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賛否両論

 先日、たまたま自動車レースのF1グランプリの中継放送を観る機会があったのですが、以前と比べてルールがいろいろと変更されていたり、新しい機能が加わったりしているらしく、解説者の話を聞いていても内容がいま一つ解らないという事がありました。

 出場している選手の名前も聞き覚えがないものばかりで、選手の性格や車の機能、細かいルールなど、継続して観ながら理解しておかないと楽しめない世界になってしまっている事を感じながら、それ以上に子供の頃に見掛けていたスポンサー名がほとんど無くなっている事に驚いてしまいました。

 今でも石油関連の会社のロゴは見られるようなのですが、レースを支える大手スポンサーとして大々的に掲げられていたタバコ関連のロゴは全く見られなくなり、代わりに栄養ドリンクや通信会社、コンピューター関連の会社名がほとんどとなっています。

 EU(ヨーロッパ連合)諸国から始まったタバコの広告規制の影響によって広告効果が低下した事が理由として思い浮かぶのですが、世界的に喫煙者の減少傾向が続いている事や禁煙や分煙といった意識の向上も関係していると思えます。

 タバコは定められた用法、用量を適切に守っても健康を害する唯一の商品といわれ、そうした警告が商品に添付されていても売れる稀な商品となっています。喫煙は「百害あって一利なし」の典型例とされたり、悪しき習慣として健康指導の際に禁煙を薦められる事も珍しくはないのですが、賛否両論が存在している事も事実で、未だ結論が出ていない議論となっています。

 タバコのルーツを探ると紀元前5000年から3000年頃のアンデス地方では既に栽培されていて、古くから喫煙が行われていた事を覗う事ができます。アメリカの先住民の間でも広く喫煙が行われていたのですが、薬用として扱われる事が多く、少なくとも古い時代は喫煙は健康を害するものとしては捉えられていなかった事が判ります。

 コロンブスの新大陸発見によってタバコは世界的な嗜好品となっていくのですが、喫煙が健康を害するといわれ始めるのは20世紀に入ってからの事で、その後、不健康な習慣という考え方が定着する事となっていきます。

 喫煙による最大の健康リスクとして肺ガンが上げられます。しかし、その関連性については喫煙の肯定派からは、喫煙人口は減少の一途を辿っているのに肺ガンの死亡率は低下していないとされ、否定派からは肺ガンの発症には時間が掛かる事から、かつての喫煙が今になって発症に繋がっていると反論されています。

 また、ニコチンの作用として認知症のリスクを軽減させる可能性があるとされますが、ニコチンには脳の血管を収縮させる働きがあり、それが認知症の発症に繋がるといった正反対の意見もある事から、賛否が分かれる事となっています。

 現在、判っている事としてはパーキンソン病に関しては、喫煙者は非喫煙者と比べて明らかに死亡例が少ないとされ、何らかの影響を及ぼしている可能性が示唆されています。

 メリット、デメリットの出し合いとなってしまう喫煙の賛否ですが、ヘビースモーカーだった父親の影響で小さい頃から受動喫煙者であった身としては、喫煙は健康に何ら影響を与えないという結論が欲しい反面、それによって喫煙者が増えてしまったり、分煙の風潮が逆行してしまう事には微妙なものを感じてしまいます。

閉じる コメント(1)

F1は昔は見てました。日本勢が出しゃばりすぎるのが嫌われたのかなんなのか、ルール変更ばかりが重なってドライバーやメーカーの技術そのものの争いという面の見所が無くなって来たかなぁ…とか思ってます。
ただ、かつてはタバコによる税収も少なくはなかったとして、今はその分が激減。そして消費税でその分が補われてるのかなぁとかも思うと、嫌煙過ぎな今の風潮も行き過ぎなのかなぁとかも思わなくもないようなf^_^;

2016/2/4(木) 午後 8:18 [ 3 9 ]


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