徒然ブログ

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http://blogs.yahoo.co.jp/beautyhappinesshide/58993656.html…からの続き

仏教の話になりますが、親鸞(1173〜1262)が開いた浄土真宗は、京都の西本願寺が総本山です。その宝物の中には、親鸞も読んで学んだという「世尊布施論」があります。

実は、これは仏教の経典ではありません。中国で7世紀に、景教徒によって漢語に訳された景教の経典なのです。それが日本に持ち込まれていました。

この「世尊」とはシャカではなくイエスのことを指しています。内容もイエスの「山上の垂訓」(マタイの福音書、第5章〜7章)から始まり、イエスの生涯、教え、キリスト教の救い…など、についても述べています。

例えば、「空の鳥を見よ。種まきもせず、刈り入れもしない。…あなたがたは食べ物や住まいのことで、心を煩わせ過ぎてはならない。…求めよ。そうすれば与えられる。たたけ。そうすれば開かれる。誰でも求める者は神は与え、誰でもたたく者に彼は開くのだ」など、良く知られたイエスの教えもそこに書かれているようです。

親鸞という人は「称名念仏」の信仰である「南無阿弥陀仏」の念仏を広めた人です。この「南無阿弥陀仏」とは、「私は阿弥陀仏に帰依します」或いは「阿弥陀仏を信じます」というような意味で、阿弥陀仏の名前を心に念じて唱えるならば救われるというものです。

こうした仏の名を呼んだら救われるという考えは、元々は仏教には無かったものです。実は、この「名を呼んだら救われる」という考えは、元々はキリスト教のものなのです。

聖書には「主の御名を呼び求める者は誰でも救われる」(使徒の働き2・21)と記されています。キリスト教では、基本的にイエスの救いを信じて、その御名を呼び求める者は誰でも救われる…と教えます。

また、阿弥陀信仰自体は元々の仏教には無かったものでした。仏教史学の権威であるアルティ博士は「阿弥陀仏の教義は…インドでつくられたものではない。

中国の仏教はカシミールやネパールから伝来したもので、阿弥陀仏は当時この地方に影響を与えたペルシャのゾロアスター教とキリスト教に起因する」と述べています。

アミダの名は「無量光、無量寿」を意味するサンスクリット語「アミターバー、アミターユース」からきたものだといわれています。

アミダは、「無量光、無量寿」即ち無限の光と永遠の命の仏、といわれているものですが、これは「ヨハネの福音書」1章4節の「この方(キリスト)にいのちがあった。このいのちは人の光であった」という聖書の言葉から取った思想であると指摘されています。

このように、親鸞の信じた「阿弥陀仏」はいわゆるキリスト教の思想を仏教に取り入れたものでした。

「行い(修行)による救い」ではなく「信仰(信心)による救い」を説いていた親鸞の教えは、実は東方キリスト教から来ているのです。そのための親鸞は、景教の経典「世尊布施論」を熱心に学んだのでしょう。

かつて16世紀のヨーロッパで、宗教改革者ルターは、聖書にある、人は信仰によって義と認められる、という「信仰義認」の心理を発見し、それを人々に説きました。

彼は「行いによる救い」ではなく「信仰による救い」を説いていましたので、宗教学者はドイツのルターと日本の親鸞を比較して語るようです。

しかし、この教えは当時に大モンゴル帝国の支配下にあった東欧にアジアから移住した景教徒の人々と、同じく大モンゴル帝国の支配下であった中央アジア周辺の景教徒からも伝播したと思われます。

こうして、景教徒を含む移住者と東欧に隣接する中央アジア諸国やコーカサスの景教徒から「景教」が伝わったことで、新教であるプロテスタントが「神聖ローマ帝国」領内に発生したのだと私は思っています。

実は、ルターが宗教改革の必要性を訴え「信仰による救い」を説いてから数十年後に、フランシスコ・ザビエルが日本にやってきました。ザビエルは日本で浄土真宗の人々を見て、彼は浄土真宗の教えがあまりにもルターの教えに似ているので驚いたと記録にあります。

実は、長安(現在の西安)にある「大秦景教流行中国碑」において、景教は「真宗」とも呼ばれています。これは親鸞の開いた浄土真宗と関連があるようです。

日本の仏教徒は、遣唐使の時代から景教の経典や景教の教えに親しんできました。そのために古来から日本の仏教の伝説や書物の中には、景教に由来すると思われるものが少なからず混ざっています。

冨山昌徳氏は、著書「日本史の中の仏教と景教」の中で、仏教僧の法然(1133〜1212)の伝記と、聖書との関係を指摘しており、法然伝の根本資料となっている古書「夢感聖相記」の中には、聖書の「山上の変貌」の記事である「マタイの福音書」17章の内容が、同じ順序でソックリ転用されているといいます。

そして詳しく解説までかいてあります。ちなみに法然の母は秦氏でした。そして親鸞の先生が法然です。法然は中国の僧であった善導(613〜681)の著作を熱心に学んでいました。

善導は唐の時代に浄土教を大成させた僧侶でした。善導は「行い(修行)による救い」ではなく「阿弥陀仏への信仰による救い」を説きましたが、ちょうどその頃、景教徒たちが中国に来て「行い(修行)による救い」ではなく「救世主イエスへの信仰による救い」を熱心に説き始めた時期でした。

よって、景教徒→善導→法然→親鸞という一連の景教の教えが伝わったのだということがわかります。浄土真宗が非常にキリスト教的だというのはここに関係しているのかもしれません。

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凄く勉強に成りました^^v

子供が小さい時に買った親鸞の絵本の中に聖徳太子が出て来てと言うのがあり、親鸞の中には聖徳太子の影響が大だと思っていました。

この月末にも大波乱が来そうですね???

それを日本人は上手く乗り越えれるでしょうか???

2009/10/16(金) 午後 5:41 [ ガッチャマン ]

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のこのこおじさんの楽しくわかる正信偈って本があるのですが・・・!

目から鱗凄く分かりやすく浄土真宗の教えを教えてくれます^^v

2009/10/16(金) 午後 6:16 [ ガッチャマン ]

こんにちは、ほねやすめ様。コメントいただき有難うございました。ご紹介いただいた「のこのこおじさんの楽しくわかる正信偈」という本、解り易いというのは大切なことだと思います。題名からして面白そうですね。それと、真言宗の空海も景教を学んでいたようです。

月末にも大波乱…世界的な広がりを見せる新型インフルエンザも猛威の片鱗を現してきています。その上、とうとう本格的にバクチ資本主義の総本山である米英の泡が弾ける音が今にも聞こえてきそうな気配です。どうやら日本にも飛び火してくることを覚悟しなくてはなりません。

2009/10/17(土) 午後 5:50 [ hideチーフ ]

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親鸞と景教の関連に関心があります。大変参考になりました。
もう少し法然と景教の関連について「世尊布施論」は何時頃どのルートで日本に入ったのか解りますか?

2010/4/29(木) 午後 5:59 [ カズ ]

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失礼、よく見ると書いてありますね。ありがとうございます。

2010/4/29(木) 午後 6:07 [ カズ ]

こんにちは、カズ様。コメントいただき有難うございました。
仏教の宗派によって異なりますが、僕は子供の頃から仏教寺院の形の中にキリスト教会的やイスラム教のモスク的な建物が現在も見かけることがあって、何故なんだろうと思っていましたが「騎馬民族征服説」や「文明800年周期説」を知ってからは、ヨーロッパに布教される以前に、中東や中央アジアに広がった原始キリスト教の流れを汲む景教が、日本に入って来ているということを知りたかったのです。その頃は、景教だけでなく大陸から大勢の人たちが迫害や新天地を求め最果ての日本へ移住してきたと思っています。

2010/4/30(金) 午後 4:46 [ hideチーフ ]

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返信ありがとうございます。僕の場合は若い頃、倉田百三の『出家とその弟子』や鈴木大拙の『真宗入門』柳宗悦の『南無阿弥陀仏』などに影響を受け、阿弥陀信仰がキリスト教のいう偶像崇拝とはどうしても考えられなった事がこの問題に関心を持つきっかけとなりました。現在はクリスチャンですがやはり阿弥陀信仰には真理が分有されていると思います。阿弥陀信仰とは救済への祈りでありキリストの誕生は創造主からの答えなのだと考えて来ましたが、このブログで謎が解けたように思います。ありがとうございました。
冨山昌徳氏の著書「日本史の中の仏教と景教」検索してみると中古本ででかなりの値段がついてますね、今は残念だけど手がでません。
再版されるといいのですが・・・こうした著作がもっと注目されないのは仏教学会の怠慢ではないかと思います。

2010/4/30(金) 午後 6:38 [ カズ ]

こんにちは、カズ様。コメントいただき有難うございました。
仰る通りです。こうした偉大な著作が注目されたり賞賛されない理由は、ひとえに学会の怠慢もありますが、僕の個人的な考えなでは、仏教が当方キリスト教を始め、景教やイスラム教・ラマ教・ゾロアスター教などの諸宗教の影響を多大に受けているいるということを暗に認めたくないのではないか?と思います。

2010/5/4(火) 午後 5:02 [ hideチーフ ]

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大乗仏教が景教、原始キリスト教との混交であるのは確実なようです。これらがまだ、社会通念として認められるに至らないのはこの国の宗教界が未だ鎖国状態にあるという事なのでしょう。hideチーフさんのブログはその状態を破る一助となりうるとおもいます。
hideチーフさんの知識量ならまとまった文章を世に出す事が出来るかも知れません。頑張って書き続けて下さい。

2010/5/4(火) 午後 9:54 [ カズ ]

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こんにちは、カズ様。コメントいただき有難うございました。
この度はお褒めと評価をいただき恐悦至極です。
そうですね、誠に仰る通りです。日本にある様々な分野の学界にも共通することなんですが、ある一定の支持を集めた説が多数決で、定説と判断されるという方式は時代遅れですね。今まで一種のタブーを書いてきましたので、今は削除しましたが様々な所からのコメントをいただきました。大乗仏教が原始キリスト教や景教の他、菩薩や如来などの信仰もローマカトリックの影響を多大に受けているように思います。日本の歴史は時の支配者の都合で多くが葬り去られています。ですから、キリスト教の伝来はザビエルなどの宣教師が来日してからということが定説になっているのです。原始キリスト教も遅くとも2〜3世紀には日本に入ってきており、5世紀頃には秦氏などの渡来系豪族によって次第に日本神道にも取り入れられたと思っています。これらのことは多くの日本人に知って欲しいと思います。スミマセン、僕は元来1つの分野を集中して勉強します。今は他の分野に関心がありますので、将来は戻るかもしれませんが、今は宗教問題は少し休んでいます。

2010/5/5(水) 午後 6:26 [ hideチーフ ]

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