、彼女のご主人も画家でベラルーシの画家団体の会長でもあった。

「私と絵画」書庫の記事一覧

閉じる コメント(6)

40年ですか〜〜!わたしはまだ3年ぐらいですが、レベルの違いを厭わずわたしのブログにコメントをお寄せいただいてありがとうございますm(__)m
この作家さんの気になるところは、やはり背景なんですが、どうして日本調なのですか?それともそう見えるだけなのかしら。
裸体像って画家の理想が描かれていることが多いのでしょうか。
どうもルーベンスやルノワールの太った女性像が気になります(笑)

2009/5/6(水) 午後 4:16 les fleurs

『素敵な女性』にあったのはこの作品だったのですね。
画家Dさんも絵の女性も『素敵な女性』なのですね。
私は一番上の「Blunch of plum」に『素敵な女性』感を感じました。

2009/5/7(木) 午前 11:31 MOM

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les-fleursさん

40年といっても映画・音楽が中心でした。
絵画に関しては約30年前にバチカン市国にあるバチカン美術館(サンピエトロ大聖堂、システィーナ礼拝堂、その他)を訪問してからですね。
システィーナ礼拝堂の天井・壁に描かれているミランジェロ、ラファエロ、ボッティチェリ等の天井と側壁を一体化させた作品構成には圧倒されました。(10年位前に行った時には修復されて、色が鮮明になっていましたが、個人的には修復前が好きです)

画家Dの作品は背景が屏風・襖を彷彿させているので「日本調」に感じます。私も第一印象が同じでした。また「梅の花」がそれを助長していますね。
ルーベンスやルノワールは「グラマーな女性」に魅力を感じていたのかもしれませんね。いや、当時の男性に共通していたのかも・(笑)

2009/5/7(木) 午後 1:45 [ ケビン ]

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MOMさん

ご指摘の通り、画家Dの作品は私のブログ書庫「素敵な女性」に添付している絵です。
「Blunch of plum」はシリーズ作品で同じ題名で構図や背景の違いの別作品があります。数点、買い求めました。

私は基本的に「裸体画」は好みではないのですが「Blunch of plumシリーズ」に出てくる裸体女性は私の描く「素敵な女性」(想像の世界)に感じられるんですよ・・。

2009/5/7(木) 午後 1:54 [ ケビン ]

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ホントに背景がとてもおもしろいですよね。
全てがマッチしていて違和感なく”女性美”が際だって見えますね。

2009/5/12(火) 午前 2:27 [ rirusha ]

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rirushaさん

私も”女性美”を素直に受け入れることの出来た作品でした。主役である裸体(着衣)女性から得られるやわらかい女性美とやわらかい線は私を癒してくれます。また、背景図柄がこの主役をいっそう引き立たせている作品だと思います。

絵画は額縁選びも重要なポイントになりますが、画家Dの作品は不要ですね。

2009/5/12(火) 午前 9:39 [ ケビン ]


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